三断橋から近い不老橋にも寄ってみました。
紀州藩10代藩主の
徳川治宝(はるとみ)の命により
架けられた橋です。
徳川家康を祀る東照宮の例祭
「和歌祭(わかまつり)」
の時に、徳川家や東照宮のに人々が通る
「御成道(おなりみち)」として
嘉永4年(1851)に
架けられた石橋です。
いまいちよく分からないのだけれど・・・
片男波松原(今の8の字公園付近?)にあった
東照宮御旅所が移築された。
片男波(不老橋近く?)に
御旅所を移築する・したから
御成道として不老橋を架けて整備した。
どうして移築されたのか、
移築した御旅所の場所って現在のどこで
どういうルートで歩いたのかが気になってます!
橋のアーチ部分は、
肥後熊本の石工が作り
雲の浮彫がある勾欄(こうらん:手すり)部分は、
紀州湯浅の石工・石屋忠兵衛が作ったそうです。
雲っていっても
筋斗雲(きんとうん)みたいな雲!
雲の文様って龍や神様の住処で神聖な意味があったり、
縁起が良い意味もあったので、
不老橋に装飾されたのかしら。
徳川も通る、川に架かる橋だし。
食いしん坊の私には
ラーメンのナルトにも見えます
不老橋の名前の由来は
「不老不死」からだそうですが、
170年以上も現存しているのは
凄いな!と思います。
『この橋を渡ると一生年をとらないのかな』
不老橋も裸の大将のロケ地にもなりました。
第60話 清の焼きおにぎりで
山下清(芦屋雁之助)のセリフです
P.S
紀州湯浅の石工・石屋忠兵衛といえば
湯浅町の深専寺(じんせんじ)門前の
「大津波心得之記碑」
も、刀刻されています。