田辺市の本宮町から日高郡印南町にやってきました。

 

SNSをされている方にお会いしたくて

切目神社(王子)を訪れました。

 

社務所が閉まっており

人のいる気配がしなかったので、

残念に思いながら本殿にお詣りしました。

 

 

正月三ヶ日が過ぎると人の賑わいも無く静かでした。

 

 

お参りをした後、本殿裏にあるパワースポットへ。

 

中を覗くと私には

 

壁板の顔が笑っているように見えましたニコニコ

みなさんにはどのように見えるのでしょうか?

 

拝殿に向かって左側に生育している巨木は

 

和歌山県指定天然記念物の

 

「ホルトノキ」

 

暖地に生える常緑樹で、

県内最大級の大きさです。

パワーを感じますねニコニコ

 

ナギの木

 

熊野詣は11世紀~13世紀の300年の間が

法皇、上皇による

熊野御幸(くまのごこう)が最も多く

 

特に後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)は、

在位24年間に28回もの熊野御幸おこなっています。

 

熊野御幸では王子社で神仏を楽しませる

舞や相撲、歌会などが行われ、

後鳥羽上皇は和歌に熱心だったようです。

 

正治2年(1200)12月3日

 

後鳥羽上皇が21歳の第三回目の熊野詣の時に

切目王子で歌会を開きました。

 

境内にはその時に詠まれた和歌の石碑があります。

 

歌会のお題は「遠山落葉・海辺晩望」

 

後鳥羽上皇を筆頭に

11人が和歌を詠んでしたためた懐紙

 

熊野懐紙は「切目懐紙」ともいわれ、

 

延宝6年(1678)

京都の西本願寺に奉納され、

現在は国宝として所蔵されています。

 

境内の奥の方から約20メートル

35段の階段がある高台に上ってみました。

 

上に到着すると平坦で開けた場所となっていて、

公園に整備されていました。

 

以前ニュースで知って訪れたいと思っていた

 

「切目懐紙なぎのさと公園」ですニコニコ

 

公園の名前の由来は「切目懐紙」から。

 

かつて神社の境内だった場所に

植物を植えて整備されています。

 

まだ整備されて間もないように見え、

植物がこれから成長するにつれ、

四季を楽しめそうでしたニコニコ

 

公園に設置されていた熊野懐紙の説明板

 

公園には切目懐紙の歌にある

モミジや松など含めて約30種類の

花木を育てているそうです。

 

クマノザクラもありました。

時期的なものもあり、花が咲いていなくて残念!

 

 

この公園はかつて社殿があった切目王子社の場所で、

今は旧社地となっています。

 

詳しいことは分からないけれど、

 

切目王子の東側に皇族の宿泊所の

「御所屋敷」があり

ここで、後鳥羽上皇が歌会をされたのだそう。

 

 

天正13年(1585)

豊臣秀吉南征時の兵火により、

王子社殿他は焼失してしまいました。

 

7年後に、現在地に切目王子社殿を再建され、

 

明治時代に切目神社となっています。

 

 

高さ約5メートルの石柱碑とは

これのことかしら?

 

説明板によると

大塔の宮の御泊地であり、

旧大塔宮御舊(旧)跡地

と書かれた石柱碑が建っているよう。

 

詳しいことが私にはよくわからない・・・。不安

 

遠くには海が見えましたニコニコ