つづきです。
川端通り沿いに設置されている「黒江の町並み散策ガイド」の案内板を見て、
まずは「のこぎりの歯状の町並み」を歩くことにしました。
川端通りからの曲がり角に案内板が設置されていました。
しばらく来ない間に整備されていてびっくり。
次の曲がり角で右へ曲がり、この路地を歩いて行きました。
一見、普通の路地です。
この道を奥へ歩いて行ってグルッと回ってきたのですが、
今どきの新しい家に建て替えになっているところもありました。
なので、全体が昔ながらの町並みという感じでは薄れてきているのだけれど、
特徴となる三角形の空き地が所々にあります。
左側の家にも。
右側の家にも。
昔はどの家の前にも三角形の空き地があるのが特徴でした。
これは江戸時代に黒江の入江を埋め立ててできた
平行四辺形の宅地に家を建てたためだと言われています。
その為に黒江の家並みは、のこぎりの歯のように並んでいるのです。
この三角形の空き地は、材料置き場や、手押し車の置き場などに使っていたらしいです。
ギザギザとのこぎりの歯のように並ぶ家並み。
だんだんと昔に比べてこのような家並みは少なくなってきているように思います。
時代と共にですが、こういった町並みが無くなっていくのは寂しく思います。
個人的には保存してほしいなと思いますが、
住む方にとったら不便もあるのでしょうね。
ひとつ気になったのだけれど、
以前見たレンガの建物
この建物が分からなかったのですよね。
漆の旧精製工場だったのですが、
画像を見たらこの道は通っているので、
取り壊しになったのでしょうか・・・?