有田川町の狸本舗さんから有田郡湯浅町へやってきました。
湯浅町は「醤油発祥の地」として知られています。
鎌倉時代に中国の宋で修行した高僧によって「金山寺味噌(きんざんじみそ)」が伝えられました。
金山寺味噌の醸造の過程で副産物として発見されたのがお醤油でした。
湯浅の「重要伝統的建造物群保存地区」には、醤油醸造の伝統を感じる家並みが残っています。
湯浅町の東西約400m、南北約280mの一帯が重要伝統的建造物群保存地区となっています。
私たちは地図の現在地のそばにある駐車場へ車を駐車して町歩きをしました。
こちらがその無料駐車場です。
そんなに台数は駐車できないので早い者勝ちです。
駐車場そばの「北の町 老人憩いの家」です。
湯浅を訪れる人たちのために湯浅の歴史が学べる年表や絵図・古写真が展示されているのですが、閉まっているようだったので再訪時もスルーしました。
メインになるのは北町通りだと思うので、今回はここが中心になりました。
久々の湯浅の町なのでわくわく
まずは鍛治町通りと北町通りの角に建つ岡正(おかしょう)さんから。
人が少ないうちに古い町並みを散策しようと8時15分ごろに到着したけれど、
実はどこもまだオープンしていない状態でした。
そこで帰り際に岡正さんを訪れました。
現在岡正さんは、無料休憩所となっています。
建物はもと「京喜屋(きょうきや)」の屋号をもつ呉服店の一部であり、
入居者が三代にわたり「岡正」と称する酒店を営んでいたそうです。
休憩所といってもテーブルとイスがあるだけで、あとはパネルや映像コーナーで町の紹介がされています。
有名なヤマサ醤油を創業したのは初代濱口儀兵衛さんです。
濱口儀兵衛さんは湯浅町のお隣、現在の広川町の出身で、濱口家の家長は代々、紀州広村の本家と銚子を行き来していました。
7代目は「稲村の火」で有名な濱口梧陵さんです。
北町通りで撮影されたJRのポスターがありました。
もうずいぶん前のポスターですが、町の方が昔の扮装をして撮影されたのだとか。
電柱とか消しているし、なかなかこんな風に撮影するのは難しいですね。