金剛峯寺には、主殿(本坊)の他に、
別殿・新別殿・奥殿・新書院・茶室・阿字観道場・経蔵、
後庭に伝燈国師廟・護摩堂などがあります。
主殿を見た後、
枯山水小庭を見ながら新別殿へ行きました。
金剛峯寺に設置されていた見取り図で紹介すると、
主殿の出入口から階段を上って受付で拝観料金を支払い、まず大広間や柳の間を見て現在地にいます。
(境内図は以前に撮影したものです。)
主殿から枯山水小庭を眺めながら渡り廊下を歩いて行き、別殿や新別殿の方へ行きます。
新別殿へは別殿の前の廊下を通って行きます。
別殿の裏側(西側)は戻りの時に見ることにしました。
主殿から別殿へと向かう廊下から見られる枯山水小庭です。
規模は小さいけれど白砂の砂紋が美しく素敵なお庭です。
こちらは以前撮影した画像だけれど、途中で廊下が坂になっているのですよね。
この突き当りが別殿で、その廊下を左へ歩いて行きました。
別殿の東西には各4つの部屋が並んでいます。
別殿の東側の廊下を歩きながら各部屋の襖絵を拝観しました。
襖絵は守屋多々志画伯の作だそうで、
この東側の部屋の襖絵には、弘法大師入唐から高野山創建の風景が描かれています。
個人的には弘法大師を高野山まで導いた、白黒の犬の絵が好きです。
新別殿にやってきました。
各建物は廊下で繋がっているので、別の建物に来たという感じでは無いのですよね。
新別殿の入口でスリッパを脱ぎ、右側の下駄箱へ入れて中へ入りました。
新別殿は昭和59年(1984)の弘法大師御入定1150年の御遠忌大法会執行に、
大勢の参拝者の接待のために、記念事業の一環として同年1月に新設された建物だそうで、
まだ新しい印象がします。
新別殿の入口付近に給茶機があります。
こちらで温かいお茶をセルフサービスでいただくことができました。
お茶請けのお菓子は接待されている方から受け取りました。
右の赤い毛氈が敷かれている広間が休憩所になっていて、そちらでお茶をいただきました。
いつ来ても広い部屋だな~!と思います。
畳敷きの広い休憩所にはストーブが置かれていました。
寒かったので有難かったです。
ストーブのそばで、温かい緑茶と金剛峯寺のお菓子をいただきました。
くぐってみたら、お菓子は高野山内にある松栄堂さんのものだとか。
松栄堂さんでは仏法僧として販売されているそうです。
麩煎餅で、和三盆の甘さのあるお煎餅で美味しいですよ。
お茶をいただいていると、お坊さんが来られ法話が始まりました。
こう言ってはなんですが、こちらでまともに法話を聞くのは初めてかも。
広間の後に安置されているこちらの像は、弘法大師のお師匠さまの「恵果和尚」です。
恵果和尚のこの手の組み方や
広間の中央正面に飾られている弘法大師の御影?肖像画では、
三鈷杵(さんこしょ)を持つ弘法大師の手がこちらを向いている理由など、
大変ためになるお話を聞かせていただきました。
10分ほどだったと思いますが、丁寧に分かりやすくお話してくださり聞いて良かったです。
廊下の奥にこうやくんの顔出しがありましたが、なぜこんな所に・・・。
つづきます。