前回のブログの続きです。
本当はこのブログも前回のブログに書きたかったのだけれど、
長くなってしまったので分けました。
そんなわけで、紀見峠のブログにもうしばらくお付き合いください。
岡潔博士はどのような方なのか、略歴でしたがわかりましたね?
ご存知無い方は、前回のブログをご覧くださいね。
次は岡潔博士の故郷である紀見峠を訪れました。
どこからが山の登口か分からなかったけれど、
民家があった場所から国道371旧道の坂道をドンドン上って行くと、
両側に木が茂る山の中を車が走るようになりました。
夫が途中で左側に標柱(ひょうちゅう)を発見!
私は気づかなかったので、夫が気づいてくれないと通り過ぎるところでした。
道の分岐点、標柱のそばには、紀見峠駅と紀伊見峠宿場町への道標も建立されていました。
ここから紀見峠駅は1.4㎞、紀伊見峠宿場跡へは0.3㎞とあります。
疑問なのが、「紀伊見峠」なのか、「紀見峠」なのか、どちらなのかと思います。
この木立の中へ入って行く道が紀見峠駅からの道です。
紀見峠まで駅から歩いて2㎞ぐらいの距離なのですね。
この標柱が見たかったのです。
標柱の表には「情緒の道 岡 潔(じょうちょのみち おか きよし)」と記されています。
「情緒の道」の文字は、岡潔博士の墨跡を集字(しゅうじ)して刻まれているそうで、
「人の中心は情緒である」
と岡潔博士が称賛した“日本人の情緒”にちなんだ標柱だそうです。
岡潔博士は数学者であるけれど、哲学者でもあるのですね。
横には祖父から受けた道徳教育のことば
「人を先にして 自分を後にせよ」 岡 潔
と刻まれていました。
ここからさらに300m先の紀見峠へと車は走りました。
途中でマネキンを発見!
東屋とあるけれど、一体ここは何屋さんなのでしょう・・・?
峠谷川に架かる柱本橋を渡りました。
渓谷の様子でも撮影しようと思ったけれど、
草木が生繁り、素晴らしい渓谷の風景では無かったので撮影はしなかったけれど、
眼下に長い竹の子が見えました。
でも・・・育ちすぎて美味しくなさそうでした。
橋を渡って少し行ったら、目的地の「紀見峠」の看板がある場所に到着しました。
紀見峠の看板です。
私にはロードバイクやクロスバイクなど違いが分からないので・・・
自転車に乗ってやってきた人たちは、この看板の前に自転車を置いて記念撮影していました。
サイクリングやトレッキングの方々も、ここが撮影ポイントになるのでしょうね。
金剛生駒紀泉国定公園 紀見峠 Kimitoge
金剛生駒紀泉国定公園(こんごういこまきせんこくていこうえん)は、
奈良県・大阪府の府県境の生駒山地・金剛山地一帯と、
大阪府・和歌山県の府県境の和泉山脈一帯からなる国定公園です。(ウィキさんより)
どうして生駒(奈良)と思ったけれど、地図を見て「あ~~~!」と思いました。
それとよく「和泉山脈」と言うけれど、どっからどこまでがそうなのか?と調べてみたら、
ざっとですが・・・西は和歌山市加太・大阪府の岬町多奈川付近から、
孝子峠(きょうしとうげ)、和泉葛城山、槇尾山、蔵王峠、岩湧山、紀見峠
に至る、おおむね南北10㎞余り、東西50㎞ほどの地域で、
標高400m~900m程度の山々が連なる山脈だということです。
金剛生駒国定公園 紀見峠 標高400m
紀伊見峠は、和歌山県橋本市と大阪府河内長野市の境にある400mの峠です。
紀伊国と河内国の境でもあり、高野街道の中継地でもあります。
紀見峠 H16.12.14 TWG5
とあるけれど。
これ、何かしら?
こちらは大阪方向から見た
和歌山県です。
橋本 9㎞ 桂本 2・・・読めない~~~!
国道 三七一号 橋本市柱本 延長三〇〇〇の文字が読めます。
府県境を越えた大阪側でハイカーさんの集団が見えたので、何があるのか行ってみると
「情緒の道 岡 潔」の碑を発見!
こんな所にもあったのね。
碑のそばには「ダイヤモンドトレール」の案内図がありました。
紀見峠を調べていると、けっこうダイヤモンドトレールのことがでてくるのよね。
略称ダイトレは、奈良県香芝市の屯鶴峯(どんづるぼう)から、
二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山を結ぶコースで、
全長約45㎞に及びます。(ウィキさんより)
ダイヤモンドトレールという名称は、金剛石(ダイヤモンド)にちなんで、
昭和47年(1972)に名付けられたそうです。
金剛山にちなみ、金剛石でダイヤモンドとはなるほど~!
この道が石湧山へ行くコースです。
どうりで、この周辺にハイカーさんがいると思った。
紀見峠からのこの道は、和歌山や奈良方面ではなくて、
岩湧山、滝畑、槙尾山と大阪を歩くコースです。
私も詳しくはないので、歩かれたみなさんの記事を参考にしてね。
歩かれた方の画像を見たのですが、素晴らしい景色で、
私には歩くのが無理だけれど、こんな風景を見られる方が羨ましいと思いました!
ちなみに和歌山県側にも「橋本歴史ハイキング」の案内板があります。
紀見峠駅から不動山の巨石を巡って紀見峠駅まで戻ってくるコースです。
再び「情緒の道」を引き返しました。
大阪側からだと、この辺りからが「情緒の道」なのですね。
紀見峠の看板がある場所に戻ってきました。
大阪方面から見た和歌山方面です。
右が国道371旧道です。
左の道は
国道371旧道からグルッと回り、上り坂になっています。
その上り坂が、昔の西高野街道だそうです。
案内板を見れば、ここから約200mのところに「腰痛の神様」がお祀りされているようです。
そして近くには「喫茶 丹波屋」さんもありますよ。
つづく