1月9日(成人の日)、興国寺(こうこくじ)の天狗まつりにダーリンと行ってきました。
和歌山県の中部、日高郡由良町に建つ興国寺。
由良町に来たら、ぜひ訪れてほしいおすすめのお寺です。
昔、火事で再建に困っていた興国寺の伽藍を、赤城山の天狗が一夜にして建立したという伝説が残っているお寺で、天狗の寺としても知られています。
そして、金山寺味噌や醤油、虚無僧も有名なお寺なのです。
中国の宋で修行し、禅を究めて帰国した法燈国師(ほっとうこくし)。
国師は、宋で習得した径山寺味噌(金山寺味噌)の醸造方法を持ち帰り、その製造過程から醤油を生み出したと言われています。
また、修行中の坐禅の呼吸法として尺八を学び、帰国の際には名手4人を伴い帰国しました。
これが禅と尺八の結びつきのはじまりで、興国寺は虚無僧の本山として知られるようになったそうです。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
9時過ぎ、和歌山インターから高速に乗り有田インターで下りました。
途中の海南で、事故があった模様。
発煙筒がもこもこ。
天狗まつりは1時半ごろから。
それまで時間があるので、由良の水仙を見たり周辺を訪れる予定でしたが、その前に祭の状況確認のために、
先に興国寺を訪れました。
道に案内スタッフがいるのかと思いきや、人がいる気配はありませんでした。
門前の道路の交通量は多くなく、祭りなのにひっそり。(国道が近いので車は通るけれどね!)
駐車場は山門手前左にあり、車が何台か駐車しています。
山門手前右に上の駐車場へ行く上りの坂道があるので、少しでも近くへ~ということでそちらへ行きました。
画像は後から撮影したものですが、上の駐車場の様子です。
もうすでに車が!!!
奥のこちらの駐車場に駐車したけれど、10時ごろ到着したのにあと数台が駐車できるほどでした。
こちらは手前側。
早くから観光客が見に来ているかと思いきや、後で知ったのですが、ほとんど関係者の車だったよう。
車を移動すると後で駐車場の確保が難しいかと思い、結局、ここにいることに。
上の駐車場のそばに祭の会場があります。
会場横の階段を上り、
正面の法堂(本堂)へ。
堂内には入れないので入口でお参りしました。
後から気づいたのですが、円山応挙の弟子、蘭坡の筆による鳴龍の天井だったとのこと。
御本尊は釈迦如来。
次に、本堂裏手左上にある
天狗堂へ行きました。
ここは絶対に見ておきたいところ。
堂内には、
巨大天狗の真っ赤なお面が祀られています。
大天狗で大変珍しく、いつもこのお顔の迫力に凄いな~!と思います。
長さ2.4メートル、幅2.7メートルですって。
あれ・・・?麻巳子の身長より大きいです!
実際にこんな大きな天狗が目の前に現れたらびっくり!ですね。
御祈祷が始まったので静かに静かに。
入口の念珠。これも大きい!
時間つぶしに境内を撮影していました。
ただ人がそれなりに多いので、撮影が難しかったです。
観光客よりカメラを持った方がほとんど!
今回祭りがメインなので、詳しいことはいずれまた。
禅寺なのでお手洗いは東司(とおす)と言います。
東司といえば、京都の東福寺のものが有名ですよね。
これ↑ 東福寺の東司。
興国寺のトイレは普通なので安心を。
つづきます。
しかし、どうやってここで時間を潰すか悩みました・・・。