みなさんは和歌山県の藤の花といえば、何の藤を思いだされますか
以前、某所のブログで親しくさせていただいている方が、
ご自身のブログに、和気町の藤公園へ藤の花を見に行かれたことを書かれていました。
そこは日本一の藤の種類の多さを誇り、北は函館から南は鹿児島までの藤の花があり、
ブログにはもちろん和歌山県の藤も紹介されていました。
その和歌山県の藤の花は、
なんと、
西牟婁郡上富田町(にしむろぐんかみとんだちょう)にある田中神社の藤でした。
「・・・・。」
麻巳子、知らん・・・。
そこの藤、有名なん?
というわけで、
田中神社の藤をダーリンと見にというか確認に行ってきました。
(画像などは以前訪れた時のものなので、現在の状況ではありません。☆)
ちゃんと「田中神社前」というバス停がありました。
自然の中にポツンとあるバス停のベンチが田舎の風景ですね。
バス停の向こう、こんもり木が茂ったところが
田中神社の社叢となっています。
約8アールほどの小さな森だそうです。
神社のそばにあった看板です。
上富田町は瓢箪が有名です。
これは瓢箪を吊るす棚でしょうか?
残念ながらこの時期、瓢箪は見れなかったです。
神社へ向う道。
神社の周辺は、田んぼが広がるのどかな光景です。
遠くに並んで見えるつつじもきれいでした。
ほんとに名前のように、田んぼの中の神社です。
神社の入口の鳥居です。
鳥居に絡まっている藤の蔦が凄い状態です。
ひっそりと、それほど広くない境内に祠がありました。
手前にある丸い石が気になった麻巳子。
力石のようです。
境内にそびえる大木は楠です。
御神木のようです。
説明板がありました。
田中神社の森(岡藤)は、和歌山県指定文化財 天然記念物とあります。
境内で見れた藤の幹。
太くて絡まる幹が凄いです。
画像では分かりにくいのですが、藤の花の房がいくつも垂れているのが分かりました。
藤棚にはなっていないのでどれが藤か分からないような状態ですが、藤が神社全体を覆っている感じです。
オカフジ
説明板には、この森の岡藤は、南方熊楠先生によって初めて認められ、変種として「オカフジ」と命名されたとあります。(学会にも報告されたそう。)
また1つの花についてみると、花弁がやや大きく、花は淡くて白色に近い。
翼弁はこれに反して色が濃い。
というのが特徴のようです。
時期的に訪れるのが遅かったかな?と思ったのですが、
初めて見る、上品な紫色のオカフジが見れて満足な麻巳子でした。
神社の裏には
大賀ハスがあり、夏はこちらも楽しめるようです。
み熊野ねっと