一昨日、退院して自宅に帰ってきました。
突発性難聴の治療は(私の入院先の場合)、基本的にパッケージになっていて9日間、毎日ステロイド剤、ビタミンB剤、血液循環剤の点滴を投与して一週間後に聴力を検査して終了。
経過が良くても悪くても、そこから先は服薬での投薬治療に切り替え、在宅療養に。
「無事に退院して良かったね!」と言われるけれど、ただパッケージ治療が終わっただけ。
幸い実感はないものの、聴力検査の数値は改善していて、治療に反応しない3分の1の症例ではなかったことに胸を撫で下ろしています。
発症10日が過ぎた今、昨日の夜からほんの少し、左耳が音を拾い始めているのも嬉しい。
突発性難聴って結構よく聞く病気で、職場にもたくさん罹患者がいる。
命に支障はないし、基本的に片耳しかかからないから(両耳発症した私はレアケース)、医者も治らなくても社会生活に支障はないと考えている、
ような気がしたならない😅
でも、今回レアな両耳発症例になって、聴こえないって本当に大変なことだと実感している。
人とのコミュニケーションに大きな支障が出るから仕事にも影響するし、生活で必要な音を拾えないということは危険も伴う。危険を察知しづらい。
何より生活の質が大きく下がるのだ。だってテレビは楽しめない(字幕機能で情報は得られるけど)、何気ないおしゃべりも難しい、映画も楽しめない(字幕はあっても音楽と一体感で盛り上がる感じは得られない)、音楽も楽しめない(高低によって聴力が違うのでもはやメロディが変わってしまう、壊れたテープの音みたい)…。
本来、片耳であっても真摯に療養して、最大限、聴力の回復に努めるべき病気だと思う。
今回、私は二回目でしかも右耳は既に難聴だから、医師もそこは理解して最大限の治療をしてくれたとは思う。
体調的にもめまいが酷くて、退院してすぐ動けない状態だったおかげで家でもほとんど眠っている。
おかげで聴力が戻りつつあるのは感じているけれど、まだまだ生活には支障のある状況で、この先どのくらい回復できるかは正直なところ未知数。
でもね、きっと罹患した人たちの多くは、退院してから無理しちゃうと思うんです。
だって入院しただけでも社会的にいろんな迷惑をかけたと本人は思いがち。だから取り戻さなきゃと、仕事をしたり、家事をしたり…。
けれど、突発性難聴って発症して最初の1か月ってめちゃくちゃ大事なんですよ。
ここでちゃんと身体と心を休ませることができるかどうかが回復には大きく関わる。
そもそも発症した時点で、あなたは身体と心の限界点まで負荷をかけ続けていたはず。
できれば退院しても最初の1か月は自宅療養にして、ゆっくり休んでほしい。
難聴を抱えて生活するのは、たとえ片耳であってもそれ自体が大きなストレスになります。
病気はきっと神様がくれた生き直しのチャンスと休息の時間。
皆さんの耳が、世界の音を取り戻すことを心から願っています。私も必ず治します!
