新年度、一週間目が終わりました。

新しい部署に異動して、最初の一週間はとにかく疲れます…。全くの新しい世界。

就職して30年目を迎えるけれど、こればかりは何度経験しても同じ。

ずっと同じ会社にいるのにね😅。


オフィスにいても、そこが自分の居場所とはまだ思えない。課長なのに、仕事も立ち回り方もまだわからず、部下に聞きながらなんとか過ごした5日間。緊張で毎日、背中がバッキバキ😭。


今度の仕事は、トップの秘書…。

社長室のすぐそばに机があるもんだから全く気が休まりません…。

正直、拷問か⁉︎という気分。


それでもね、たった5日でも少しずつ慣れていくのがわかる😅。

最初は心臓が飛び出しそうだったけど、社長室の扉をノックするのも少しずつ慣れてきました。

人間って慣れる生き物です。

だって慣れないと身がもたないものね。

きっと、この調子で三ヶ月もしたら、馴染むのではないか?と期待しています。

それに、慣れ親しんだ前の部署にはもう私の席はないのですよ!私の居場所はここしかない。


それにしても、人間って逃げたものから追いかけられるというか、どこかで必ず苦手なものと対時しなくてはならないのかもしれません。

宿題を提出せずに済むと思うなよ!ってこと😅。


大学を卒業してすぐに今の会社に入って、いろんな部署でいろんな仕事をしてきました。

どこの会社もそうかもしれないけれど、いわゆる出世ルートのようなものが現実にはあり、私は明らかに違う道を通ってきたので、何を思ってここに私を置こうと決めたのか全くわからない。

噂ではトップが決めるらしく、「ちょっと珍しい生き物を飼ってみたい」的なものなのか?


おそらくこれまでの秘書は経験してこなかったであろう、ニッチな仕事をかなりしてきました。

相談援助の仕事をしていた時などは、一般的な家庭で育った私には到底わからない苦労をしてきた方や、社会通念上アウトな道を歩いてきた方、背景に様々なバックグラウンドを持つ方々…etc、とたくさん出会いました。

仕事ではあったけれど、今でも忘れられない経験となって彼らを思い出すのは、何かしら気持ちの通じる瞬間があったからなのだと思います。


常に心がけてきたのは、「彼も人の子である」ということ。立場は違えど、人として対等な気持ちで対話すること。だって同じ人間なんだもの。


私、トップを含めてそれなりの地位がある人たちと接することにとても苦手意識がありました。

自分の能力に自信が持てなかったのが大きな理由ではありますが、もしかしたら彼らを「立場」でしか見てこなかったからなのかもしれません。

仕事として当然とはいえ、「人として向き合うこと」をしてこなかった…。

そこ、案外、大事だったのかも。

出来るかな?

いや、やってみよう、とりあえず。


今はまだ捕まえて連れてこられた野生動物のように怯える私ではありますが、なんとか新しい世界に順応しようと腹をくくった次第です。

初めてのことがわからないのは当たり前だし、前任者と同じになんて出来るわけはない。

そもそも人事異動とは、人を替えることで組織が変わることを期待するもの。ならば私らしく働けば良い。

焦るのはやめよう。そんなものはエネルギーの無駄使いでしかない。


今までなんとかしてきた人は

これからもなんとかなる!

(たぶんね…。)

朝夕に桜を見て通勤するのは、異動して良かったこと。

週末は疲労困憊の自分を労わるバタフライピーのお茶。抗酸化作用に期待です!