=第191回= 『ほしのこえ』 感想 | 3110 - 映画研究会

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会長の3110です。

気が付けば最後の更新から1ヶ月以上経っていました。

なんてこった。

 

     ―=ΞΣ((( / ・ω・)/

 

 

  『ほしのこえ』

  

  2002年 25分 監督:新海誠

 

3行でわかるあらすじ

 省

 略

 !

 

新海誠監督の短編アニメーションです。

簡単に言いますと、「舞台は2047年、地球はエイリアンと戦争していて、ヒロインが兵士として宇宙に行く」という話です。

それをあらすじに書けよってね。ごめんなさい。

 

20年近く前に作られた作品なので、携帯がバー型なんですよ。2047年の若者がバー型携帯使ってるアンバランスさがとても好きです。

あれですよ、『エイリアン』の宇宙船内のモニターがブラウン管なのと同じ感じ。

 

んで、アンバランスなのは携帯だけじゃなくて、ストーリーそのものも中々のアンバランスさ。

いかにも普通の青春ラブコメみたいな始まり方しておきながら、いきなり15歳の少女がロボットに乗って戦うんですよ。

  

ただ、題材が宇宙戦争なだけで、描かれているものは遠距離恋愛なんですよ。スケールはでかいけど。

 

宇宙にいるからメールが確実に届く保証はないし、届いたとしてもものすごく時間がかかる。最初は数か月、最終的には8年。

少女はメールが届きますようにと祈り、少年はメールが届くのをひたすら待つ。

なんか、徴兵された夫の帰りを待つ妻に通じるものがあるでしょ?

 

 

たぶんバッドエンドではないし、かと言ってハッピーエンドではないんですけど、なんとなくさっぱりできるラストだと思います。人によってはすっきりしないと思うけど。

 

 

25分しかないのに必要な情報は全部入っています。登場人物2人のお互いに関する感情や、地球が置かれた状況など。

宇宙規模のスケールの話を25分で話をまとめられるのはすごい。

でも宇宙での戦闘シーンは監督が描きたかっただけだと思う。

 

 

     ―=ΞΣ((( / ・ω・)/

 

短めでサクッと観られるので、ぜひ観てみてください。

 

 

続く……