会長の3110です。
とうとう劇本番まで2週間をきりました。
いよいよラストスパートです。
おそらく今月中にはもう更新できないと思います。
―=ΞΣ((( / ・ω・)/
さて、先月公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(第180回)、私は楽しめたのですが、世間では「人間ドラマがクソ」という感想が大半ですね。
まあ正直、私もなかなかひどかったと思いますよ。最初から人間ドラマに期待していなかったから気にならなかっただけで。
んで、そういった感想と一緒に「人間ドラマがクソなところも日本版オマージュ」みたいなことも結構書かれていてちょっとイラっときましてね、今回は人間ドラマが秀逸なゴジラ作品を紹介していきたいと思います。
第1作 『ゴジラ』
1954年 97分 監督:本多猪四郎
まあこれは外せませんね。
登場する怪獣はゴジラのみ。人間とゴジラの戦いはもちろん、人間と人間の戦いも濃厚に描かれています。
なんの補正もなしに、人間ドラマにおいて本作を越えるゴジラ作品は存在しないと断言できます。
古いから、白黒だからという理由でなんとなく避けている人にこそ観てほしい名作です。
もちろん人間ドラマ以外の部分も素晴らしいです。
第3作 『キングコング対ゴジラ』
1962年 97分 監督:本多猪四郎
シリーズ最多、1255万人の観客動員数を誇る作品。当時の人口を考えると、7~8人に一人が観たということになります。
物語はゴジラパート、コングパート、そして人間パートの3つに分かれて進行していきます。
視点転換も多いですが、とっ散らかることはなく、3つのパートがくっついたり離れたりしながら最終的にひとつになります。
コングもゴジラも暴れに暴れまくる作品ですが、人間たちもしっかり目立っているのが素晴らしい。
第4作 『モスラ対ゴジラ』
1964分 89分 監督:本多猪四郎
人間ドラマといえば本作も外せませんよね。人間ドラマに関しては初代と双璧をなす作品ではないかと思います。
上で紹介した2作は、「怪獣もメイン、人間もメイン」て感じの話ですが、本作ははっきり「人間がメイン」の話です。
はっきりした悪役がいると物語に厚みが生まれますね。
第29作 『シン・ゴジラ』(第95回)
2016年 119分 監督:庵野秀明
はい、一気にとんでしまいました。
正直、昭和初期意外の作品で人間ドラマが楽しめると自信を持っておすすめできる作品って、本作くらいしかないんですよね。
逆に、この記事では自信を持っておすすめできる作品のみを紹介しているとも言えます。
本作では久しぶりに怪獣がゴジラしか登場せず、人間たちの戦いが絶望感たっぷりに描かれています。
リアルさという点で本作の右に出る作品はないでしょう。
―=ΞΣ((( / ・ω・)/
と、思ったより少なかったですね。
ですが、どれも人間ドラマにおいては間違いなく素晴らしいと言える作品です。
「ゴジラ映画なんてどれもドラマパートは微妙なんでしょ?」とか思って
人はとりあえずこれらを観てください。
続く……