ー第81回ー 『シャイニング』 (感想) | 3110 - 映画研究会

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会長の3110です。

日曜日、『レディ・プレイヤー1』を観ることになりました。

最初は観る予定なかったんですが、皆さんのレビューを観ているうちに、観なきゃいけないような気がしてきたので。

それと、もう一つ理由がありまして、

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 

   『シャイニング』 

  

1980年 119分 監督:スタンリー・キューブリック

 

  ※画像をお借りしています。

 

  〔あらすじ〕

 小説家志望のジャック・トランスは、コロラド州の山奥にあるホテルに管理人として家族と訪れた。

 しかしそのホテルでは、過去に悲惨な事件が起こっていた。

 ジャックの息子、ダニーは、ホテルに潜む何かの存在に気付く。

 

     ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ コ コ マ デ!

 

 

そう、『レディ・プレイヤー1』を観る前に観た方がいいと言われている『シャイニング』を、最近観たんですよ。

本作はgonzalesさんからコメントをいただいて観ようと思いまして、『レディ・プレイヤー1』との関係については観た後に知りました。

 

 

感想なんですが、

 

……すげー面白かった。 

 
はい基本的にホラー(特に幽霊系)が苦手な私なんですが、ストライクでしたね。
もちろん怖かったです。今まで観たホラー映画で2番目くらいに怖かった(最恐は『仮面ライダーTHE NEXT』)んですけど、それ以上に面白かったです。
 
 
独特な演出がたくさんありましたね。
キューブリック監督は、どうしたら小説の描写を映像映えさせられるかをわかっていると思います。
 
 
演出面で個人的に印象に残ったのが、カメラと人物の距離感。
どアップや遠くからの構図は少なく、中途半端な距離が多いです。また、その距離が縮まったり離れたりすることもあまりないです。
逆に、その距離感が崩れた瞬間、「何かが起こる!」という期待と恐怖が入り混じった緊張感が生まれます。
 
ダニーを追いかけていたカメラが、ダニーと一緒にピタッと止まる。
その先には……。
 
 
やっぱりシャイニングといえばこの2人の女の子が有名でしょうか。
序盤は謎のフラッシュバックに一瞬映ったり映らなかったりしますが、ダニーと同じフレームに収まった時の得体の知れない恐怖ね。
劇中でダニーと同じ画面に映るのは2回くらいだったかな。
 
 
んでね、終盤まで、このホテルの普通じゃないものが見えているのは、ダニーとジャックだけなんですよねぇ。
どういうことかと言うと、超能力っぽいものを持った少年と、その狂った父親にしか見えていないものが、本当に実在するものなのかわからんのです。正常な一般人は見とらんです。
全部幻だと言っても筋は通る状態。
 
 
↑例えば、ジャックの目の前にいたバーテンダーと、その後ろにずらりと並ぶ酒。
妻のウェンディがやってきた途端消えてなくなります。
 
「結局ただの幻なのでは……?」そう思っていると、終盤、倉庫に閉じ込められたジャックがある人物と会話する場面。
扉の向こうで鍵が外される音が聞こえ、「ん?」となります。
 
更にその後、ウェンディが見ちゃうわけですよ。
彼らを↓
 
幻じゃないのか?
あるいはウェンディも狂ってしまったのか?
私はどっちの解釈もありだと思います。
 
 
そしてこの場面、
 
観るのがもっと早ければ、〈怪演ランキング〉にも〈名シーンランキング(恐怖編)〉にもランクインしていたでしょう。
 
 
     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
 
例のごとく箇条書きの粗い感想ですみません。
「妻と2人の娘……? そういうことか!」と、一見よくわからないシーンも、よく考えると面白い考察が浮かんできて楽しかったです。
DVD見つけたら買おうかしら。
 
 
続く……「お客様だよ!」