ー第53回ー シリーズ2作目を考える (研究) | 3110 - 映画研究会

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 会長の3110です。

 来週はハイパー映画観賞タイムになる見込みがあり、私はそれを心待ちにしているのですが、その代わり今週はかなり大変な思いをする必要がありそうです。

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 というわけで、ちょっと繋ぎっぽくなっちゃいますが、第46回に続き、シリーズものを研究したいと思います。

 今回研究するのは、シリーズ化を決定づける2作目。

 研究対象は以下の通りです。

 

  ※画像をお借りしています。

 

   『ゴジラの逆襲』 

  

   1955年 82分 監督:小田基義

 

 

   『エイリアン2』 

  

1986年 137分 監督:ジェームズ・キャメロン

 

 

   『ターミネーター2』 

  

1991年 139分 監督:ジェームズ・キャメロン

 
   
   『プレデター2』 
  
1990年 108分 監督:スティーブン・ホプキンス
 
 
   『ダイ・ハード2』 
  
1990年 124分 監督:レニー・ハーリン
 
 
   『ホーム・アローン2』 
  
1992年 120分 監督:クリス・コロンバス
 
 
 いやー、『ゴジラの逆襲』がめっちゃ浮いてますね笑。
 3作目は賛否が分かれることが多いですが、2作目は比較的評価の高いシリーズが多いです。
 今回は、2作目が高評価を得やすい理由を考察していきたいと思います。
 前回同様、すべて私の考察に過ぎないので、「へー」程度に読んでください。もちろん、全てのシリーズの2作目に当てはまるわけもないので、ご了承願います。
 
 
 ◎ポイント1 〈新要素〉 
 続編であるからには、前作にはなかった新しい要素が必要不可欠です。
 
 『ゴジラの逆襲』では、新怪獣のアンギラスが登場し、シリーズ初の怪獣同士の闘いが描かれました。
 アンギラスの存在は以降の作品に多大な影響を与え、以後、新怪獣の登場がシリーズの魅力のひとつとなります。
  
 
 『エイリアン2』では、前作で1匹しか登場しなかったエイリアンが大量に登場。絶望感も倍増。
 それにより、ホラー要素が強かった前作から一転、アクションに重きを置いた作風に。
 前作とは違った魅力を開拓し、前作と並び、シリーズで1,2を争う人気作となりました。
  
 
 『プレデター2』のプレデターは、前作より大幅に装備を増やして登場しました。
 「戦う意思を持たない者は殺さない」といった設定も、本作が初登場です。
 
 
 ◎ポイント2 〈前作を意識〉 
 新しさを求めすぎて、前作の魅力を殺してしまってはいけません。
 いわゆる「お約束」が生まれるのも2作目から。
 
 『ダイ・ハード2』は、前作と同じよう、限られた空間でのアクションが展開します。
 この要素は3作目以降なくなってしまい、それを理由に1,2作目が最も好きだという意見が多いです。
  
 
 『ターミネーター2』のサラとジョンの関係は、1作目のカイルとサラにそっくりです。
 また、有名な「I'll be back」や、「Come with me if you want to live」など、前作に登場したセリフがたくさん登場します。以降これらのセリフは、シリーズを通して登場することになります。
 
 『ホーム・アローン2』は全体的に罠の殺傷力がアップしました。
 しかし、音声ネタなどの地味なものは前作からそのまま登場。
 以後音声ネタは形を変え、シリーズの他の作品へ受け継がれます。
 
     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
 
 もっと書こうと思ったんですが、─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ コ コ マ デ!
 
 では、まとめてみましょう。
 ポイント1について。
 新要素が映えるのは2作目までかなぁ、と個人的に思っております。
 なんとなくですが、3作目で登場する新要素は地味というか、どことなくネタ切れ臭がするんです。これについては第46回でも書いてますが。
 
 ポイント2について。
 そのシリーズならではの特色というのがやはり必要になります。
 ファンはみんなそれを期待しているのです。
 だから、お約束が登場すればファンは「きた!」とテンション上がりますが、逆に裏切られた時のがっかり感は相当強いです。
 
 なんか研究してほしいネタがあれば、遠慮せずにリクエストしてください。
 
 
続く……今年も続編が続々公開