ブラジルで最も新しい州、1988年ゴイアス州の北部から分離したトカンチンス州に行ってみよう。ブラジルのほぼ中央に位置し、セラード(サバンナ)、パンタナル(湿地帯)、アマゾン熱帯雨林といったブラジルの主な生態地図が丁度交差するところで、このため珍しい、美しい風景に溢れている。

(画像は全て出張時に同州広報から頂戴したものです)

 

川の中にある島としては世界最大のバナナル島で

 


このバナナル島(アラグァイア川、フォルモーゾ川、ジャバエ川の中に位置する川中島)に住むインディオ、カラジャス族の子供達、インディオは、調査団などに日本人が入っていると、初めは日本人だけに特別の親しみをを示す。容貌が似ているので遠い親戚かと思っているのかも。

 

 


コンフゾン湖の夕焼け。 アラグアイア国立公園近くに位置する湖で、名前に似合わず静かで美しい。 (「コンフゾン」は、英語の confusion )

 


日本が融資参加したセラード地帯開発プロジェクトの一風景。第3次計画でトカンチンス州も含まれた。
下は、ゴイアス州から分離する少し前に完成したリオ・フォルモーゾ(美しい川)プロジェクト。続いた土地はラテンアメリカ最大の潅漑地帯で、約6万1千ヘクタールの広さ。