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月花の雫

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寂しさ色が

奥にある

銀ねずの空に ただ想う



その

薄き肩の 向かう先



腕(かいな)に

包みきれもせず

柔らかな足跡を

辿るだけ




おぼろな口角(くち)を

あたたかな

泪で 型どり

眼を 閉ざす




銀ねずの空の三日月に

薄き貴方の

面影(かげ)を追う








そぼ降る 雨は

冬の夜を

優しくする





ぬくもりに

充たされ

霞んだ 闇の

土くれの香 混じる

拍に

身をまかせ

注ぎこまれるままに

抱きしめてみる




深くなる



貴方に



もっと


もっと









まだ固い


白百合を 挿す




なぞる

貴方の指に


碧(みどり)が

うつり




白百合は

かろやかに


鼓動する





もう一度

重ねる


貴方と




ただ

咲くよう



ごく


あたりまえに



貴方と