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月花の雫

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ああ


そうだった




こんなふうに


凍てつく夜に



すこし


おずおずと


けれど


決して


離れず


ぬくもり


確かめた




ゆっくりと



ゆっくりと



愛しさ 伝えるように





からめ



目線



重ねて




この 一時を



刻んだ




撫る 夜


赴る 時


歩る 路




貴方と




瞬く


この人生で










月に
ほんのり


輪郭を光らせ
流れる


夜空の雲に


紫煙
被らせ


遣り過ごす





清新な
空気に


想いを
吐く





拾えるか



この

虚脱の
欠片を





斬ることも
叶わず


砕け


寄せては
返る


波のように



苛(さいな)む


滓よ





ただ


眠らせよ





その

断層の間に










歩かなくてはならないのに


歩きたくない


歩きたくない




単純なこと







やっていること



簡単なこと




歩きたくない


歩きたくない




少し


降ろしたい




こんなに


風は


美しいのにね