検査法 |
注意点 |
判定 |
|
1.触覚 |
・閉眼させて柔らかい毛筆や脱脂綿等で皮膚に軽く触れる。 |
・四肢では長軸と平行に触れ、胸部・腹部では肋骨に平行に触れる。 |
触覚鈍麻 |
2.痛覚 |
・ピンまたは針で皮膚を軽く刺激する。 |
・検査は始め大まかに行う。顔と上肢、上肢と下肢、さらに上下左右を比較し障害部位を決定していく刺激を強くしたり弱くしたりで障害部位 の範囲を決定していく。 |
・痛覚鈍麻 |
3.温度覚 |
・温水(40~45°)と冷水(10°ぐらい)をいれた試験管を皮膚に触れる接触面積は常に一定に し接触時間は3秒ぐらいにする。左右対称に刺激し,「温かい」か「冷たい」を答えさせる。 |
・あまり温度を高くしたり、氷水にすると痛みとして感じるので注意。 |
・温度覚鈍麻 |
・感覚検査では、必ず左右を健側と比較する。
健常部位と思われる部位に刺激を加えこれを「10」という数字で表し基準とする。次いで障害部位に同程度の刺激を加えて、その差(3/10等 □/10で患者に表現してもらう)について答えさせる。
この10段階のgrade付けのなかで、感覚の異常についてを判定する。