ジジババ、特にババは、自分たちが前に北海道に旅行に来た時の記憶をたどりたがる傾向があるようです。
ここの公園もそうでした。
前に来て自分が来たところがどうなっているかを確認しないといけない、とババがいうのです。
でね、今回の釧路湿原のお出かけ。
釧路湿原を見たい、タンチョウが見たい、というので、事前にどういうところに行きたいのかをジジババに確認したのです。
ジジは、きれいな写真が撮れる展望台に行きたい。と。
ババは、私達(ジジとババ)の北海道の旅行は、クルマで好きに走って、良さそうな感じのところがあれば寄って、そういうのんびりと無計画なのが当たり前だから。
というのです。
とはいえ、無計画ではあまりにも心配なので、
・展望台をいくつか事前に調べておいて、どこのあたりにあるのか
・食事処も少ないだろうから、どのエリアにあるのか
は考えておいたのですよ。
でさ、当然、『クルマで好きに走って、良さそうな感じのところがあれば寄って』なのだと思うじゃないですか。
だって、ババがそういったんだもん。
そうしたら、自宅を出発して数分後に、ホテルTAITOの近くにツルのエサやり場があって、そこにツルがたくさんいるから、そこに行きたい。とババが言い出したのです。
でもさ、夏はツルにエサやってないのですよ。
それを説明しても、私が行ったときにはツルのエサやりしてたから、やってるはず。と耳を貸さず。
ってことは、『クルマで好きに走って、良さそうな感じのところがあれば寄って』ではなくて、『ホテルTAITOの近くにツルのエサやり場』に思い出を辿るドライブになるのですよね。
ここはね、いつものことと片付けられる範囲で、娘もママ(私)も何も言わず。
娘に手伝ってもらって、ネットでホテルTAITOの場所を確認して、エリアを把握して向かうわけです。
途中ツルがいても、ババはホテルTAITOのところに行けばもっと見れるから。の一点張り。
で、ホテルTAITOに到着するのですが、『ホテルTAITOの近くのツルのエサやり場』の場所はババは分からないのです。
なので、その場でネットで探して、サンクチュアリというところでは、と思い、そこに到着。
当然、ツルはいないですよ。餌やりもしてない。夏だから。
そうしたら、ババが
「あ。そうなんだ。夏はいないんだ。なーんだ。がっかり。つまんないの。あのツルを見に来たのに。見れないんだ。」
というのです。
で、娘が怒った。
「せっかく北海道に来て、楽しくドライブして、ババが行きたいところがあるっていうから何も言わずに来たのに。
だから夏はいないって言ったじゃん!
夏はここにツルはいないって、ネットにもあるじゃん!
そのくらい自分で調べなよ。
調べなくても、人の言うこと信じたらいいじゃん!
でさ、結果 がっかりした とか つまんない とか否定的なことばっかり言わないで!
全員つまらなくなるよ!」
娘の言うことはごもっともだと思いました。
ババの性格はあるものの、その言い方はないよね、と私も思っていた。
でも、そんなところで引き下がるババではない。当然言い返します。
「人のせいばっかりにしないで。」
「ババが行きたいって言ったんじゃん。」
大喧嘩です。
ママレフリーが仲裁して喧嘩中断。
その後、展望台巡りをして、帰ろうかとなったとき。
ババが「前に来た時に立ち寄った、水門がどうなってるか見て帰らないと」と言い出します。
娘の怒りが再発し、すかさず、「また前の旅行のところ?水門なんていきたくない。」と応戦するので、また喧嘩になってしまう。
この日は、ママが疲れてるし、家でご飯食べたいから早めに帰ろう。水門はまた今度ね。ママ判断で帰りました。
娘とジジババ、普段は仲良しなんですけどね。
特にババとはちょっとこじれると大変なことになります。
せっかく来てるから、何とか穏便に済むといいのですが。