野田佳彦立憲代表の「安保法制の見直し」に対する慎重姿勢が、共産党から強い反発を招いている。10月1日の首班指名では、共産党は野田氏への投票を見送った。

 

安保法制の見直しは野党共闘の一丁目一番地だったはず。石破茂首相 の10月27日投開票の発表もとんでもない裏切りだが、同時に野田立憲代表の路線変更ももっと身内からも厳しく批判されるべきだ。野党共闘の約束を反故にして、どう解散総選挙で闘うつもりなのか。説明して欲しい。

【早期解散、立憲民主党に危機感…野党連携進まず小選挙区「共倒れ」の恐れ : 読売新聞】
自民党の石破茂新総裁が10月27日投開票の日程で衆院選を行う方針を表明したことを受け、立憲民主党に危機感が広がっている。野党連携の協議が進まず、小選挙区で候補が競合して「共倒れ」となる恐れがあるためだ。

 

 

 

 

 

立憲民主党新代表に野田佳彦氏就任で「財務省は笑いが止まらない」ワケ 「消費税15%やその先への増税が動き出す」と高橋洋一氏が指摘

 
高橋洋一にイチャモンつけられる所以は全くないはずだが…。この卑怯な奴等は野田が総理になって早々やらかした信頼していた有権者を裏切り行為を得意げに連ねる。今の野田代表の執行部の人材もパフォーマンスが巧いだけの思慮深い人間がいない。政権を奪還し、二大政党だ~~意気込んでいるが…果たして。高橋洋一に揶揄されるようじゃ救いが無い。
 
宮本たけしさんから
この支持率50%というのが最高で、これより上がる見込みなしとの覚悟の上での早期解散なのだろう。ならばそんな卑怯な思惑こそ打ち砕いてやろうではないか。
 
 
 
 自民党の新総裁に石破茂氏が選ばれたが、いまだくすぶる裏金問題などもあり、自民党の先行きが明るいわけではない。そうしたなか、野党第一党である立憲民主党の新代表となった野田佳彦・元首相には政権交代を実現可能にする力が求められるが、そこに大きな懸念を示すのが、元内閣参事官で嘉悦大学教授の高橋洋一氏だ。「野田新体制は財務省が喜ぶだけ」と警鐘を鳴らす理由とは──。
 
「増税で政権を潰してしまった人」
 小泉純一郎内閣で大臣補佐官だった高橋氏は、安倍晋三内閣や菅義偉内閣でも官邸スタッフを務めた積極財政の論客で、与野党に幅広い人脈を持つことで知られる。その高橋氏がこう嘆息する。

「野田氏は2012年に民主党政権を瓦解させた張本人。あえて言えば、『増税で政権を潰してしまった人』です。そんな人物を代表に選ぶなんて、立憲民主は選挙に勝つ気があるのか」(以下「 」内は高橋氏)

 東日本大震災の半年後の2011年9月に発足した野田内閣では、復興財源を増税で賄う法案が成立。所得税と法人税が引き上げられた。さらに翌2012年8月に成立した社会保障と税の一体改革関連法によって、消費税率は5%から8%、さらに10%へと2段階にわたって増税される路線が敷かれた。

「当時の財務省は“3段跳び”を企んでいました。復興増税がホップ、社会保障のための1回目の消費増税がステップ、さらに財政再建のための2回目の消費増税がジャンプ、と。野田氏は財務相在任中(2010年6月~2011年9月)からその路線に乗り、首相としてそのすべてを実現させたのです」

 個人的にも面識があるという高橋氏は「民主党政権が誕生する前はまともな政治家だった」と野田氏を評する。その後に豹変したというのだ。

「2009年9月に政権に入るまでの野田氏は、国民の税金の支出先に官僚の天下り法人がたかっていることを問題視して、『シロアリ退治をするまでは消費税は引き上げない』と訴えていました。ところが、鳩山由紀夫内閣で財務副大臣に就任したのが転機になった」
 
 そこで何が起きたのか。

「彼の上司の大臣は元大蔵官僚の藤井裕久氏。“財務省色に染め上げろ”という藤井氏の号令の下、財務官僚たちは野田氏を取り囲み、レク攻めにあった野田氏はすっかり変わってしまったんです」

 政権交代前の野田氏ら民主党は「マニフェストに書いてあることを実現する」と主張していた。しかし政権を取ると方向を転換し、公約のどこにも書いていない増税を次々と実現させたのだ。

「現在は2012年と構図が似ている」
 不穏なことに高橋氏は、「現在は2012年と構図が似ている」とも読み解いた。

「消費増税を決めた当時を振り返ると、ベースとなった合意を結んだ与野党トップは、野田首相と野党だった自民党の総裁で財務相経験者の谷垣禎一氏だった。

 当時と符合するように今回、野党第一党のトップが野田氏になったことに財務省は“しめた”と感じているはず。自民党新総裁と増税の合意を結ばせるよう、野田氏をけしかけていくに違いない。仮に次の選挙で政権交代となっても、財務省は野田政権の下で“消費税率15%は確定して、その先も狙える”と、ほくそ笑むことでしょう」

 与党が勝っても野党が勝っても、笑うのは財務省だというのだ。

 野田氏の党首選の公約には増税の2文字はどこにもないが、「選挙に不利になるから今はステルスですよ。でも来年夏の参院選後、増税の議論を持ち出すのではないかと懸念している」という。

 国民不在の与野党対決という構図が、生まれつつある。