自民党、総裁選がどうしたこうしたとメディアも騒いでますが、統一教会問題、裏金問題(組織的犯罪)、機密費流用疑惑などを抱えている非常に問題のある組織であるという前提を忘れてはいけません

 

 裏金事件で明らかになった政治腐敗の温床に切り込むなら、真相解明、処分と合わせ、30年前の「政治改革」の際、焦点となった企業・団体献金の禁止にまで踏み込む議論が必要です。
 いま、国民が求めているのは、総裁選での「刷新感」の演出ではなく、自民党政治そのものの転換です。
 安倍・菅・岸田と3代にわたって引き継がれてきた立憲主義破壊の軍拡路線、大企業本位の経済政策の破綻は、国民の安全と暮らしに重くのしかかり、先行きを暗くしています。
 総裁選後、自民党が解散・総選挙に打ってでるというなら、今度は国民が自民党政治そのものに退場の審判を下す必要があります。

 

東京 田村委員長、大阪 小池書記局長「共産党躍進で」
 自民党総裁選を巡る異常な過熱報道のなか、日本共産党は2日、自民党政治を変える希望の政策を語ろうと、「全国宣伝行動スタート週間」を開始しました。東京・池袋で田村智子委員長が、大阪・京橋で小池晃書記局長がそれぞれ駅頭に立ち、「日本共産党の躍進で自民党政治を変えよう」と訴えました。各地では、衆院選比例予定候補者が街頭宣伝に取り組みました。

 

 

 

 「総選挙で自民党を減らし、日本共産党を伸ばして、政治をもとから変えよう」―。田村氏は、東京・JR池袋駅西口で熱い訴えを響かせました。

 駅前では、宣伝隊がシールアンケートや質問カードを使って、いまの政治に対する思いなどについて道行く人と対話。寄せられた疑問や願いに田村氏が一つひとつ答えながら、政治を変える展望を語りました。

 大学4年生からは「賃金が上がるか不安」という質問。田村氏は「長年にわたり、賃金を上げてこそ経済が立ち直ると訴えてきたのが共産党だ」と強調。企業の利益が賃上げに回るというアベノミクスでは大企業の内部留保が膨れ上がっただけと指摘し、「ここに穴をあけ、中小企業の賃上げを直接支援する新しい仕組みをつくるべきだ」と語りました。

 「学費が心配」との質問には“国民に学ぶ権利を保障すれば必ず社会に還元される”という国際的な流れに対し、自民党政治はさらなる学費値上げを進めようとしていると批判。8兆円の軍事予算を学費無償化に回すべきだと訴えました。

 平和の問題では「改憲しても9条は守られるのか」との質問が。田村氏は、自民党が米軍と軍事一体で行動する自衛隊を9条に書き込もうとしていると述べ、「これを許せば9条そのものが崩れてしまう」と指摘。共産党の志位和夫議長が現在、欧州を歴訪し、国際会議の場で平和外交の道筋を語っていることも紹介し、「9条を生かす現実的な外交こそ力になる」と強調しました。

 最後に田村氏は「全国でみなさんと対話しながら日本の政治がどうしたら良くなるのかを語り合いたい」と表明。共産党の政策の根底は、財界中心・異常な対米従属という日本の政治の二つのゆがみをただすことにあると強調し、「共産党を伸ばして自民党政治を変えよう」と呼び掛けました。


主張
自民党総裁選
政治の行き詰まり打開できず

 

 自民党の総裁選に候補者が次々と名乗りを上げています。総裁選は、次の解散・総選挙に向けた、まさに“自民党の顔選び”の様相です。しかし、いくら「刷新感」を演出しようとしても、内輪の争いでは、深刻な自民党政治の行き詰まりを打開できません。

■見えない路線論争
 いま問われているのは、岸田文雄首相の政権投げ出しのきっかけとなった統一協会との癒着や裏金問題をはじめ、安全保障政策でも経済政策でも完全に行き詰まりを見せる自民党政治そのものです。

 ところが、総裁選では、安倍政権以降、12年にわたって続けられた自民党の政治路線に対する論争が全く見られません。

 それもそのはず。自民党は、安倍政権が退陣に追い込まれて以降も、その政治路線を継承し、総裁選による表紙のすげ替えだけで選挙を乗り切るやり方を繰り返してきたからです。

 今回の総裁選に名乗りを上げる候補もみな、安倍・菅・岸田政権で閣僚や党の要職にいた人物ばかりです。どの候補も行き詰まった政治路線を転換するすべはなく、派閥の領袖(りょうしゅう)を頼るなど支持者集めに躍起です。あるのは、国民の願いとはかけ離れた権力争い=政争です。

■裏金解明に背向け
 だから、どの候補も、国民の中に広がる政治不信に、まともに向き合おうとしません。

 とりわけ裏金問題は、個々の議員による政治資金収支報告書の訂正だけでは済まされない重大問題です。

 しかし、総裁選で各候補が訴えるのは、政治資金収支報告書への不記載額の「返納」や、処分された裏金議員を次の選挙での「非公認」にするなどという小手先の対応ばかりです。しかも、裏金議員から反発の声があがると、発言がブレるなど迷走する場面が早くも生まれています。

 裏金をめぐっては、選挙区内の有権者に違法な香典提供をした疑い(公職選挙法違反)のある堀井学衆院議員(8月28日に辞職)が政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いでも略式起訴されました。堀井氏は、裏金が香典の原資の一部となったと説明しているとも報じられています。

 裏金が違法に使われているのではないか―。誰が、いつ、何の目的で、どのように裏金づくりを始めたかを含め真相を明らかにして、厳正な処分を行うべきです。小手先の対応で幕引きをはかろうとする動きを絶対に許すわけにはいきません。

 裏金事件で明らかになった政治腐敗の温床に切り込むなら、真相解明、処分と合わせ、30年前の「政治改革」の際、焦点となった企業・団体献金の禁止にまで踏み込む議論が必要です。

 いま、国民が求めているのは、総裁選での「刷新感」の演出ではなく、自民党政治そのものの転換です。

 安倍・菅・岸田と3代にわたって引き継がれてきた立憲主義破壊の軍拡路線、大企業本位の経済政策の破綻は、国民の安全と暮らしに重くのしかかり、先行きを暗くしています。

 総裁選後、自民党が解散・総選挙に打ってでるというなら、今度は国民が自民党政治そのものに退場の審判を下す必要があります。

 

【速報】林官房長官「人にやさしい政治を」きょう自民党総裁選の出馬会見を前に抱負述べる

 
人に優しい政治って…小学生の作文でもあるまいに。自民党私らに何をしてきた?口先だけのピーチクパーチクは辞めていただきたい。ここ数年で自民党は維新に負けない詐欺師に変貌した。
 
 
きょう午後に自民党総裁選への出馬会見を行う林官房長官は先ほど、都内で記者団の取材に応じ、「30年近くいろいろな経験をし、実績を残せた。安定した政権運営をやっていきたい。人にやさしい政治を行っていきたい」などと抱負を述べました。

そして、2012年に自身が初めて総裁選に出馬した経験を振り返り、「(当時と)わざと違いを強調するというよりも、じっくりと政策を討論して行きたい」と強調しました。
 
 

小泉進次郎氏、河野太郎氏と神奈川から自民党総裁選ダブル出馬に「政策の知恵競い合いたい」

 
世襲のバカボン低脳の代表みたいな二人が「政策の知恵競い合いたい」って…へそで茶を沸かすわ(失笑)。何も分かっていない手の施しようがない奴だ進次郎は💢
 
 
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬表明会見を6日に予定している小泉進次郎元環境相(43)は2日、東京都内で報道陣の取材に応じ、地元の神奈川から、河野太郎デジタル相(61)とともに2人が総裁選にダブル出馬する形となったことについて問われ、コメントした。

進次郎氏は現在、党神奈川県連会長を務めているが、「県連の業務は滞りがないように、(県連)幹事長にお任せしている」という。一方、2人が出馬することで神奈川の自民党員票が分散することも予想される。進次郎氏は「幹事長からは、県連から2人も総裁選の候補が出るのは誇らしいと言っていただいている」とした上で、「神奈川県連の人材と政策の知恵が競い合われ、政治の活性化と信頼回復につながるように、お互いに貢献できれば」と、口にした。

進次郎氏は神奈川11区で河野氏は神奈川15区。
 
 
自民党総裁選、各陣営の分析は・・・
 
熱を帯びる自民党の総裁選に、小林鷹之前経済安保相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相が出馬を表明。小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安保相、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長も20人とされる推薦人確保にメドが立っている模様だ。

加藤勝信元官房長官、上川陽子外相は推薦人確保まであと一歩。斎藤健経産相、野田聖子元総務相、青山繫晴参議院議員は苦戦という構図になっている。

◆   ◆   ◆

「総裁選は、少なくとも7人、多ければ10人で争われる。いずれにしても過去の自民党総裁選でここまで乱立することはなかった。派閥解散のおかげだ」と自民党幹部は感慨深げだ。

総裁選は、国会議員票と党員票で争われる。党員票は全国に47ある自民党の都道府県連1つに3票、割り振られる。国会議員は一人1票。1回目の投票で過半数を獲得すれば当選が決まる。しかし、過去最多ともいわれる候補者数なので、票が割れる可能性が大きく決選投票になる見込みだ。

自民党や永田町で最も総裁に近いとされているのが抜群の知名度、発信力を誇る小泉氏で、次に名前があがるのが石破氏。世論調査の「次の総理」では、常にトップ争いで国民的な人気が高い。

党員票では小泉氏と石破氏が強いという見方が大半。どの候補者も推薦人が20人いるので、それぞれが少なくとも20票の議員票をとれることになる。1回目の投票で過半数の獲得は難しい計算だ。

小泉氏を支援するある議員の分析はこうだ。
「小泉さんが党員票で4割をとれば、1回目の投票で過半数がとれるかもしれません。しかし、そうはうまくいかないでしょう。小泉さんといえども獲得できるのは3割程度で、石破さんは2割を超えるくらいか。残り5割を5人以上の候補が奪い合うような構図になると思います。ただ石破さんが党員票で伸び悩めば、他の候補者にもチャンスがある」。

石破氏支援の別の議員も同様の見方だ。
「うちは国会議員から人気がないので議員票はそう期待できません。党員票でどこまでとれるか、小泉さんに迫り、上回れるかですね。なんとか、党員票で2位に食い込めれば、決選投票に持ち込めるというのが本音です」

河野氏を支援する麻生派の議員は、「小泉さんが党員票ではトップでしょう。党員票で石破さんが意外に伸びず2位が混戦になると、うちにもチャンスが生まれる。麻生派としてある程度まとまっているので、議員票はかたい。小泉さんと争えるんじゃないか」と情勢を分析する。

高市陣営の議員は、次のように話し、保守層の票に期待感を示す。
「うちは保守層から圧倒的に人気があるが限られている。小泉さんや石破さんのような幅広い人気はない。それなら、小泉さんが党員票で圧倒的に引き離して、2位以下にそう大きな差がつかない展開になることを願いたい。保守派の議員票は見込め、女性票もあるので、そこでなんとか2位になれないかと考えている」

小林氏の応援団に名前を連ねる議員は、少し元気がない。
「最初に出馬会見し、一気に知名度がアップした。小林さんの記者会見に24人の国会議員が参加したように、議員票は思った以上に獲得できる。しかし、小泉さんや石破さんらと比較すると、党員票がまったくダメ。地元の千葉県連にもお願いしているが、3票中1票取れればいいところだ。1回目で党員票を積み上げ議員票で2位になれないかと思っている」

1回目の投票は小泉氏が1位、2位候補の筆頭が石破氏という見方がほとんどだ。河野氏や高市氏、小林氏らの本音は「1回目の投票で石破氏に勝って2位になり、決選投票に」ということなのだ。つまり、小泉氏の“不動”のトップは変わりないということ。父親である小泉純一郎元首相は5年にも渡る長期政権で人気を博した。総裁選には初めての出馬となる小泉氏にとって怖いのが、スキャンダルだ。ある自民党幹部が次のように語る。
「小泉さんは、週刊誌で何度も女性問題がとりあげられた。若さゆえ、女とカネのスキャンダルがあちこちから聞こえてくる。一方で、長く注目されてきた石破さんは人気も高く、何度も総裁選を経験している。スキャンダルが出る心配はなさそうで、よほどの失言でもない限り支持がマイナスになることはない。小泉スキャンダルが総裁選の最中に爆発すれば、展開は一気に変わる」

清新なイメージだった小林氏は、出馬会見の直後、自身の政党支部「千葉県第2選挙区支部」の政治資金収支報告書に問題があることが指摘され、さっそく修正に追い込まれた。小泉氏は小林氏とは比べ物にならないほどの人気者。同様の問題があったら、痛手は小林氏以上に大きくなる。

「小泉さんに問題があれば、他の候補の何倍、何十倍も大げさに取り上げられ、マスコミで叩かれる。女性やカネ絡みのスキャンダルとなれば、よけいにだ」(前出・小泉陣営の議員)

総裁選まであと1か月を切った。トップ小泉氏、2位候補の筆頭は石破氏、続く河野氏、高市氏、小林氏という構図がこのまま維持されるのかどうか。アッと驚く逆転がないとは言えない。