「いろいろ思うところはある」吉村共同代表 斎藤知事パワハラ疑惑への対応は、公益通報関連の尋問後に判断

吉村の弟分が兄貴分吉村の真似をして窮地に陥っている。維新の本質を丸出しにした斉藤知事💢
 
維新推薦でこの知事が誕生し、局長の自死にも維新の議員が深く関わっている状況が見えてきて、この不都合な事実から目を背けさせたい維新執行部が手の平返しで不信任決議をして自分達に火の粉がかからないようにしているということですね。在阪メディアはいつものように維新の責任は座視するのかな。

 

 

 
兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑について、日本維新の会の吉村共同代表は「いろいろ思うところがある」としつつ、今週末にも、党としての対応を判断する意向を示しました。

【吉村共同代表】「いろいろ思うところあります。(8月30日の斎藤知事の尋問で)新たな事実を、斎藤知事自身が証言されたところもある」

8月30日、兵庫県議会の百条委員会で、斎藤知事は、パワハラとされる行為の一部について、事実関係を認めたものの、「合理的だった」などと答弁しました。

選挙で推薦した、日本維新の会の吉村共同代表は、2日、9月6日に行われる公益通報への対応についての知事の尋問を踏まえて、党としての対応を判断する方針を改めて示しました。

【吉村共同代表】「最終的に党として判断するという方向性を定めていますので、その中で僕自身の考えも伝えたい」

吉村共同代表は、判断の時期について「遅らせる訳ではなく、公益通報という重要な論点を踏まえて判断すべき」としています。

 

「何が真実か調べてください」兵庫県自死職員は解任後に真相究明を嘆願していた…“悲痛な叫び”も斎藤元彦知事の側近は「指示に従って」《衝撃音声&メモ入手》

 
 
 
 斎藤元彦・兵庫県知事(46)のパワハラやおねだり体質などの告発文書を作成したX氏が知事側近に突如役職の解任を言い渡され、告発内容の調査を直接求めていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。

 斎藤知事の一連の問題は、兵庫県の西播磨県民局長X氏が3月に知事のパワハラなど7項目を告発する文書を作成したことが端緒となっている。県はX氏を解任した後、懲戒処分とし、X氏は7月に自ら命を絶った。さらに別の職員も4月に自死していたことが判明するなど異常な状況となっている。
 
真相究明を求める“嘆願”に「指示に従って」
「週刊文春」はこれまで 斎藤知事の側近が陰に陽に行ってきたX氏への個人攻撃 や 副知事(当時)による高圧的な取り調べ音声 、 県側が作成したX氏らへの取り調べ指示書の存在 を報じてきた。

 そして今回、「週刊文春」が入手したのが、3月27日に知事側近の片山安孝副知事(当時)と総務部長(当時。4月以降「若者・Z世代応援等調整担当理事」=8月1日付で降格)がX氏に西播磨県民局長の解任を言い渡す音声データとその様子が記されたメモだ。

 メモには突然の辞令に驚いた様子が記録され、音声データには「今日中に県民局を片付けて退出してくれ」という片山副知事からの命令の後に、翌日以降の勤務についての指示が録音されている。X氏は説明を受けた後、告発内容の真相究明を必死に訴えた。

「守秘義務違反で問われるとすれば、あれの(内容)すべてについて何が真実で何が真実でないかというのは調べていただきたいなというふうに思います」

 片山氏の返答はこうだ。

「はい。分かった。じゃあ、今の指示の通りに従ってやってください。以上です」

 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、X氏が側近職員に訴えた内部告発への思いも録音された音声データを公開中。電子版オリジナルの記事ではメモの内容とともに、側近職員による「連絡禁止」の命令や知事の会見に対するX氏の抗議メッセージなどを詳しく報じている。
 
 

「知事はもうなに言っても聞かへん…」前知事派の幹部は左遷…告発文に記された兵庫県・斎藤元彦知事の“前知事コンプレックス”「井戸さんの名前を出してはいけない」「進んでいた政策は次々と切る」

 
 
「知事はもう誰がなにを言っても聞かへん。自分が前面に出られるようなことだけは推し進めて、興味のないものは切り捨てる」──8月30日、兵庫県の「百条委員会」は斎藤元彦知事(46)への告発をめぐり、本人の証人尋問を行った。同委員会は、告発文書にあったパワハラ疑惑を裏付ける証言が得られたと明らかにし、職員へのアンケート調査をもとにした「中間報告」も公開していた。
 
 この告発文書にはパワハラをはじめ、7項目にわたって疑惑が記されているが、その中には「井戸敏三(前知事)嫌い」に関する内容も含まれているという。「百条委員会」が県職員に対して行ったアンケート調査にも、これに関連した回答が数多くみられる。

〈文書の内容中「知事は年功者が嫌い、井戸前知事が嫌い」については、多くの話を聞いている〉

〈応援した4人が、不可解な人事で昇任され、井戸前知事派の幹部が左遷されていることは、庁内でも有名〉

〈井戸嫌い、年長者嫌いは庁内でも非常に有名。外郭団体等の役員で井戸前知事が関わらないよう要請したと職員間で聞いている。 また、五百旗頭先生ではないが、金澤前副知事を応援していた〇〇を嫌っているというのを聞いている〉

〈理事長のことではないのですが、告発文ではそれに関連して「井戸嫌い」のことが書かれていました。(中略)具体的には、〇〇、〇〇、〇〇です。井戸知事への報復人事としか思えないような左向き人事が繰り返し行われています。新しい知事から距離を置いたポストに転勤させるのは、一定やむを得ないと思いますが、その次の人事も酷いことになっています〉

斎藤知事の“前知事コンプレックス”
 なぜ斎藤知事は前知事に対してコンプレックスを抱くのか。兵庫県庁のある関係者はこう明かした。

「なんの恨みがあってかわかりませんが、知事の井戸さん嫌いはすさまじく職員の間では名前を出すことさえもはばかられるようです。もともと、自分が前面に出られるようなことだけ推し進めて、興味のないものには見向きもしないタイプですが、特に前知事時代の政策に関してはバッサリと切り捨てまくっている 」

 実際に斎藤知事は2021年に、井戸前知事が進めていた県庁舎の整備事業の一時廃止や一部の海外事務所の廃止を発表。さらに肝入りだった大規模アリーナの建設計画も凍結するなど、知事に就任した当初から前知事時代の政策に手を入れていた。別の関係者は知事に関する一連の疑惑を嘆きながら、こう漏らした。

「とにかくもう、知事は誰がなにを言っても聞かへん。かつて知事を支援した人でさえ、陳情があるからといって連絡を取ろうとしても『要件はなんですか。LINEでお願いします』などとあしらわれる始末で、ほかにも多くの人が頭を抱えていると聞きます。とにかく周りの意見を聞こうという姿勢が見られない。
 
 比べたくはないですがその点、井戸前知事さんはよかった。彼はセンチュリーを公用車にしたことで財政問題を指摘されたことなどもあり、嫌いな人もいたとは思いますが物腰は柔らかく、よく話を聞くと評判でした。公務が終わると職員や記者を大勢連れて飲みに出かけ、『これどう思う』などと意見交換することもあれば、飲食店で出会った県民とも話をしつつ、メモを広げることなどもあった」

 8月30日の証人尋問では、報道陣に対して「自分の行為がハラスメントにあたるかどうかは、これから百条委員会や第三者機関で作業していく。改めて私の行為や言動を不快に思った職員には率直におわびし、県民にもおわびしたい」と謝罪し、「改めるべきところを受け止め、日々の仕事から変えていくことが大事で、県政を前に進めていきたい」と述べていた斎藤知事。

 周りの意見に耳を傾けていれば、このような事態は避けられたのかもしれない。斎藤知事は次回、9月6日に行われる同委員会の証人尋問にも出席予定だ──。
 
 

玉川徹氏 斎藤知事を“分析”「最高裁で判決が確定するまでは認めない国と同じ感覚なのでは」

 
 
 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が2日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題について言及した。

 斎藤氏は、県庁職員らへのパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、同県議会の調査特別委員会(百条委員会)で証人尋問を受けた。

 尋問の中で斎藤氏はパワハラの認識について問われ、そのたびに「合理的な指摘」「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会とか第三者委員会が判定するものだと思う」などと返答。最後までパワハラを認めることはなかった。
 
 玉川氏は「斎藤知事は何で辞めないんだろうなって僕は興味があって、それでなんでなんだろうってずっと考えているんですけど」と切り出し、「例えばパワハラって、パワハラしたほうは、パワハラだと思わない。社会的にはパワハラを受けたほうがハラスメントだという認識があると、それはもう一般的にはパワハラと捉えられる。そういうふうなことがあっても、こうやって突っ張ってるわけですよね」と指摘。
 
 そして、「何なんだろうと考えた時に、別に残り1年くらいの任期ですけど、最後まで務めたいって、そんなことかなと。政治家としては、ほぼ詰んでると思うので、これを乗り切ったからといって、別に次にまた政治家になれるっていうのはちょっと考えにくい」とし、「じゃあなんで突っ張っているのかなと思うんですけど、この人が例えば深夜にメールみたいなものを職員に送ったという話が出ていますよね。それに関して、自分が官僚だった時に、そういうふうなものなんだと叩きこまれたっていうのがあって、マインドとして持ってほしかったみたいなことを言っているんですよ。そっちの方が異常なんですけどね、官僚の世界が」と、斎藤氏が総務省の官僚だったことに言及。

 そのうえで「だけど、彼はそういうふうな時に、自分としては嫌だなと思いながらやっていなかったのかなと。全然嫌だと思わないでやっていたから、今でもやっているということなのかなとかね」と視察し、「結局は、百条委員会で結論が出たら従うのかも知れないというところで言うと、何らかの形で法的に結論が出ない限りは、ずっとこうじ続ける」と予想。「国がいろんな形で行政訴訟を起こされて、例えば冤罪とか薬害とか、そういうのを絶対に最後まで認めないわけですよ。最高裁で判決が確定するまでは。どう見たってあなたの方がおかしいでしょってなっても、自分からは絶対に認めないんですね。官僚の無謬性(むびゅうせい)って言いますけど、そういうものがこの人に染みついているのかなと、そういう感覚を僕は持っています」と自身の見解を述べた。