雅子さんは、元東京地検 特捜部検事の郷原信郎(ごうはら・のぶお)弁護士ら3人の証人尋問を求めていましたが、23日、大阪高裁は、「必要ない」として請求を退けました。

【赤木雅子さんの代理人 坂本 団弁護士】「(情報公開法を)正しく理解しているとするならば、尋問なんかいらないですよ。正しく分かった上でそう(証人尋問をしないということ)なのか、何も考えていなくて『原判決維持』(一審と判断を変えず、控訴を退けること)しておけばいいと、やる気がない裁判官が、やる気なく考えているだけなのか」

裁判は、次回結審する予定です。

 

 

森友学園の公文書改ざん問題をめぐり、自殺した財務省職員の妻が、国に文書の開示を求めた裁判で、大阪高等裁判所は妻側が求めていた証人の採用を見送りました。

【財務省職員の妻の代理人 阪口徳雄弁護士】「(裁判に)熱心ではなくても意外にいい判決する人もいますからね。ふたを開けてみないと分からん」

「森友学園」に関する公文書の改ざんを苦に自殺した赤木俊夫さん(当時54歳)の妻・雅子さんは国に対し、検察に任意提出した資料の開示を求めました。

しかし、国は「捜査に支障がある」として、書類の有無すら明らかにしなかったため、雅子さんは不開示の取り消しを求めて提訴。

1審では国側の訴えが認められ、雅子さんが控訴し、大阪高裁で審理が続いてます。

23日の裁判で雅子さんは、「国の審査会も、不開示決定を取り消すべきとの答申をしていて、審査制度を否定している」と主張。

一方、国は「答申の判断には誤りがあり、存否を明らかにすれば捜査に支障がある」と、これまでの主張を繰り返しました。

また、雅子さんは、元東京地検 特捜部検事の郷原信郎(ごうはら・のぶお)弁護士ら3人の証人尋問を求めていましたが、23日、大阪高裁は、「必要ない」として請求を退けました。

【赤木雅子さんの代理人 坂本 団弁護士】「(情報公開法を)正しく理解しているとするならば、尋問なんかいらないですよ。正しく分かった上でそう(証人尋問をしないということ)なのか、何も考えていなくて『原判決維持』(一審と判断を変えず、控訴を退けること)しておけばいいと、やる気がない裁判官が、やる気なく考えているだけなのか」

裁判は、次回結審する予定です。