この方の演技と雰囲気が好きで…。今何されているのだろうか気になっていました。芝居でも味のある演技を観せてほしいものです。文学の世界…この方凄いです!興味が益々わいてきました。

 

 

俳優の星田英利(旧芸名:ほっしゃん。)が、2024年9月3日に小説家デビューを果たす。デビュー作となるのは、株式会社KADOKAWAより発売される『くちを失くした蝶』だ。

本作は、貧困、ネグレクト、いじめなど、幼い頃から過酷な環境に置かれながらも懸命に生きようとする女子高生・ミコトの姿を描いた物語。ミコトは、絶望的な現実に耐えかね、自らの命を絶つ決意をする。18歳の誕生日、ミコトは静かにその決意を実行に移す――。

星田英利は、自身のコメントで「毎日のように目や耳にする、子供たちが置かれている悲惨な現状や、それによって引き起こされる痛ましいニュース。そこに新型コロナという禍が直撃し、僕自身が、精神的、経済的に、生きてきて味わったことがないほどの苦しみの中で、書き殴った作品です。」と、作品に込めた思いを語っている。

さらに、杉咲花、八津弘幸、吉本ばなななど、著名人からもコメントが寄せられている。杉咲花は「鮮やかな視座が、わたしの今日に居場所をつくる。」と絶賛し、八津弘幸は「ほっしゃんを嫌いな人、必読!そう言いたくなるほど、不細工で、真っ直ぐな、たぶん彼の物語だ」と、星田英利の真骨頂が垣間見える作品であることを示唆している。吉本ばななも「ミコトがんばれ〜!読んでるあいだそれしか思わなかったということは、よほど文章がうまく書き手に愛があるのだろう。」と、作品への共感と星田英利の才能を称賛している。

『くちを失くした蝶』は、星田英利の俳優としての経験と、自身の苦悩を反映した、力強くも繊細な作品に仕上がっている。社会問題に対する鋭い視点を持ちながらも、登場人物たちの心の揺れ動きを丁寧に描写することで、読者の心を強く揺さぶる作品となっている。

星田英利の小説家としてのデビュー作『くちを失くした蝶』は、2024年9月3日に発売予定。電子書籍版も同時配信される。