ただ反対するだけの野党にはウンザリ…橋下徹「野党が目指すべきは政権『交代』よりも政権『変容』」

 
橋下徹に「野党のあるべき姿」なんて…。維新のボスに言われたくない。国会で維新はどんな働きをしているか?橋下徹と松井一郎利権漁りの二人が、アベと菅を酒の席に接待し、「カジノ誘致を実現させて」と懸命に酒を振る舞った「おちょこ事件」忘れたか。そこで約束したのが交換条件。『カジノを誘致させる代わりに改憲に力を注ぐ』だった。国会では元々教養のない国会議員が勢揃いの維新、幼稚な発言で改憲を語り相手にされないと今度は得意の改憲に同意しない政党への「恫喝・恐喝・威嚇」が始まる。民主主義がなんたるものか全く理解出来ていない維新は失態を披露しながら「改憲」をオウム返しのように発言している。これは維新のボスである橋下徹とその舎弟松井一郎の「カジノ開設」の利権獲得に奉仕しているのである。
 
そんなイカレタ橋下徹に政治を語る資格は全くない。『ただ反対するだけ』という野党攻撃は使い古された言葉でその度に粉砕されている。黙ることが出来ない…これも「ペテン師」のなさる技なのであろう。辟易する。
 
 
どうしてすぐバレる嘘をつくのか。嘘も百篇言えば……というゲーリングの手口だろう。

 

 


野党のあるべき姿
55年体制の、与党の提案に対して野党が必ず抵抗・反対するという構図。この茶番劇に国民は辟易としています。

ときにはそのような抵抗・反対が必要だとしても、やはり今の日本社会の、いや国際社会の課題を解決するための政策をいかに実行するかについて、建設的な議論を聞きたいのが国民の思いでしょう。
 
野党はただ反対するよりも、どう政策を実現するかにエネルギーを割いてほしい。
ただし自公が過半数を得ていると、慢心して野党の言い分に真剣に耳を傾けません。自公の考えを押し通すために、野党の言い分を聞いたふりだけしてその場をしのぐのです。

そこで野党はいつも微々たる修正案だけを自公に飲ませて大きな成果があったと喧伝しますが、国民は野党の修正案など気にも留めていません。

国民民主党も必死になってガソリン税のトリガー条項凍結解除の協議を自公に迫りましたが、自公はのらりくらりと逃げます。維新は旧文通費の領収書公開を自公に迫りますが、これまた自公はのらりくらりと逃げ続けます。

自公が過半数を割ったら
しかし自公が過半数割れになったらどうでしょうか?自公は野党の言い分を飲まなければ政策を実現することができなくなります。

この自公が野党の言い分を飲むところで、これまでの自公政権に「変容」が起きるというのが政権変容の要諦です。

政権変容が起きると、野党の言い分のいくつかが政策として実行されていきます。そして野党議員の中に政策を実行するための知恵と経験が積み重ねられていき、気づいたときには野党に政権担当能力が備わっている。そこでいよいよ政権交代のステージになるのです。
 
ところが今の野党にそうした大局観はなく、それどころか野党各党は自党の勢力を拡大することに精を出しています。

特に野党第二党である日本維新の会は野党第一党になることに心血を注いでいます。

しかし実は、野党第一党がどこかなどに、国民はまったく関心がありません。

自公が過半数を維持したのであれば、野党第一党がどこの党になろうが政治に大きな変化は起きないのですから。ここを国民はよくわかっています。

国民が真に求めていること
野党の中の第一党争いなど、コップの中の争いにすぎません。永田町での立場が少し強くなったり、政党交付金が増額されたりすることを主目的とした保身そのものです。

国民が強く求めていることは政権「変容」。
 
そのためには、是が非でも自公過半数割れに持ち込まなければならない。野党第一党を目指すことなど国民にまったく響かないし、それを達成したところで国民の利益にもならない。

とにかく自公過半数割れ。しかも政権交代ではなく政権変容を、野党は大きく目標に掲げるべきです。そしてこの政権変容の意味と必要性が国民に伝われば、それを実現しようとする大きな風が吹くことでしょう。

次の選挙で目指すべき「政権変容」への道をわかりやすく大胆に解説します。
 
 

橋下徹「『記載ミス』ではなく、『自民党の組織ぐるみの脱税行為』。開いた口が塞がらない」…野党は絶好のチャンスだが「冷静」になる必要性

 
自民党による組織ぐるみの「脱税行為」
—いま日本の政治に大きな嵐が巻き起こっています。圧倒的な力を持ち、戦後、日本政界に君臨し続けてきた自由民主党が、内部からガラガラと崩壊しています。

橋下 令和版「政治とカネ」問題が爆発しました。タイミング的にも確定申告の時期と重なり、日ごろ政治に関心の薄い人たちですら、連日の報道から目が離せなかった。僕自身、確定申告に取り組みながら、腸が煮えくり返りましたよ。SNS上では「#確定申告ボイコット」がトレンド入りしました。
 
—改めておさらいをしますと、政治資金パーティー券のノルマを課された議員たちが、自らに与えられたノルマ以上を販売した場合、その差額分をキックバック(還元)として受け取っていた。しかもその金額は政治資金収支報告書に記載しなくていいし、領収書を出す必要もない、という悪質なやり方がまかりとおっていた。

当初から自民党のお歴々は「記載ミス」などと言って逃れようとしてきましたが、橋下さんは「ミスでは済まされない」と切り込んだ。
 
収支報告書不記載は完全なる「脱税」
橋下 「裏金」とか「記載ミス」とか、政治にありがちなフレーズだけど、僕に言わせれば「脱税」ですよ。安倍派(清和政策研究会)は、過去5年間で6億円超、二階派(志師会)は約2億円、政治資金パーティーの収入を、派閥の政治資金収支報告書に収入として記載してきませんでした。その分は各議員の政治資金収支報告書にも記載されず、各議員に裏金として渡っていたんです。

政治資金規正法の収支報告書不記載・虚偽記載罪の公訴時効は5年で、その5年だけ見ればこの程度だけど、それ以前に遡れば、いったい総額いくらに上るのか……。とくに安倍派は20年以上前から、こうしたキックバックを続けてきている。
 
国家権力の中枢に君臨し続けた自民党による組織ぐるみの「脱税行為」です。開いた口がふさがりませんよ。

しかも結局、検察の捜査では、主要幹部らの刑事訴追はなされませんでした。だからこそ、「政治資金規正法はザル法」と言われるわけですが……。
 
しかしそれはあくまで政治資金規正法違反に限った話です。これを「納税」の観点で論ずれば、完全なる「脱税」。国民全員が義務付けられている申告と納税を、なぜ政治家だけが免れているのか。

自民党のお手盛り内部処分で終わらせず、とことん追及し続けるべきです。
 
野党が従来のままでいるなら...
—これまで「なんだかんだ言っても、結局は自民党しかない」と思ってきた人たちも、さすがに嫌悪感をあらわにして、政権の支持率もダダ下がりしました。

橋下 「自民党は信頼回復できない」とする意見は87%、という世論調査もあったほど。有権者たちから強烈な「自民NO!」が突き付けられている。

—こうした現状は、1993年の政権交代時を思い出しませんか。自民党の派閥トップクラスを含む90人以上が未公開株を受け取っていた「リクルート事件」が世間を騒がせ、その結果として「政権交代」が実現したのです。
 
あのときと同じ「政権交代」の突風が、日本の政界に吹くのではないか—。

橋下 たしかに、二度とないくらいの好機が野党に訪れている。ただ僕は、この突風を厳密に、冷静に分析する必要があると思っています。
 
93年のときとは異なり、今の風は政権「交代」の突風ではなく、政権「変容」の突風ではないのか。野党各党が従来の考え方のままでいるなら、風を最大限に活用できないでしょう。今こそ、新しい戦略が必要なのです。