ワイン受領の兵庫県知事、自宅で飲むも「政策でやるべき」PRは行わず…「機会があれば言いたい」

 
凄いな平気で言い切ってしまう姿勢『「対外的発信を応援してほしいと言われた。(ワインは)置いておくわけにはいかないので、自宅で飲んだ」』単なるたかり人間じゃん!斉藤知事宅へ行って持って帰ってはダメなもの一杯出てくるはず。維新の体質だろうな。
 
 
 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を巡り、県議会の百条委員会が19日に開かれ、斎藤知事が出張先で特産ワインを求めたとする音声データと陳述書の内容が公開された。斎藤知事は記者団にワインの受領を認め、「私が飲ませていただき、素晴らしさをPRするのは県の産業政策としてやるべきだ」と釈明。問題ないとの認識を示した。

 ワインに関する疑惑は、前県西播磨県民局長の男性職員(60)が3月に文書で指摘した、知事のパワハラや企業からの贈答品の受け取りなど7項目の疑惑とは別となる。男性職員は当初、この日の百条委に証人として出頭する予定だったが、7日に死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。男性は音声データと陳述書を準備しており、遺族が百条委に提出した。

 音声データは1分弱で、斎藤知事が2022年11月7日、県西部の上郡町で行われた地域づくりの会合に出席し、特産のワインが話題に上がった際に、「まだ私は飲んでいないのでぜひまた、(中略)折を見てお願いします」と発言した部分が公開された。
 
 これについて、上郡町の梅田修作町長は19日に記者会見を開き、会合から1週間後の11月14日、町職員が県庁に出張する際、ワイン2本を秘書課に届けたと説明。「『おねだり』とは感じなかった」とする一方、「知事が公の会議の場で発言されたことは非常に重いと思う。多少は影響され、ワインを用意させた」と述べた。

 斎藤知事は19日、記者団に、「折を見てお願いします」などの発言について、「一般的な社交儀礼の会話だ」と強調。「対外的発信を応援してほしいと言われた。(ワインは)置いておくわけにはいかないので、自宅で飲んだ」と説明した。一方、このワインをSNSなどでPRする活動は行っていなかったといい、「機会があればこういうおいしいワインがあると言いたいと思う」と述べた。

 進退については、「県政を前に進めていくことが果たすべき責任だ」と述べ、改めて辞職を否定した。
 
 
陳述書も
 陳述書はA4サイズ11ページで、3月の内部告発で知事側が特定企業から受け取ったとされる贈答品やパワハラ疑惑について、想定問答形式で記されていた。

 23年7月に県と包括連携協定を結んだ企業からは「ロードバイクが贈呈された」とし、「企業のサイトには『知事のサイクリング用として、県に貸与』と明記されている」と記載。「期限を付さない無償貸与は実質的に贈与とみなされるのではと思い、(告発内容に)盛り込んだ」などとした。

 知事のパワハラについては、「知事室における協議時には、気に入らないことがあると机を叩(たた)いて怒ったり、激こうすることは日常茶飯事」などの記述があった。

百条委員会、50人に証人尋問実施へ
 百条委は今後、斎藤知事によるパワハラや贈答品の受領などの疑惑について、11月までに約50人に証人尋問を実施し、年内をめどに調査報告書をまとめる。

 証人尋問を控えた男性職員が死亡したことを受け、証人となる職員に対するメンタルケアを徹底する方針で、今後対策を協議する。

 19日の会合では、法的アドバイザーに元検事の丸山毅弁護士を選任。全職員約9700人を対象に、疑惑に関するアンケートを実施することを決めた。9月上旬に最終報告が行われる。

もらったままは問題
 川上和久・麗沢大教授(政治心理学)の話「『PRのため』と説明するなら、実際にSNSや県の広報誌などでPRすべきだった。受領した物品がどう使われたのか説明されず、もらったままになっているのであれば問題だ。物品の金銭的な価値などにかかわらず、説明を尽くすべきだ」

自ら基準示す必要
 元神奈川県逗子市長の富野暉一郎・龍谷大名誉教授(地方自治論)の話「政治家が地域や企業から試食を勧められたり、物品を贈ってもらったりすることは少なくない。断れば地域に冷たいと思われるかもしれないが、誤解を招きたくないのであれば、自分なりの基準を明確に県民に示す必要がある」
 

 

兵庫知事疑惑、推薦した維新幹部の静観に党内から不満「かばっているように見える」

 
庇っているんです。吉村だって過去にやったことがあるから?!
 
 
 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を巡り、日本維新の会が対応に苦慮している。2021年知事選でともに推薦した自民党が辞職を促す中、吉村洋文共同代表(大阪府知事)ら幹部は静観を続けており、党内からは「対応が後手だ」として、地盤とする関西での影響力低下を懸念する声も出ている。

 吉村氏は19日、府庁で「百条委には事実を明らかにしてほしい」と報道陣に語った。斎藤氏自身に説明責任を果たすよう促したものだが、維新内からは「知事選で推薦した斎藤氏をかばっているように見える。次期衆院選に影響があり、辞職を迫るべきだ」(中堅)との不満も漏れている。

 斎藤氏を巡っては、県幹部だった男性職員が3月、告発する文書を報道機関などに配布。斎藤氏は「うそ八百」と否定したが、県議会は6月、自民主導で地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置を決めた。男性は出席を予定したが、今月7日に死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。

 斎藤氏に辞職を求める声も強まっており、12日には県政の混乱を招いたとして副知事が辞職意向を表明した。複数回にわたって辞職を求めたことも明らかにしたが、斎藤氏は「県民の負託を受けた」と続投する考えを示したままだ。

 対応を決めかねている維新に対し、自民県連の末松信介参院議員は14日の県連大会で「正しい決断をしていただきたい」と訴え、事実上の辞職を要求。次期知事選で公明、立憲民主両党との共闘で「関西で維新の勢いをそぐ好機だ」(中堅)との声も上がっている。

 これに対し、維新の遠藤敬国会対策委員長は即座に反応し、「自民は完全に他人事みたいだが、製造物責任の一翼を担っている」と皮肉った。ただ、「焦りの裏返し」(維新関係者)と見る向きも多く、「疑惑が晴れないと次は戦えない」と不戦敗論も出ている。
 

 

「死体蹴り…」石丸伸二氏が明かした“殺害予告”、アンチも掌返しの構図

 
だから石丸は人間失格って言われるんだ。橋下徹と似ているのだから。こいつ石丸は岸田の選挙基盤に立候補するとか、今度は擁護県知事選に立候補するとかが巷の噂。こんな奴を泳がせてはダメなのだ。
 
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、7月7日放送の『Mr.サンデー"七夕決戦"都知事選SP』(フジテレビ系)で、「多くの無党派層が求めてるその政治のスタイル、政治の熱、それから姿勢。それをよく石丸さんは都知事選で示してくれたなと思います。メディアへの受け答えで、ひねくれた答え方するのも俺とそっくり。同じ質問ばっかりされて腹立つの分かる」
 
 
 過去最多の56人が立候補し、白熱した展開となった「東京都知事選挙2024」。
 
 3期目を目指す“現職の小池百合子氏”と“元参議院議員の蓮舫氏”、2人の女傑対決とメディアがあおる中、現職強しのジンクス通り、東京都知事の座を掴み取ったのは小池氏であった。

 今回の都知事選、盛り上がりの立役者となったのは、3位の蓮舫氏に40万票の差をつけて2位となった、元安芸高田市市長の石丸伸二氏だろう。


 SNSを駆使しながらも、都内200か所以上で街頭演説を行い、若者を中心とした多くの無党派層の支持を得ることに成功。

 地方のいち市長が160万票以上の票を集め、称賛されるはずの石丸氏だったが、開票日の選挙特番出演で一転、批判の対象となってしまった。

石丸伸二氏、殺害予告がきていたことを明かす
 石丸氏のインタビューをみた視聴者からは、「態度や発言が怖い……」とささやかれ、特に社会学者・古市憲寿氏や元乃木坂46・山崎怜奈に対する受け答えから、“石丸構文”という石丸氏を揶揄するムーブメントも生まれてしまうことに。

 タレントのラサール石井は、

《インタビューがひどかった。まず質問に必ず顔をしかめ時間を置く。質問がとんちんかんだと言わんばかりに。そして難癖をつける。質問者がひるむとここぞとマウントを取る。不毛な会話が続く。どの局もこの連続》

 と日刊ゲンダイ(7月11日配信)で批判。それまで石丸氏に好意的な発言をしていた田村淳も、

「いち政治家として端的に短い言葉でスパーンと答えてる石丸さんがいいと思っていたので、あんな言い方する必要はない。ああいう政治家は嫌いです」

 と自身のYouTubeチャンネルで語っている。

 そんな中、石丸氏は7月16日のYouTube配信で、自身と家族への殺害予告が届いていたことを明かした。

「極めて悪質で、石丸伸二とその家族を殺害し、家に放火しますという内容でした。ネットで出回っている実家の住所と電話番号も書いてありました」と衝撃の告白。

 殺害予告について、XをはじめとするSNSでは、

《なぜ、東京を日本を変えようと立ち上がった方が殺害予告をされ、本人とご両親が危険に晒されなければならないのでしょうか?》

《今までアンチの活動はスルーもしくは軽い反論をしてきました。しかし、超えてはいけないラインをついに超えました。石丸伸二さんが嫌いなのはいいです。そこまでしますか?》

《こういう予告が出るのはSNSで叩いてるアンチやメディアの後押しもあると思う……。批判はあっていいけど批判と誹謗中傷もわからずに、敗者を執拗に叩くのは、ただ死体蹴り……》

 と、身を案じる声が多く集まった。

 街頭演説の際、ボランティアとして石丸氏の身辺警護についていた人物も、

《石丸さん、ご両親の身の安全と、ご自宅放火された場合には直ぐにその場から逃げれるように準備だけはしていて欲しい。日本の警察を舐めるなよ。絶対に捕まえるはず!》

 とXでコメントし、怒りをあらわにしていた。

 石丸氏を批判する声も上がる一方で、彼を支持し、彼の活躍に期待する声も多い。

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、7月7日放送の『Mr.サンデー"七夕決戦"都知事選SP』(フジテレビ系)で、

「多くの無党派層が求めてるその政治のスタイル、政治の熱、それから姿勢。それをよく石丸さんは都知事選で示してくれたなと思います。メディアへの受け答えで、ひねくれた答え方するのも俺とそっくり。同じ質問ばっかりされて腹立つの分かる」

 と自身の過去を重ねながら称賛を送った。

 元官僚の岸博幸氏も、14日放送の読売テレビ『そこまで言って委員会NP』の内容に関して、《これって年かさの人、旧来の政治のやり方(訴える政策の具体的な内容が一番大事とか)に拘る人による、新しいやり方を始めた若者いじめじゃん》とX上でコメント。

 この他、ONE OK ROCK・Takaや呂布カルマなど人気ミュージシャンも、SNSで石丸氏を擁護、支持の声をあげている。

 候補者への意見や批判など、賛否はそれぞれあるだろうが、石丸氏やその家族への殺害予告は単なる犯罪行為に過ぎない。

 アメリカでは先日、トランプ元大統領がライフル銃で狙撃され負傷した。トランプ氏は無事だったが、犠牲者もでてしまった。暴力では何も生み出されない。何も解決しない。誰もが一度冷静になるべきときだ。

(文/志村結衣)
 
 

【対話はしません】元局長が死亡で混乱の兵庫県・斎藤知事が言い放った「異例の答弁」の中身

 
 
「死をもって抗議します」

姫路市の生家で発見されたスマートフォンに残されていた“遺書”には、そんなメッセージが書かれていたという。
 
斎藤元彦・兵庫県知事(46)のパワハラ疑惑などを告発していた元西播磨県民局長のA氏(60)が7月7日夜、自ら命を絶った。A氏の死後、知事の発言や県の対応に対するクレーム電話が殺到。公務に支障が出る事態に発展している。これまで県に寄せられた抗議や批判は1000件にものぼるという。

3月12日、A氏が作成した県政の“7つの疑惑”という文章が出回ったのが、一連の騒動の始まりだった。県の人事課などが調査に乗り出し3月25日にA氏への事情聴取を行ったが、斎藤知事は3月27日の記者会見でA氏を「嘘八百」「公務員として失格」と吊し上げた。

A氏は数日後に定年退職する予定だったが、西播磨局長職から解くことで退職を阻止し、停職3ヵ月の懲戒処分を下している。これを受けてA氏は知事の発言に対する反論文を作成。一部の県議やメディアに送付するなど、対決姿勢を崩さなかった。

A氏を知る県関係者が打ち明ける。

「Aさんは知事の発言ひとつひとつに具体的な反論・反証を用意していた。県民や職員にとにかく事実を知ってほしいという一心で行動していました。後輩職員からの相談などを受けていたことも、今回の告発文を出した経緯です。阪神とオリックスの優勝パレードを担当した課長が死亡したことを県が公表しようとしなかったという前例もありましたから。そんな中で無所属の丸尾牧県議(59)が職員へのアンケートの結果を公表しましたが、職員の中では『誰が言ったかの犯人探しが始まっている』という声が出たことで、Aさんは他の職員たちに迷惑をかけることを危惧したわけです」

実際、FRIDAYデジタルが5月にA氏に取材を申し込んだ際、知人を介して以下のような連絡を受けている。

「現在、県の職員に(県の)当局から強い圧力がかかっている状況です。取材を受けることによって職員に迷惑がかかると思うと精神的にしんどいのが、正直なところです。申し訳ありませんが、しばらく様子見をさせていただけませんか」

A氏を含む県職員からの批判の矛先は、知事のパワハラや数々の疑惑だけではない。斎藤知事の就任後、業務上大きな不具合が生じていたのも問題だった。地元紙の記者が言う。

「コロナ禍で職員の出勤率を4割に引き下げるリモートワーク施策を行ったところ、『先進的だ』との評価に繋がり、知事はご満悦でした。これを受け、知事は3つある県庁舎のうちの2つを’26年度から解体し、跡地を芝生にするという方針を示した。本庁は既にパンク状態なほど職員が詰め込まれているにもかかわらず、庁舎を減らすというのです。これには職員の出勤率を抑える取り組みを継続する意向が隠れていると思われます。それに伴い、外郭団体なども同様のリモートワークが強要される見込みです」

市町村や外郭団体も、県庁職員の許可が下りてから初めて動き出せるものが多い。前出の地元紙記者が続ける。

「個人情報保護の観点から、リモートワークの職員の連絡先は誰にも伝えられないので、知事は『公用携帯を持たせることで解決する』と述べています。それで県庁の業務が成り立つはずがありません。極端に業務効率が落ち、県政の質が悪化することは明白なのです。懸念した職員が抗議し、本会議で議題にあがりましたが、斎藤知事は『この道を行くしかない。対話はしません』と悪びれる様子もなく言い放ちました」

既に県の一部では在宅勤務などで、職員の出勤率を4割に引き下げる取り組みも実施されている。しかし西播磨の市政関係者は、「本庁との連絡がスムーズでないため、既に業務上で支障を感じることもある。近接他市でも同じような懸念する声が聞こえてきています」と眉をひそめる。

斎藤県政では立ち行かない―。A氏が告発に至った背景には県庁の機能不全に対する不安もあったのだ。

A氏の死後に行われた会見で、斎藤知事はメディアから厳しく追及されたが、「県政を前に進めることが私の責任の果たし方だ」と辞任を否定している。

自民党と維新の会の相乗りで当選を果たした斎藤知事に対しては、自民党県連会長の末松信介参院議員(68)までもが「知事には大きな正しい決断をしていただきたい」と事実上の辞任要求を行っている。

維新の会の創始者である橋下徹氏(55)も情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』(関西テレビ)に出演した際、こう苦言を呈した。

「斎藤知事は部下に対していきなり『嘘八百』とメディアを通じて公言したわけですよ。それが嘘八百ではなかったんです。そのことで、因果関係がどうかは別としても、一人の職員が亡くなったというこの事実だけで、僕は組織のトップは辞めないといけないと思います。(中略)県政を立て直すためとかそうじゃなくて、事実関係を明らかにして、明らかになった段階で僕は辞めるべきだと思いますけどね」

まさに四面楚歌の斎藤知事。だが、一方で「県政の混乱は斎藤知事の問題だけではない」と怒りを隠さない県政関係者もいる。

FRIDAYデジタル