最大76億円の追加負担が生じる可能性があることも判明した。

なんか…維新に通ずるものを感じるなあ~~!

 

 

執行部に意見することを「後ろから撃つ」と捉える発想そのもの自体がおかしい。自民党も小選挙区制になってから党執行部に意見する議員が居なくなり、明らかに間違った方向に進んでいても誰も止めることが出来なくなった。やはり維新は自民党の悪いところばかりを詰め合わせたような政党だ。

 

 

 

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は27日、会場の大屋根(リング)について、閉幕後に再活用できるのは2割にとどまるとの見通しを示した。活用に関心を持つ自治体などから聞き取った結果で、多くは「ほぼ無償」での提供を前提とした。全て解体する場合に比べて協会に追加負担が生じる可能性がある。一方、参加国の簡易型パビリオンへの移行が進まないことから、最大76億円の追加負担が生じる可能性があることも判明した。

 

リングは、1周約2キロ、高さ最大約20メートルで、世界最大の木造建築物となる。協会はこの日、9月としていた完成時期が8月末に早まると明らかにした。

建設費約350億円をかけて閉幕後に撤去する計画に批判が相次ぎ、協会は現地保存を含めた活用方法を公募。自治体や建設会社、家具メーカーなどから応募があり、13団体から入札額や活用の実現可能性などを聞き取った。27日に開いた理事会で結果が報告され、リングに使う木材約2万7千立方メートルのうち、需要が見込めるのは約2割の6千立方メートルと判明した。協会は実現性がありそうな活用方法として「自転車道」などを挙げた。

木材については「ほぼ無料でないと引き取れない」との声が多く、協会の石毛博行事務総長は理事会後の会見で、万博が盛り上がることで「リングの価値が上がる可能性」に期待した。一方、協会は現在、全て解体することを前提に工事を契約しており、再活用の場合にはより丁寧な作業が必要となることから、協会に追加負担が生じる可能性がある。

また、海外パビリオンの準備遅れに関して、工期短縮のために協会が提案する簡易型の「タイプX」への移行が進まず、建設費が回収できないことなどから、最大76億円の追加負担が生じる見通しであることが分かった。協会は130億円の予備費から充当する方針。協会会長を務める十倉雅和・経団連会長は会見で「建設費の圧縮に務めており、2350億円の会場建設費の中できちっとやれる」と強調した。(井上浩平)

 

 

万博会場建設 さらに最大73億円が必要に 海外パビリオン「タイプX」の整備費用など 回収が難しい

 

 

大阪・関西万博の海外パビリオンをめぐって、建設の遅れが原因で、新たに最大およそ76億円の会場建設費が必要となることが分かりました。

■BIE事務局長が自見万博担当大臣に報告

27日午後、BIE(博覧会国際事務局)ケルケンツェス事務局長が、東京で自見万博担当大臣に合い、大阪・関西万博の参加国などの担当者を集めた会議の終了を報告しました。

会議は奈良県で2日間にわたって開かれていたもので、ケルケンツェス事務局長は「2日間で多くの疑問と回答、そして解決策が見つかりました。参加国が準備に前向きな考えを持つことができました」と話しました。

■回収が難しい費用は最大で76億円に

一方、大阪では、準備状況などを話し合う万博の理事会が行われました。

【博覧会協会 石毛博行事務局長】「『タイプX』、それから割り当てられた国が使わなくなった空き地の活用の件」

中でも、大きな課題となっているのが、海外パビリオン「タイプX」です。

49の参加国が独自で建設する「タイプA」のパビリオンをめぐっては、まだ10カ国程度が建設業者すら見つかっておらず、博覧会協会が代わりに簡易のパビリオンを建設して引き渡す、「タイプX」を提案していました。

すでに建設を進めている9棟の整備費用などは、利用する国が負担することになっていましたが、博覧会協会によると、現時点で移行したのは3カ国。

残る6棟全てが使われなかった場合、整備費用など回収が難しい費用は最大で76億円に上ることが分かり、27日の理事会で、会場建設費の予備費130億円から捻出すると決まったのです。

■足りなくなることは?「十分吸収できる」

全体の会場建設費は、これまでに2度上振れし、大幅に増額してきた経緯がありました。

今回、予備費の半分以上をあてることになりますが、増額し、足りなくなることはないのでしょうか…。

【日本国際博覧会協会 十倉雅和会長】「予備費を除いた2220億の精査を今しているが、極力合理化・圧縮して、低めの金額でいっている。そこから充当できる部分もある。この予備費130億を含むと、この中で十分吸収できると判断している」

■空地は…「緑が増えれば、その分美しい万博になるでしょう」

独自パビリオンの断念でできる空き地については、BIEのケルケンツェス事務局長は26日、関西テレビの取材にこう答えていました。

【BIE・ケルケンツェス事務局長】「万博には家族が集ったり、座ったりする屋外スペースが必要です。緑が増えれば、その分美しい万博になるでしょう」

理事会では、使わなくなった「タイプX」や空き地は、団体の休憩所やイベント会場などとして協会が活用し、会場建設費を使って整備することが決まったということです。

開幕が近づくにつれて見えてくる運営面での課題。限られた費用の中で、解決していくことはできるのでしょうか。

(関西テレビ「newsランナー」2024年6月27日放送)

 

 

万博パビリオン、完成数見通し公表へ ペット同伴可否は決定持ち越し

 
クルクル変わる方針。もう見通しが立っていない事が鮮明だ!
 
 
 2025年開催の大阪・関西万博で、参加国が自前で建てる海外パビリオン「タイプA」の建設が遅れている問題で、日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は27日、開幕までに整備が間に合うパビリオンの数を集計して明らかにする考えを示した。
 
 万博ではタイプAの建設の遅れが大きな問題となっている。この日開かれた協会理事会後の記者会見で、最終的に完成するパビリオンの数を公表する考えを問われた石毛氏は、「何月何日ということはないが、遠くない状況のなかでこういう姿になると示したい」と語った。
 
 協会はタイプAの建設が遅れている参加国に対し、建て売り方式の「タイプX」などへの移行を呼びかけている。ただXへの移行が想定より遅れており、Xから他のタイプへの転用などで、日本側に追加負担がかかることが明らかになっている。石毛氏は負担額について、「50億円から76億円」との見通しを明らかにした上で、会場建設費(最大2350億円)のうち、物価上昇などに備えて確保していた「予備費」(130億円)からあてる可能性があるとした。
 さらに石毛氏は、万博のシンボルとされる「大屋根リング」の閉幕後の利活用にも言及。リングは、全体の2万7千立方メートルのうち、これまでに引き取りのめどがたっている約6千立方メートルを解体してほぼ無償の建材として引き渡し、再利用する方針だ。石毛氏は「開幕して、(リングの建材としての)ブランド価値が上がる可能性はある」と説明。再利用される建材の量がさらに上積みされるとともに、有償の引き取り手がでてくることに期待感を示した。

 一方、石毛氏は、会場へのペットの同伴可否とルールについて、この日の理事会で協議されたものの、次回以降の理事会に持ち越しになったことも明らかにした。一部の理事から「(同伴が)ペットのためになるのか」との意見があり、まとまらなかったという。(菅原普、諏訪和仁)