河野太郎デジタル相、秋の自民党総裁選に立候補の意向…周辺に伝える

 
誰も期待しておらんわ💢つけ上がるな。民主主義も独裁政治も区別のつかないイカレ親爺だ!
 
 
 複数の関係者が明らかにした。麻生派を率いる麻生副総裁は2021年の前回総裁選以降、岸田首相を支持する立場を維持しており、河野氏の出馬には慎重な考えとされる。

 河野氏は26日夜、麻生氏と東京都内で会食しており、出馬の意欲を伝え、理解を求めたとみられる。河野氏は同派の動向などの政治情勢を見極め、最終判断する方針だ。

 河野氏が出馬すれば、09年と21年に続いて3回目となる。前回総裁選では、決選投票で岸田首相に敗れた。

 河野氏は衆院神奈川15区選出で、当選9回。15年に国家公安委員長として初入閣し、外相、防衛相などを歴任し、菅内閣では行政・規制改革相を務め、新型コロナのワクチン接種を担当した。岸田内閣でデジタル相に就任し、昨年9月の内閣改造で留任した。
 
 

河野氏、自民総裁選へ精彩欠く 麻生・菅氏の板挟みか

 
 
 9月に想定される自民党総裁選に向け、「ポスト岸田」候補の一人と目される河野太郎デジタル相が精彩を欠いている。派閥裏金事件を受けて党内で「脱派閥」の流れが加速する中、河野氏は麻生派にとどまったままだ。同派の存続を目指す会長の麻生太郎副総裁の支援を期待しているとみられるが、結果として「改革派」の看板は色あせ、総裁選への戦略は描き切れていない。
 
 河野氏は26日夜、麻生氏と東京都内の日本料理店で会談した。党内では総裁選への対応について意見交換したとの見方が出ている。

 河野氏が総裁選に初挑戦したのは2009年。以来、次世代のリーダーと目され、外相、防衛相などを歴任してきた。4人が争った21年の総裁選では決選投票に残り、岸田文雄首相と競り合った。この総裁選後にはインターネット番組で、次回に向け「乞うご期待」と語っていた。

 その河野氏の存在感がかすみがちになったのは裏金事件がきっかけだ。無派閥で長年活動してきた菅義偉前首相が1月、信頼回復に向けて「派閥解消」を提唱。これを受け、党内には派閥解散の動きが広がり、派閥から離脱する議員も相次いだが、河野氏は煮え切らない対応を取り続けた。

 所属する麻生派を率いる麻生氏は、党内6派閥の領袖(りょうしゅう)で唯一、派の存続を決断した。党内基盤が弱い河野氏は麻生氏の後押しを期待しているとみられ、河野氏に近い議員は「本人に派閥を抜ける考えはない」と断言する。

 一方、その選択は河野氏を陰に陽に引き立ててきた菅氏の不興を買う結果となっている。菅氏は23日の文芸春秋のオンライン番組で「(河野氏が首相になる)可能性はある」としつつ、河野氏の麻生派残留についてはコメントを避けた。周辺には「彼ははっきりしない」と不満を漏らしているという。

 河野氏に対しては、マイナンバーカードと健康保険証の一体化を巡り「強引すぎる」との世論の批判もくすぶる。その結果、「次の首相」を尋ねる報道各社の最近の世論調査では、ともに「小石河連合」と呼ばれた石破茂元幹事長と小泉進次郎元環境相に水をあけられている。

 河野氏は61歳。総裁選では小泉氏に加え、小林鷹之前経済安全保障担当相らの名前も取り沙汰され、世代交代の波も押し寄せる。河野氏は21日の記者会見で、総裁選について「必要に応じて必要な対応をしていく」と述べるにとどめた。
 
 

「マイナカードでメッキ剥がれた」河野太郎氏、総裁選出馬に意欲みせるも広がる反発…玉川徹氏は「乱暴さが出ている」

 
 
 6月26日、河野太郎デジタル相は、自民党の麻生太郎副総裁と都内で会食。9月に予定される党総裁選に出馬する意欲を伝え、理解を求めたとみられている。
 
「2021年の総裁選で、石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相との『小石河連合』を菅義偉前首相が支援する形で、河野氏は1回めの投票で2位につけ、岸田文雄首相と競り合いました。

 ところが、自民党の派閥裏金事件を受け、菅氏が『派閥解消』を提唱したものの、河野氏は麻生派にとどまったまま。

 菅氏は月刊誌『Hanada』8月号のインタビューでも、『やるならすべての派閥を一気に解消すべきだった』と述べ、唯一存続している麻生派を暗に批判しており、菅氏が河野氏を支えることはありえません」(政治担当記者)

 菅氏は6月6日、萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相、小泉氏と会談。以後、岸田首相への批判を強めており、党総裁選に向け、一定の影響力を持つとみられる。

「河野氏は岸田内閣でデジタル相に就任し、2022年10月、現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化した『マイナ保険証』に切り替えると突然、発表しました。2023年9月の内閣改造でも留任。河野氏に対しては、マイナカードをめぐり、『事実上の義務化』『強引すぎる』という世論の批判もくすぶっています」(同)

 実際、河野氏が総裁選に出馬する意欲を示したことが報じられると、Xでは、マイナカードをめぐり、河野氏に反発する声が広がっている。

《マイナンバーカードゴリ押しでメッキが剥がれたこいつがまだ総裁選に出る気なの?自分が見えてないって恐ろしいな…》

《マイナ保険証のゴリ押し、人の話を真面目に聞かない、質問に答えず無視する態度。自民党には人材がいないということで、さらに自民党離れは進むだろう》

《マイナ保険証への姿勢を見てもわかる通り、絶対に権力を握らせてはいけない人間》

 6月25日には、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、携帯電話契約での本人確認の際、政府がマイナカードなどのICチップによる読み取りを義務化することを取り上げた。特殊詐欺グループに携帯電話が悪用されないよう対処するためだが、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、河野氏を名指ししてこう批判していた。

「急に、その犯罪があったからといって、そこにだけ義務化するというのは、河野大臣の乱暴さがまたここで出てるのかなあと思います」

 6月27日、河野氏は党総裁選への出馬に意欲を示したと報じられたことを問われ、「面白い小説だと思う」と述べ、明言を避けた。強引なイメージがつき、批判が強まる河野氏。どんな公約を掲げ、党総裁選に挑むのだろうか。

 

 

患者から「使いたくない」「面倒くさい」「全然わからん」で利用進まず…窮地の「マイナ保険証」に横たわる2025年問題

 
 
 マイナ保険証によるトラブルが後を絶たない。今年の12月には現行の保険証の新規発行が廃止されるため、政府はマイナ保険証の利用を促そうと、医療機関への支援金倍増まで打ち出した。週刊新潮は有料記事『「保険証が確認できず」「その日の未明に容体が悪化」 死亡事案まで発生していた「マイナ保険証」の大混乱』で医療現場の混乱ぶりを紹介したが、患者からも「困惑」の声が……。
 
 
“やり過ぎということにならないように”
「政府は、マイナ保険証におけるトラブルについて有効な手立てを講じず、医療関係者として怒りしかありません」

 と語るのは、大阪府保険医協会・副理事長で北原医院院長の井上美佐氏である。

「政府は5月から7月を『マイナ保険証利用促進集中取組月間』として、医療機関にトークスクリプトなる“台本“を配っています。その台本に載っているのは患者に対し『マイナ保険証をもっていますか』『次回からもってきてください』と利用促進を呼びかけていくこと。利用者を増やした病院には最大20万円、クリニックや薬局には最大10万円が支給され、さらに政府はこの一時金を倍増させる方針です」(井上氏、以下同)

 ところが、

「とある薬局は患者に対し“マイナ保険証でないと、薬を出せません”と誤解を与える説明をしてしまい謝罪に追い込まれました。別の医療機関では通常保険証を提示した方より、マイナ保険証を提示した患者を優先して診療しているところもあります。こうしたトラブルに関して河野氏は6月11日の会見で“やり過ぎということにならないように気をつけていただく必要はある”としか語らず、責任を医療機関や薬局サイドに転嫁しているように見えます」

 所管省庁の一つである 厚生労働省の武見敬三大臣に対しても、

「武見大臣は“一人でも多くの方にマイナ保険証を利用していただくように、利用促進のため全力で取り組んでいく”と述べています。しかし、患者さんのほうからは“使いたくない”“面倒くさい”という声が上がっているのが実際のところです。例えば、当院でマイナ保険証と現行保険証の2枚持ってきた方がいて、窓口で両方を提示し“どちらを使ったらいいですか”と聞かれたことがありました。スタッフが“どちらでもいいですよ”と言うと、その方は紙の保険証を使っていました。別の患者さんにも“マイナ保険証を使ってみますか?”と提案してみたのですが、“面倒だからイヤ”と断られてしまいました。患者さんが面倒に思うのはマイナ保険証をカードリーダーで認識させる際に手間がかかるからです。複数回『同意する』のボタンを押さなければならず、ある程度のエラーが出てしまう。他方、紙の保険証はすぐに確認作業が終わります」
 
“全然分からん……”
 マイナ保険証が何らかの原因で認識されなかった場合、「被保険者資格申立書」を記入して提出すれば、保険診察を受診することができる。しかし、

「この申立書も面倒な書類です。現行保険証に書かれた組合の名前や負担割合などを書いた上で、さらに後日、被保険者番号等の情報を医療機関に伝えないといけない。当院でもマイナ保険証が認識されず、申立書を書いた方がいましたが、認識されなかった理由は当初“全然分からん……”と嘆いていました。結局、その方は勤め先の支店が変わったことで、健康保険の番号が変わり、認識されなかったようで、その原因を突き止めるために会社にも問い合わせまでしていました。こんなトラブルが増えていったら、ただでさえ忙しい医療機関の窓口 はパニックを起こすのではないでしょうか」

 煩雑な作業が発生してしまうゆえ、マイナ保険証は普及しないのだと続ける。

「要は患者が使いたくないから利用率が増えないのです。政府は今年4月時点でマイナ保険証の利用率が6.56%となり、昨年4月の6.3%を上回ったと宣伝していますが、医療機関でマイナ保険証の利用率が増えているというより、薬局での利用が増えているのでしょう。いずれにしても現状では約94%の人がマイナ保険証を利用していないわけですから、急ピッチに進めたら混乱が起きるのは明白です」

 さらに懸念されるのは2025年問題だという。マイナカードには電子証明書が搭載されており、市町村窓口での5年ごとの更新が必要。更新が必要なマイナカードは2025年に2700万枚以上になるとみられ、前年までの倍以上に激増するのだ。

5年ごとの更新について知らない人が
「電子証明書の5年ごとの更新について知らない人が意外と多い。期限が切れたまま、いざ病院でマイナ保険証を提示したら電子証明書が切れていて使えなかった、というトラブルが25年以降は表面化してくる可能性があるのです。電子証明書が切れているとマイナ保険証として使えない上、紙の保険証を持っていなければ窓口で10割負担を強いられる事例も出てくることが考えられます」

 現場のトラブルはまだまだ収まる気配はない。年をまたいで混乱が続いていく様相なのである。

デイリー新潮編集部