「変質した小池さんとの違いを訴えるメリハリを付けていると思いますが、後塵を拝しているだけに、もっと争点を強く打ち出してもいいのではないか」

 

 

 

政治資金パーティーを今後も続けるという小池都知事と、「やりません」と明言する蓮舫氏。違いは鮮明。
小池氏は「透明化」というが、完全に明らかにはならない。そして政治家個人には禁止される企業・団体献金の抜け道となる。それは必然的に賄賂性を帯びる。小池氏は、だからこそ続けたいのだろう。

 

 

 

 

「あなたと次の東京へ」──。20日の東京都知事選(7月7日投開票)の告示を前に、蓮舫参院議員が18日に発表した公約のキャッチフレーズだ。蓮舫氏の会見に先立ち、小池都知事も「もっとよくなる東京大改革3.0」と題した公約を発表。両人とも「新たな東京」を目指す方向性は同じだが、蓮舫氏の公約から浮かぶのは小池を意識した「女帝シフト」だ。

 会見冒頭、蓮舫氏は基本的な問題認識として「失われた30年」の要因に言及。「若者に十分なチャレンジ(挑戦の機会)を与えてこなかったこと」「重要な決定事が密室で決められてきたこと」を挙げ、「この2つの柱(の問題意識)を軸に、『7つの約束』を前に強力に進めていきたい」と意気込んだ。

「7つの約束」は、現役世代の手取り増や教育・福祉現場への支援、多様性の尊重など。あえて7項目に絞ったのは、小池知事が2016年の都知事選で掲げた「7つのゼロ」にカブせたのか。この点について会見後に質問が及ぶと、公約づくりに携わった立憲民主党の山岸一生衆院議員が「否定はしないが、投開票が7月7日とか、いろんな数字も意識している」と苦笑いでかわした。

 

 蓮舫氏の公約で特に目立つのが、ところどころにちりばめた「本物」というワードだ。「本物の少子化対策」「本物の行財政改革」「本物の東京大改革」──と、なかなかにクドイ。小池都政の「偽物感」を強調する当てつけとも取れる。

■蓮舫氏が小池知事を追いかける情勢

「蓮舫さんは『子育て政策など良いものは引き継ぐ』と明言する一方、2年で48億円の予算を計上した都内のプロジェクションマッピングや事業評価の見直しなど特に行財政改革で小池知事と差別化を図っている印象です。それこそ、8年前の就任当初に小池知事が掲げたワイズ・スペンディング(賢い支出)に重なる。情報公開や都政改革を訴えていた小池知事が2期8年で変質したことを皮肉っているのでしょう」(ジャーナリスト・横田一氏)

 首都決戦は最新の情勢調査によれば、蓮舫氏が小池知事を追いかける構図だ。

「変質した小池さんとの違いを訴えるメリハリを付けていると思いますが、後塵を拝しているだけに、もっと争点を強く打ち出してもいいのではないか」(横田一氏)

 

 

連合東京、小池百合子知事の支持を決定…コロナ禍の就労支援やカスハラ防止条例を評価

 

何を見てんだっていう問題だ。小池百合子が大企業優先の姿勢に一貫してやり通した冷酷な姿勢、人間としての人権軽視の姿勢、それだけで失格ではないか!労働者の権利を軽視し続けて来た小池百合子を支持する連合東京。最低最悪だ!

 

 

 連合東京は19日の執行委員会で、東京都知事選で小池百合子知事(71)を支持することを決め、両者は政策協定を締結した。

 連合東京は2020年の前回選でも小池氏を支持した。斉藤千秋会長は記者会見で、小池氏が進めたコロナ禍の就労支援策や、カスタマーハラスメント防止条例の制定に向けた動きを評価し、「我々と一緒に政策を実現している」と述べた。

 一方、立憲民主党が全面的に支える蓮舫氏(56)への支援を見送る理由には、要請がなかったことなどを挙げた。ただ、傘下の労働組合が小池氏以外の候補者を支援することは、尊重するという。

国民民主都連は「自主的に支援」
 国民民主党は19日の両院議員総会で、東京都知事選に3選を目指して立候補する小池百合子知事について、都連が自主的に支援することを決めた。礒崎哲史都連会長は「小池氏の子育て支援策などを評価し、自主的に支持していく」と記者団に語った。

 小池知事にしてみれば、「女帝シフト」を敷く蓮舫氏との戦いは同時に「8年前の自分」との戦いでもある。8年前の小池旋風のように、蓮舫旋風は起きるのか。