副知事が“自らの辞職”と引き換えに 『百条委員会』設置見直し求めた件 知事は「業務の範囲内」との認識

 
自民と維新の推薦で知事に。知事に就任した途端「維新」へ吸収されて自らもすすんで維新へ。途端にこれです!
 
 
兵庫県の斎藤知事は、副知事が辞職と引き換えに、百条委員会の設置を考え直すよう、依頼したことについて「業務の範囲内」だったとの認識を示しました。
 
ことし3月、兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ行為などを告発する文書が配布されましたが、県は内部調査の結果、「事実無根」だとして、当時の西播磨県民局長(60)を停職3カ月の懲戒処分にしました。

一部の議員は、調査権を持つ百条委員会の設置を求めていて、10日の議会では、片山安孝副知事が、自身の辞職と引き換えに設置を考え直すよう、自民の幹部に依頼したことが明らかになりました。

【斎藤元彦知事】「議会と調整するのが、特別職である副知事の一つの役割。議会側に介入するとか、そういったことではなかったという趣旨ですので、一定の業務の範囲内で副知事がやったと(受け止めている)」

百条委員会の設置は、13日の本会議に提案され、賛成多数で可決される見込みです。

関西テレビ
 
 

百条委設置、賛成多数で可決見通し 兵庫県議会13日採決 多数意見で採決は「記名投票」へ 知事批判文書問題

 
 
 兵庫県の元西播磨県民局長が作成した文書を巡る問題で、県議会(定数86)は13日、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める動議について、採決を行う。動議は最大会派の自民(36人)と第4会派のひょうご県民連合(9人)が共同提出する。会派内で意見が分かれる自民は“造反”を防ぐため、全員賛成するよう党議拘束をかけている。さらに自民などの多数意見で採決は「記名投票」になるとみられ、賛成多数で設置が可決される見通し。

 知事や県幹部らを尋問する権限を持つ百条委の設置は「斎藤県政に対する否定」との見立てが大勢で、来夏の知事選にも大きな影響を与えそうだ。

 13日の本会議では、各会派による賛成・反対討論の後、まず採決方法を決めるための投票を実施する。

 採決方法を巡っては、各会派が攻防を続ける。百条委の設置反対を表明している第2会派の維新の会(21人)は、自民から造反者が出ることを期待して「無記名投票」を要望しているが、「記名投票」を訴える自民や県民連合、無所属議員の一部の合計人数には及ばない見通しだ。

 百条委設置について、斎藤元彦知事は12日の定例会見で「議会の判断なのでコメントする立場にない。われわれとしては議会側の要請に基づいて(百条委と別に)第三者機関の設置を決めている。明日の結果をしっかり見ていきたい」と述べた。(前川茂之)
 
 

百条委設置動議、13日に最大会派「自民」など提出へ 斎藤兵庫県知事の告発文書問題

兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、県議会最大会派の自民は11日の議会運営委員会で、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置に関する動議について、第4会派のひょうご県民連合と共同で提出すると表明した。開会中の6月定例会最終日の13日に提出され、同日に採決されるが、賛成多数で可決される公算が大きくなっている。

議運では、自民の北野実幹事長が「第三者機関による調査そのものに議会は関与できない。多くの県民から心配の声が上がり、できるだけ早く県政への信頼回復を図るため、百条委調査に関する動議を提出することを決断した」と表明。ひょうご県民連合と調査事項や委員の人数などを調整し、共同で動議を提出するなどと説明した。

この日の議運では、市民グループが提出した百条委設置を求める請願が審査され、賛成多数となった。13日の本会議で委員長から報告され、質疑などの後に表決される。議運では委員長を除く11人で表決され、自民(5人)とひょうご県民連合(1人)の計6人が採択に賛成した。維新と公明の計5人は反対した。