裏金問題で「おわび」相次ぐ 自民党山口県連大会で「安倍派」議員ら

 
見慣れた顔がある。杉田水脈のこの場だけのしおらしい姿勢(見たことがない)。岸の世襲バカ…。山口県民だって怒らなくちゃ~!
 
 
 自民党山口県連の定期大会が2日、山口市内であった。派閥の裏金問題をめぐり、清和政策研究会(安倍派)に所属していた国会議員から、パーティー券収入の還流(キックバック)分を政治資金収支報告書に記載していなかったことへの「おわび」が相次いだ。
 
 不記載の額が計1564万円に上った杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)はあいさつで自らの問題にふれ、「昨今の政治不信の問題について皆様におわび申し上げたい」と述べた。不記載が計280万円だった江島潔参院議員(山口選挙区)は「政治資金の問題で大変ご心配、ご迷惑をおかけしていることを国会議員の一人として深くおわび申し上げます」と話した。
 派閥から計118万円の還流があった北村経夫参院議員(同)は「その他の事業収入」の収入項目で報告書に記載していたなどと説明している。「これまでにない大きな逆風の渦中にある。国民の信頼を回復し、皆様と力を合わせて結党以来の危機を乗り切っていこう」と呼びかけた。

 一方、麻生派の高村正大衆院議員(山口1区)は自身の不記載はなかったとあらためて述べた上で、政治資金規正法改正案について「一日も早く成立させ、国民から疑いの目を持たれぬ状況を作り、政治を前に進めていかなければならない」と訴えた。(大室一也)