この光景どこかで観た覚えが…アベちゃんが、岸田がついこの間やっていた。これ見よがしは子供を利用しているとしか言いようがない。

 

とってつけた嘘の子供好きアピール

 

小池知事の出馬表明見送りでじわりと広がる「不出馬」説〜蓮舫氏に都知事選出馬の先手を打たれ「裏金自民との一体化」が最大の争点に浮上、一転して守勢に

 
達成ゼロ。実現ゼロ。知性もゼロ。責任感もゼロ。永遠のゼロ。
 
クール・ビズ、ダイバーシティ、ブルーオーシャン、スプリングボード、ワイズ・スペンディング……。小池がやってきたのは、その時々の社会の気分に怪しげな片仮名英語を当てはめるだけだ。小池は「権力と寝る女」と揶揄されるが、結局「時代」と寝てきたのである。
 

 

 

 

 
東京都の小池百合子知事が都議会初日の5月29日、都知事選(6月20日告示・7月7日投開票)の出馬表明を見送った。

マスコミ各社はこの日に出馬表明すると報じていたが、土壇場で見送ったのはなぜか。小池知事の知事3選戦略に狂いが生じてきたのは間違いない。このまま出馬表明できず、不出馬に追い込まれるとの見方も出始めた。

小池知事は前回の知事選では告示6日前に出馬表明する「横綱相撲」だった。今回は大幅に出馬表明を前倒しする意向を固めていたのは、学歴詐称疑惑が再燃して4月の目黒区長選と衆院東京15区補選で惨敗し、「選挙に強い」という小池神話が崩壊する中、現職知事として早々に3選へ名乗りをあげ、自公の推薦を受けて一気に3選の流れをつくる狙いがあったとみられる。
ところが、立憲民主党の蓮舫参院議員に先手を打たれて出馬表明され、誤算が生じたのだ。

蓮舫氏が5月27日に出馬表明したのはサプライズだった。さらに「裏金自民の延命に手を貸す小池都政をリセットする」として「反自民・非小池」の旗印を打ち上げ、小池知事と裏金自民と一体化させる戦略にはインパクトがあった。小池知事は一転して守勢に立たされた。

小池知事がこのまま出馬すれば、「裏金自民と組む小池百合子」というレッテルを貼られ、大逆風にさらされる恐れがある。当初予定通りに自民党に推薦依頼を出すべきかどうか、戦略の練り直しを迫られたのだ。

しかし、蓮舫出馬表明を受けて、小池知事が出馬表明を延期した悪影響ははかりしれない。

ただでさえ、学歴詐称疑惑が再燃し、「選挙に強い」という小池神話が崩壊したばかりだ。そこで自らの出馬表明を見送れば、「小池知事は弱気だ」「もう出馬できないかもしれない」という憶測が一気に広がる恐れがある。

選挙は誰もが勝ち馬に乗りたい。小池知事を支えてきた公明党や連合も同じだ。小池知事が劣勢とみるや、蓮舫氏に近づく勢力は必ず出てくる。
小池知事はそれを承知で出馬表明を見送ったのだから、よほど迷いが生じているのではないか。このまま出馬を見送るのではないかという憶測が流れるのは当然だ。

それを恐れたのか、5月28日には小池知事に近い市長や区長に加え、都民ファーストの都議らが次々に小池知事に出馬を要請した。ここで小池知事が逃げ出して不出馬に転じられると、自分たちの身も危ういという切迫感からだろう。

それでも小池知事は出馬を明言しなかった。
都民ファースト代表は、蓮舫氏が「裏金自民に支援される小池知事」というレッテルを貼ろうとしていると批判した。小池知事が出馬表明に躊躇する最大の要因はそこにあると感じているのだろう。

しかし、小池知事が自民党を批判して知事になったのに、いまや自民と一体化しているのは紛れもない事実だ。とくに自民党の裏金議員である萩生田光一都連会長と密接に連携し、東京五輪や都心再開発などの巨大プロジェクトを推進してきた事実は動かせない。
自民党との連携に転じた小池都政の変節はまさに「都知事選最大の争点」なのだ。

都民ファースト代表は「都政と国政の抱える課題は別物」とも主張したが、これもおかしい。
都政には東京五輪や都心再開発など、安倍政権下で推進された国策と絡む問題が非常に多い。しかも過去の都知事選は国政の流れを大きく変える契機となったことが多く、都政と国政は切り離せない。

首都決戦は都政に限って争われるものではない。
 
一方、自民党では小池知事への不信感も広がり始めている。
東京15区補選では、自民党は裏金事件への反発を受けて早々に独自候補の擁立を諦め、小池知事と連携する方針を決め込んでいた。

ところが、小池知事が擁立した作家の乙武洋匡氏が自民党と一体とみられることを嫌って推薦を一方的に拒否したため、自民党は推薦を出せずに不戦敗になった経緯がある。
今回の知事選でも、自民党は早々に独自候補擁立を諦め、小池知事を推薦して「敗北」を回避する方針を固めていた。ところが、小池知事に一方的に出馬を要請した後に「推薦はいらない」と拒否されたら、東京15区補選の二の舞だ。「赤っ恥だ」「あまりにみっともない」という声が自民党内から出始め、小池知事の出方をしばらく見極める空気が出始めたのは当然だろう。

こうなると、公明党にも慎重論が広がり始めた。自民党と歩調をあわせるというのが表向きの理由だが、内心では「小池知事は勝てるのか」「本当に出馬するのか」という不安がくすぶり始めたのである。

小池知事は71歳。蓮舫氏は51歳。小池知事がいったん劣勢に回ると、蓮舫氏が勢いづく展開は十分にありえる。

小池知事が蓮舫氏に敗れるリスクを承知で出馬に踏み切ることができるのか。プライドが許すのか。

小池知事は都知事選に勝てるかどうかをギリギリまで見極めることになるだろう。しかしその「待ちの姿勢」はますます「小池離れ」を加速させる恐れがある。現時点では、現職が不出馬に追い込まれる「典型的な負けパターン」に入ったように私には見える。

小池知事が負ければ、立憲は政権交代へさらに勢いづく。
小池知事が勝てば、自民党は息を吹き返す。

首都決戦は、東京だけではなく、日本の政治の行方を大きく左右する首都決戦となろう。
小池知事が出馬できるのか。まずはそこが焦点だ。

 

小池知事「私から依頼してない」 都内52首長有志の出馬要請

 
 
 東京都の小池百合子知事は31日の定例記者会見で、都内の首長有志から3選に向けた出馬要請を受けたことについて「私から依頼はしていない。いつも(首長の)ご意見をうかがいながら連携して都政を進めてきた中で、有志の皆様から立候補の要請をいただいたと理解している」と述べた。

 小池氏は28日に都内の52区市町村長から出馬要請を受けていた。

 この日の記者会見で小池氏は「いろんなところで種をまいてきたことが今、花を開きつつある」と2期8年間を振り返る一方、3選出馬については「これから(都議会の)代表・一般質問が控えている。しっかり取り組みたい」と述べるにとどめ、引き続き明言を避けた。【山下俊輔】