万博協会は、会場建設中のパビリオン地区(夢洲2区・3区)でメタンガスが発生していたと発表。これまでガス発生を否定していましたが、しゅんせつ土砂などが埋められ、地下鉄工事でメタンガスが見つかっているとの本紙報道を認めました。「会場のどこでも爆発の危険性」が明白になりました。

 

大袈裟ではなく「命」が危うい大阪万博だ!💢

 

 

 

 

メタンガスによる爆発事故が起きた万博会場の工事現場で、新たに4か所でメタンガスが検出されていたことが分かりました。

2024年3月に万博会場となる夢洲の建設中のトイレで、溶接作業中に出た火花が地中から出ていたメタンガスに引火する事故が起きました。

これを受けて、博覧会協会が会場の260の地点で測定していたメタンガスの濃度を確認したところ、当初、メタンガスが存在する可能性が低いとしていた、パビリオンが立ち並ぶエリアの4カ所でも検出されていたことが、新たに分かりました。

メタンガスの濃度は、法令が定める基準の4分の1以下で、体調不良を起こした人は出ていないということです。

博覧会協会は、来場者の安全を確保するため、来月中に安全対策を取りまとめたいとしています。

 

 

万博会場4カ所でメタンガス検出、パビリオンや「リング」の工区

 
 
 日本国際博覧会協会は30日、大阪・関西万博の会場内にあるパビリオンワールド(PW)工区の4地点で、メタンガスが1~3月に1回ずつ検出されていたと発表した。いずれも爆発下限濃度を下回り、周辺での工事は中止しないという。

 3月に隣接する工区でメタンガスが原因とされる爆発火災が起き、協会が地表付近の作業用の地下空間260カ所、延べ約3千回分の測定データ(昨年7月~今年3月)を調べた。4地点は地下鉄工事現場の上部に点在していたという。

 協会はデータの検証を続け、6月中に隣接工区を含めた安全対策などをまとめる方針という。

 PW工区では今後、各国や企業のパビリオンが並ぶ予定で、全長2キロの木造の大屋根(リング)の建設も進んでいる。

 

 

万博爆発メタンガス別工区で検出 低濃度「工期には影響しない」

 
「メタンガスが存在する可能性が低い」ところを、
「そういったガスは出ない」と言い切った吉村は悪い。

建設遅れの懸念を指摘されていたこともダマで選挙に出て争点にしていなかったのもそうやけど、
もう「嘘」ついて得た知事の座なら降りてくれんかな?
 
低濃度「工期には影響しない」そん軽い言葉で片付けられる問題じゃない。「命」を優先するべき所を「工期に影響ない」で…。大阪万博は怖くて言ってはダメな場所だとぃう事だけは明確になった。
 
 
 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は30日、会場で3月に起きた爆発の原因となったメタンガスが、事故現場とは別の工区でも低濃度検出されたと発表した。爆発しうる濃度の下限を大きく下回っており、法令上、工事の中止は必要ないと説明。追加の安全対策をまとめる方針で、協会幹部は「工期には影響しない」としている。

 万博協会は事故直後、他の工区でのガス発生に関し、埋め立て材料の違いから「リスクはない」と説明していた。藁田博行整備局長は記者団に「土地を所有する大阪市からリスクの引き継ぎがなかった」と釈明した。

 メタンガスが検出されたのは「パビリオンワールド工区」の一部。

万博に子ども招待 「『希望しない』の選択肢がない」交野市長が批判

 
 
 2025年大阪・関西万博への子どもの無料招待をめぐり、大阪府交野市の山本景市長は30日、「回答があった学校のうち約75%が来場を希望すると回答した」とする大阪府の意向調査の中間発表について、「『希望しない』という選択肢がなかった」と指摘した。「極めて誤解を招き事実と異なるもの」と府の意向調査を批判した。

 府は27日、府内の小中高、支援学校の計約1900校を対象にした意向調査の途中経過を発表。これまでに回答があった約1280校のうち約75%にあたる約950校が「希望する」、約25%にあたる約330校が「未定・検討中」と回答したという。

 これに対し、山本氏は意向調査で「希望しない」といった選択肢がなかったと反論。未回答の約620校を含めずに75%という数字を発表したことについても「極めて誤解する内容だ」とし「調査をやり直すべきだ」と主張した。
 交野市は保護者側に交通費が生じることや児童の安全確保の観点から、市内13校の学校単位での参加を見送ると表明している。

 取材に対し、府教委は意向調査の趣旨を「参加を希望する学校数や交通手段などを調べるため。希望しない学校の数に重点を置いていない」とした。選択肢に「希望しない」を設けなかった理由について、「万博に関する情報が不足する中、『希望しない』を設けると、(選んだ学校が)今後参加したいと思っても、希望に沿えない可能性がある。『未定・検討中』であれば、そういった状況も対応できる」と説明した。(岡田真実、丘文奈)

 

大阪・交野市長「意向調査やり直すべきだ」 万博の子ども無料招待

 
 2025年大阪・関西万博に子どもを無料招待する大阪府の事業を巡り、大阪府交野市の山本景市長は30日の記者会見で、「府が実施している各学校への意向調査をやり直すべきだ」と述べた。交野市は市立の全小中学校が参加を希望していない。

 無料招待は、府内在住の4、5歳児と小中高生ら計102万人が対象で、学校単位での参加を基本としている。交野市は24日に市立の全13小中学校で参加の意向がなかったと明らかにした。山本市長は、交通手段の確保や万博会場の安全面への懸念を示していた。
 
 一方、府は24日時点の意向調査の状況を公表。府内の全約1900校のうち1280校から回答があり、約75%に当たる約950校が参加を希望していると発表した。調査は5月末を回答期限としている。

 山本市長は、府の意向調査は「参加希望」か「未定・検討中」の二択しか選択できないとして、「希望しないという選択肢がない。相当の勇気と覚悟がなければ希望を選択せざるを得ない制度で問題だ」と批判した。
 
 一方、大阪府の吉村洋文知事は30日、報道陣に「今回の調査は参加、不参加の結論を求めるものではない。どのぐらいの学校が参加希望なのか、希望の日程がどのぐらい重なりがあるのか(を把握し)円滑に事業を行うためのアンケート。やり直しをする必要はない」と反論した。【大坪菜々美、戸田紗友莉】

 

万博の大屋根、有料で先着900人に6月から見学ツアー アルゼンチンは参加撤退検討

 
 
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は30日、万博会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で建設が進む大屋根(リング)について、一般向けに有料の見学ツアーを開催すると発表した。万博の機運醸成が狙いで、6~10月に6日間実施し、計900人が参加できる。6月1日から先着で受け付ける。
 
万博のシンボルとして設置する環状の大屋根は1周約2キロ、幅30メートル、高さ最大20メートル。完成すれば世界最大級の木造建築物となる。現在木造部分の約9割が完成し、9月末に全体がつながる予定。

ツアーは万博協会と日本旅行が共催し、いずれも日曜日の6月30日、7月28日、8月4、25日、9月29日、10月27日の計6日間開催。個人とグループのツアーを1日に計6回行い、定員は各回25人。参加者はバスで建設中の会場を見学し、実際に大屋根に上がって景観を楽しむ。

参加費は保険料込みで千円。6月1日午前10時から日本旅行の専用予約サイトで受け付ける。大屋根を巡っては、大阪府市も府内の中高生向けに見学ツアーを実施すると発表している。

一方、万博参加国のうち、アルゼンチンが撤退する方向で検討していることが30日に判明した。自前で建設するパビリオン「タイプA」での出展を予定していたが、予算上の問題が生じたとみられる。参加が取りやめになれば、メキシコ、エストニア、ロシアに続き4カ国目となる。

万博協会はまた、参加国が一堂に会する「国際参加者会議(IPM)」を6月25、26の両日に奈良県で開催すると明らかにした。(井上浩平)