末期状態自民党!

 

 

自民党が統一教会とつるんでいた。その連中は日本は悪い国と叩き込まれたのか?だからこんな出鱈目をしてしまってもいいと思ったのか?

 

 

《選挙が近くなるといつも、このパターン》《選挙の争点潰し》《政策パクリ》……SNS上ではこんな投稿が少なくない。

 政府が2026年度から、正常分娩での出産費用に公的医療保険を適用し、自己負担を求めない方向で検討に入ったと、21日付の共同通信が報じたためだ。

 正常分娩による出産費用は現在、保険が適用されない。医療機関ごとに自由に価格設定できることから地域間格差が大きく、かねてから是正のための対策を求める声があった。公的医療保険が適用されれば全国一律の公定価格となり、経済的な負担も軽減することから、政府は少子化対策のきっかけにつながると期待しているようだ。

「増税メガネ」「恩着せメガネ」などと批判が続出している岸田文雄首相(66)が異次元の少子化対策に向け、《ようやく本腰を入れ始めた》などと評価する声が上がる一方で、なぜ《争点潰し》《パクリ》といった見方も出るのかといえば、そもそも出産費用の無償化や公的医療保険の適用は野党が長く主張していた政策だからだ。

■岸田政権は公的保険ではなく出産育児一時金で対応と明言していた

 

 野党側は過去の国会質疑で、政府が子どもを産んだ人に支給している「出産育児一時金」(現在50万円)を引き上げる従来型の手法では結局、出産費用を巡って医療機関との「いたちごっこ」になるとして政策転換を要求。2022年5月の参院厚生労働委員会でも、日本維新の会の梅村聡議員(49)が「昔からあって古くて新しい議論の中に、出産費用に関しても保険適用をしていけば金額のコントロールは付くんじゃないか」などと言い、保険適用のデメリットについて質問。

 これに対し、後藤茂之厚労相(当時=68)は「正常分娩を保険適用とすることにつきましては、身体の一時的な異常である疾病や負傷に対して行われるという療養の給付の基本的な考え方を見直す必要がある」と説明した上で、「出産に関する費用については、引き続き出産育児一時金という現金給付により対応することが適切であろうというふうに考えております」と明言していた。

 2021年の衆参本会議の代表質問でも、立憲民主党や維新が出産費用の無償化や保険適用を求めたのに対し、岸田首相は当時、「費用実態を踏まえた出産育児一時金の支給額の検討」「子供をめぐる様々な課題に適切に対処するため、安定財源の確保を図りつつ、必要な子ども・子育て支援策を促進」などと真正面から答えていなかった。

 

■2016年の参院選前に公表した計画も当時の民進党マニフェストとそっくり

 岸田政権が野党の意見に真摯に耳を傾け、出産費用の公的医療保険の適用に舵を切ったのであれば「やるじゃないか」となるわけだが、冷ややかな投稿が見られるのは、選挙が近づくと唐突に野党が掲げている政策に“乗っかる”のが自民党政権のパターンだからだ。

 例えば、2カ月後に参院選を控えた2016年5月。当時の安倍政権は中長期計画「ニッポン1億総活躍プラン」を公表。だが、明記された「同一労働同一賃金実現へ法改正」など具体的な中身は当時の民進党がマニフェスト(原案)で掲げていたものばかりだった。

「最低賃金は全国加重平均で時給1000円を目指す」との政策も、民進党の「最低賃金を2020年までに全国平均時給1000円に引き上げ」と同じ。待機児童問題で民進党が「保育士の給与を月額5万円の引き上げ」を主張すると、政府案は「ベテラン保育士の月給を最大4万円程度引き上げる」と明記した。

 ほかにも「介護人材で月平均1万円相当の改善」「給付型奨学金」「児童扶養手当の第2子以降の引き上げ」など、どれも民進党のマニフェストとそっくりで、当時も《野党案のパクリ》《選挙の争点潰し》などと批判の声が広がっていたが、今回は……。

 

 

新しい日本=サーカス? 茂木氏の「パンよりサーカス」発言を考える 放言→訂正の裏にある首相候補の真意は

 
 
 自民党の茂木敏充幹事長が、インターネット番組で「国民が求めているのはパンじゃない、サーカスだ」と発言した。「パンとサーカス」は、古代ローマで民衆の支持を得るために取られた政策を指すが、現代では愚民政策の意味合いが強い。首相候補と評される有力政治家が、この表現を使った真意は。(岸本拓也)
 
◆「切り取られて炎上しますよ」「訂正致します」
 
 発言が出たのは、19日に公開されたユーチューブチャンネル「ReHacQ―リハック―」のインタビュー番組の後半。茂木氏は「前向きな政策をやっていく」とし、「パンとサーカス」に触れた。
 
 「どうですかね。今国民の皆さんが求めているのは、多分ローマ時代のパンとサーカスで言ったら、パンじゃない、サーカスなんだと思うんですよ」と話し、こう続けた。「例えば、給付金の支給も悪いことではないですけど、それよりも景色が変わった、何かやっぱり新しい日本が見える、自分たちの未来が見えると。ある意味、コロッセオ(闘技場)で展開したのとは違った決闘ですけど、サーカスなんです、やっぱり」
 
 司会者に「パンが食べられない人もいる。切り取られて炎上しますよ」と突っ込まれると、「訂正致します」と応じた。しかしその後もパンとサーカスの話を続け、「今の日本でどちらが必要かと言うと、景色が変わること。一人一人にチャンスが生まれる、豊かになっていると実感できることが大切だ」とした。
 
◆総理を代えることで国民を沸かせる?
 やりとりを素直に受け取ると、茂木氏は「国民が前向きになれる政策」をサーカスと表現したようだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「発言の裏には、『今の総理じゃ、観客が全く沸かない』『総理を代えることで違う景色を見せるんだ』という意味が含まれているのでは」とみる。
 
 しかし、「ギリシア・ローマ名言集」(岩波文庫)によると、「パンとサーカス」という言葉は、古代ローマの詩人ユウェナリスの「(民衆が)熱心に求めるのは、今や二つだけ パンとサーカス」という風刺詩から来ている。
 
 パンは、食料として無料配布された小麦で、サーカスはコロッセオで行われる剣闘士と猛獣の決闘などの見せ物を指す。ユウェナリスはそれに熱狂するローマ民衆の堕落をやゆした。これが転じて、権力者が民衆に食べ物や娯楽を与え、政治への批判精神を忘れさせる愚民政策を象徴するようになった。
 
◆もともとの意味は愚民政策だけど
 伊藤氏も「『パンとサーカス』という言葉が意味するのは愚民政策だ。国民なんて食べ物と娯楽を与えておけばよい、という上からの目線の発想をしていると受け取られても仕方ない」と指摘する。
 
 そもそも政界では、野党が与党批判をする際に使われることが多い。茂木氏自身、2012年の講演で「今の政府のやり方は明らかに『短期のバラマキ』。ローマ帝国の末期で言うパンとサーカスの世界です」と当時の民主党政権を批判している。
 
 ローマ帝国はパンとサーカスによって民衆の不満を抑えて繁栄したという歴史解釈もあるが、少なくとも現在、言葉の上では前向きなニュアンスに乏しい。改めて真意を茂木氏の事務所に尋ねると、「発言は番組内ですでに取り下げた」と回答があった。
 
◆人物評は「優秀すぎる故に周囲にきつい」
 ポスト岸田に名を連ねる茂木氏。「抜群に頭が切れる」というのが周囲の評価だが、ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「優秀すぎる故に周囲にきつく当たることが多い。最大の課題は人心掌握だろう」と嘆く。
 
 「昔の政治家の言葉は繊細で力があり、ある意味計算されていた。いまは自民党だけでなく、野党も含め、問題になりそうな発言はすぐ撤回すればいいという風潮だ。言葉をおろそかにする政治家が国民と対話できるだろうか」