大阪湾のクジラ処理費「うまく8000万円台に…」 交渉記録を入手

 
上が腐ると下まで即に浸透する。横山はしっかりと反省すべし!
 
 毎日新聞は港湾局が作成した27日の業者との交渉記録を入手。記録によると、その場には経営改革課長のほか、海務課長と担当部長(いずれも当時)も同席。業者側は「一番ブラックボックスにできるのはクジラの清掃なので、そこをうまく8000万(円)台へもっていったらいいんちゃうの」と清掃費の上積みを提案。経営改革課長は「8000万(円)を超える数字を出さないと」とこれを後押しした。

 また、金額を局長に諮る必要性を訴えた海務課長に、経営改革課長は「この期に及んでそんなこと言ってる時間ないやろ」などと迫り、海務課長が「僕がのみ込めない数字になってきてる」と抵抗すると、「何しに来たん? みんなそんな暇ちゃうで」と発言していた。局長の了解を得たとして交渉はその場でまとまり、市は3月31日、8019万円で随意契約した。

 一方、経営改革課長はクジラの処理後、契約金額が支払われた4月27日までの間に、自費で飲料やおつまみを買ってこの業者を訪ね、飲食を共にしていた。市は癒着が疑われないよう業者との会食を禁止した内規に抵触すると判断。港湾局は「契約金額は適正だった」としている。
 
 
 大阪湾で死んだマッコウクジラの処理費を巡り、大阪市が厳しい批判にさらされている。当初の試算額の倍以上で海運業者と随意契約。住民監査請求を受けた市監査委員が、金額ありきで契約交渉が進められた疑いがあるとして、横山英幸市長に再調査を勧告する事態に発展した。毎日新聞が入手した業者との交渉記録によると、処理を担当した大阪港湾局の当時の幹部が業者の意に沿う形で金額の引き上げを促していた。
 
 クジラは2023年1月9日に大阪湾の淀川河口付近で見つかり、13日に死んでいるのが確認された。19日には市の依頼を受けた市内の海運業者が作業船で運び、紀伊水道沖に沈めた。緊急性のある作業だとして、入札せずに随意契約を進めた。業者はその後、市に8625万円の見積書を提出。一方、港湾局は3月初めに3774万円と試算し、両者の金額には大きな隔たりがあった。

 市監査委員による監査結果などによると、3月3日に本来は交渉窓口ではない経営改革課長が業者との交渉役を申し出て、価格交渉が本格化。業者の担当者は元市職員で、経営改革課長とは旧知だった。港湾局は作業の特殊性などを踏まえた業者側の見積書に合わせる形で積算額を増やし、24日には7000万円以上の積算案について弁護士に相談していた。

 毎日新聞は港湾局が作成した27日の業者との交渉記録を入手。記録によると、その場には経営改革課長のほか、海務課長と担当部長(いずれも当時)も同席。業者側は「一番ブラックボックスにできるのはクジラの清掃なので、そこをうまく8000万(円)台へもっていったらいいんちゃうの」と清掃費の上積みを提案。経営改革課長は「8000万(円)を超える数字を出さないと」とこれを後押しした。

 また、金額を局長に諮る必要性を訴えた海務課長に、経営改革課長は「この期に及んでそんなこと言ってる時間ないやろ」などと迫り、海務課長が「僕がのみ込めない数字になってきてる」と抵抗すると、「何しに来たん? みんなそんな暇ちゃうで」と発言していた。局長の了解を得たとして交渉はその場でまとまり、市は3月31日、8019万円で随意契約した。

 一方、経営改革課長はクジラの処理後、契約金額が支払われた4月27日までの間に、自費で飲料やおつまみを買ってこの業者を訪ね、飲食を共にしていた。市は癒着が疑われないよう業者との会食を禁止した内規に抵触すると判断。港湾局は「契約金額は適正だった」としている。【長沼辰哉、鈴木拓也】

 

【クジラの処理費】横山市長「問題あれば市として対応」 “淀ちゃん”処理めぐり職員が業者と不適切な会食

 
クジラの“淀ちゃん”の処理をめぐり、市職員が不適切な会食です。

 去年1月、淀川の河口付近で見つかり、その後死んだ、迷いクジラの“淀ちゃん”。

 (大阪市 松井一郎市長※当時 去年1月)「海から来たクジラくんですから、亡くなってしまったら海へかえしてあげたいと僕はそう思っています」

 大阪市は紀伊水道沖に沈めることを決め、市内の海運業者によって海にかえされました。当初、市は処理費用について3774万円と試算。しかしその後、2倍以上となる8019万円で随意契約しました。

 業者との金額交渉をめぐっては、担当ではない課長が担当課長に金額を引き上げるよう強く進言していました。

 【担当ではない課長】「『(金を)積まんことには話にならん』ということやね。8000万円を超える数字を出さないと」

 さらに、今年5月23日の市議会で大阪港湾局は「(担当ではない)課長がクジラの処理後に業者側と会食していた」と明らかにしました。

 (大阪港湾局の担当者)「(業者のところに)飲料やお菓子、おつまみ等、自分の分を購入して持参し飲食したとのことでありました」

 契約に関わる職員と業者との会食は市の公正契約職務執行マニュアルで禁止されています。5月24日、大阪市の横山英幸市長は次のように述べました。

 (大阪市 横山英幸市長)「やり取りも含めてすべてきっちり調査してもらうことが重要だと思っています。問題があれば当然、大阪市として対応していかないといけない思っています」

MBSニュース
 
え? 維新の井上英孝って、主婦に「東大阪はエタ、ヒニンの集まり」とのたもうた挙句に、パンを投げて、主婦をPTSDにさせて告訴された、あの井上英孝?
 
 

大阪市のクジラ処理 当時の港湾局課長が業者側と会食

 
 
去年(2023年)1月に大阪湾で死んだクジラをおよそ8000万円の費用で処理したことをめぐり、大阪市は、23日の市議会で、本来の担当とは別の当時の港湾局の課長が業者側と会食していたことを明らかにしました。

去年1月に大阪湾で死んだクジラについて、大阪市は、市内の海運業者と8019万円で随意契約を結び、紀伊水道沖に運んで沈める処理を行いました。
 
この費用は、市の当初の試算の2倍以上で、業者の提示額に近く、市の監査委員は、先月(4月)、多額の不要な支出が疑われるなどと指摘し、横山市長に詳細に再調査するよう勧告しました。
 
市によりますと、本来の担当とは別の当時の港湾局の課長が、業者で働く市のOBに酒を贈っていたことなどが確認されていますが、市の担当者は、23日の市議会で、さらに別の当時の課長が業者側と会食していたことを明らかにしました。
 
そのうえで「『公正契約職務執行マニュアル』で、契約事務に携わる職員に対し、市民に業者との癒着の疑念を抱かれないようにするために禁止されている会食に該当するものと考えている」と述べました。
 
また、横山市長は「適切とは言えない点があったと考えている。一方で、事業費に関しては、合理的な根拠をもって精査し、意思決定したと港湾局からも報告を受けている。ただ、疑念があるところに関しては、すべてのやり取りを可能なかぎり公開したうえで、今後に向けてただすべき点は徹底的にただしていく」と述べました。