スクープ報道した「しんぶん赤旗」の読者がもっともっと増え、日本共産党への国民の支持がもっともっと広がる必要があります。そうでなければ、「市民と立憲野党の共闘」の立て直しはできませんし、裏金による金権選挙に対抗できません。

 

 

 日本共産党の田村智子委員長を迎えて19日、神戸市で行われた日本共産党街頭演説に、自民党の裏金問題を刑事告発してきた神戸学院大学の上脇博之教授がメッセージを寄せ、その要旨が紹介されました。次に紹介します。

 

 いま「政治とカネ」に関する講演依頼が殺到しており、毎週講演しています。自民党の「裏金」事件が発覚したからです。東京地検がこの事件を捜査したきっかけは、私が刑事告発したからです。

 しかし、私の刑事告発よりも重要なことがあります。それは日本共産党の「しんぶん赤旗」日曜版のスクープです。記者さんが、多くの政治団体の政治資金収支報告書を地道に調査して、大量の政治資金規正法違反を発見したのです。この地道な調査とスクープがなければ、私は刑事告発できませんでした。

 「裏金」事件の発覚は、日本の政治を根本的に変える大きな契機になろうとしています。先月28日に三つの補欠選挙の投開票が行われ、自民党も第二自民党も敗北し、立憲野党の候補者が当選しました。私たち国民は、自民党による金権選挙も金権政治もやめさせる必要があります。主権者である国民のための政治に変えないといけません。そのためには、「市民と立憲野党の共闘」が不可欠です。「市民と立憲野党の共闘」の立て直しが急がれます。

 そのためには、スクープ報道した「しんぶん赤旗」の読者がもっともっと増え、日本共産党への国民の支持がもっともっと広がる必要があります。そうでなければ、「市民と立憲野党の共闘」の立て直しはできませんし、裏金による金権選挙に対抗できません。

 日本共産党が支持者をもっともっと増やし、「しんぶん赤旗」の日刊紙と日曜版の読者がもっともっと増えることが、日本の金権政治を、真の主権者のための政治に変えることになります。

 一緒に政治を変えましょう!
 

 

きょうの潮流
 

 先の日曜夕方、渋谷のハチ公前で、ささやかな「連帯スタンディング」がありました。集まったのはアラ還の7人。「ストップ・ジェノサイド・ガザ」を訴えると、スマホで撮影する外国人観光客や、飛び入りで連帯するインド人青年もいました

 

▼呼びかけた、なっちぃさんは「人数が少なくても、関心のある人が足を止め、話ができるのがすごくうれしい」と。じつは7人はX(旧ツイッター)の「声を出して読みたい『しんぶん赤旗』」の“読者仲間”です。毎朝8時半から、音声機能「スペース」で「赤旗」を1時間読み合わせしています

 

▼「Xに毎朝6時20分から7時までの『読む会』があるんです。読み切れないところを読もうと、1年前に私たちの会を始めました。読む幅が広がって『赤旗』がいっそう面白い。参加者が1人、新たに購読してくれました」と、なっちぃさん

 

▼札幌の、梅ふうみさんは連載小説を読む担当です。上京のついでに渋谷に駆け付けました。声の“読者仲間”と初めて対面。互いに「前から知っていた気がする」と喜びました

 

▼3日の憲法記念日、梅ふうみさんにうれしい出会いがありました。札幌の街頭で共産党の宣伝をしていると、60代の男性がやってきて―「チラシ下さい」「どうぞ」「あっ、その声は」「梅ふうみです」。なんと男性は「読者会」の最近の常連さんでした。いま男性に購読をすすめ中です

 

▼時空を超えた新しいつながり。「楽しいから苦にならない」と今朝も声に出して読んでいます。