自民・二階俊博氏三男の世襲出馬で大懸念 二階氏が森元首相と同じ「第二のキングメーカー」になる日

 
50億の脱税発覚で辞職するから倅が出馬ってこんな馬鹿な話あるかよ💢
 
 
《次回不出馬を理由に党内処分を免れ、息子に地盤を譲るって、何じゃそりゃ》

 自民党の二階俊博・元幹事長(85)の三男で、公設秘書の伸康氏(46)が次期衆院選の新和歌山2区から立候補する意向を固め、17日にも和歌山県田辺市で記者会見を開くと報じられていることに対し、ネット上で批判の声が広がっている。
 
 旧3区選出の俊博氏は「10増10減」に伴って再編される新2区の立候補を予定していたものの、自民党の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、自身が会長を務めた二階派(志師会)の元会計責任者が東京地検特捜部に在宅起訴されたことから、次期衆院選に出馬しない意向を表明。これを受け、地元の県町村会や県議らが伸康氏に出馬を要請していたのだが、今国会でも廃止や使途の全面公開を求める声が高まっている「政策活動費」を5年間で50億円も得ていた二階氏の「世襲」には怒りの声が目立つようだ。

《裏金事件について一切の説明もない。50億円の使途についても説明なし。そんな甘い汁を息子に、とはいい加減してほしい》

《和歌山の政治家には陸奥宗光さんなどの偉人もいたが、なぜ、こんなにダメになったのか》

■「余人をもって代え難い」人物なら和歌山の選挙区にこだわる必要はないはず

 さらに懸念の声が上がっているのが、引退する二階氏が森喜朗・元首相(86)と同じような存在になるのではないかという意見だ。

 森氏は2012年に政界を引退した後も権勢をふるい、永田町で今も「キングメーカー」と呼ばれている。今回の裏金事件でも、森氏が安倍派(清和政策研究会)の会長を務めた頃からキックバックが始まった疑いがあるとされ、同派座長だった塩谷立・元総務会長(74=自民離党)に議員辞職を含めて対応するよう迫った、とも報じられている。

 ネット上では、「一般人」となりながらも、陰に陽に国政の舞台に顔を出し、あれやこれやと口を挟む「キングメーカー」がこれ以上、増えたらたまらないとの投稿が少なくない。

《二階さんは第二の森さんになるのか。今後、キングメーカーが何人出てくるのか》

《世襲をやめない限り、カネと利権が集中。そして次々とキングメーカーが生まれる》

 国会議員とは本来、国政に目を向けるべき立場の政治家であり、県議や市町村議員のように地域課題を考える立場ではないはず。

 伸康氏が国会議員として「余人をもって代え難い」という優れた人物であれば、むしろ和歌山にこだわらず、他の選挙区から出馬してもいいのではないか。いずれにしても、新和歌山2区の有権者の判断が注目だ。
 
 

「もう世襲議員やめましょうよ」二階氏の三男 衆院選に出馬報道で渦巻く嫌悪感「すごい鈍感力」

 
 
5月15日、自民党の二階俊博元幹事長(85)の三男で公設第1秘書の伸康氏(46)が、次期衆院選で新和歌山2区から立候補する意向を固めたことが明らかになった。5月17日に地元の和歌山県田辺市で記者会見を開いて表明するという。

二階氏といえば、裏金問題で二階氏個人の不記載額は党内最多の3526万円。二階氏の秘書は、政治資金収支報告書に記載せず、寄付の合計額を虚偽記入したとして略式起訴され、罰金100万円と公民権停止3年が先月確定している。

また、二階氏は幹事長時代に党から政策活動費として5年間で50億円を受け取っているが、その使い道についてはいまだに明確な説明がなされていない。
 
「 二階氏は3月25日、党本部で記者会見を開き、“政治不信を招いた”責任から次の衆議院選挙に立候補しないと表明していますが、実際のところは息子に地盤を世襲するための”出来レース”とみられています。不出馬を理由に党から何の処分も受けていない上に、責任も果たさずにあからさまな世襲となれば、世間の不興を買うのは当然でしょう」(政治部記者)

二階氏は今回新和歌山2区に編入される3区で立候補してきたが、当時から「二階王国」とされるほどの強固な支持基盤を持つ。

世襲議員に対する風当たりも強い昨今。裏金問題を意に関せず、出馬を決めたような態度にネット上では嫌悪感が噴出した。

《50億の脱税発覚で辞職するから倅が出馬ってこんな馬鹿な話あるかよ》

《すごい鈍感力。親子ともども何があろうと投票してもらえると思っている。ある意味和歌山の人たちバカにされてるよ。早く気づこう》

《結局、不出馬しても何も変わらないのではないか。出馬はしないというのは一つのけじめとして良いとは思うが、結局政界への未練が消えてないのがわかる。二階さんにはまだまだ説明の責任など果たすべきものはたくさんあり疑問が残るままなのに、息子に継承させるさせようとしてるのが違和感》

《政党支部引き継げば、相続税も掛からない。裏金丸々だな》

《自民党は腐りきっている だから、 恥ずかしげも無くこんなのが出て来る 出るんなら、オヤジの50億の使い途をキチンと喋るのが真っ当な国民への『スジ』だろ》
 
 

「国民なめ腐ってる」自民党「パー券10万円で公開」一点突破作戦…“裏金” 議員からは「もうけじめは終わった」の無反省発言

 
なんで「政治資金パーティー禁止」で汚職の温床を一掃という話にならないんですか?
パーティー券の収入なんてなくても政治活動できるように政党助成金とか公金から出ているわけでしょう?
不正裏金政党の罪を問わず、不正裏金政党主導の法改正に論点がすり替えられている。
 
 
 5月15日、政治資金規正法改正案をめぐる自民、公明両党の実務者協議は、事実上、決裂した。
 
 焦点の一つであるパーティー券購入者の公開基準をめぐり、自民は現在の「20万円超」から「10万円超」に引き下げる条文案を提示。通常の寄付と同じ「5万円超」への引き下げを強く主張した公明に譲歩しなかった。

「パーティー収入は政治活動を支える重要な資金源です。公開基準を『5万円超』に引き下げれば、1枚2万円が相場のパーティー券を3枚購入すれば、名前が公表されることとなる。これでは、パーティー券の購入額を大幅に減らす支持者も出てくるでしょう。

 ただ、今回の規正法改正の論議は、自民党の政治資金パーティー裏金事件を受け、世論の批判を受けて始まったもの。

 12日のNHK『日曜討論』では、自民党政治刷新本部座長の鈴木馨祐議員が、『再発防止の話と、自民党の力を削ぎたいという政局的な話がゴッチャになっている』と発言し、『それだけ不透明な資金に支えられてきた証』と立憲の泉健太代表に突っ込まれていました。

 また、14日には、衆議院の政治倫理審査会で、裏金に関わってまだ弁明していない議員44人を審査対象にすると決まりました。しかし、その対象者である衛藤征士郎氏は、『けじめは終わっているんじゃないかと思ってますけどね』と、まるで反省のない発言をしています。

 このように、裏金事件の全容解明に消極的なだけでなく、再発防止についても後ろ向きな姿勢が目立っています」(政治担当記者)

 16日、自民党は所属議員を対象とした会議を開き、議員60人ほどが参加。異論が出たものの、パーティー券購入者の公開基準を10万円超とする “一点突破” で条文案について了承したという。結果、自民が単独で17日に法案を提出する公算が大きくなった。

 自民が「10万円超」の公開基準を譲らないことに対し、Xでは批判が殺到している。

《バカなの? と言うか、どこまで国民をバカにしているの?》

《そもそもなぜ『1円から公開』にしないのでしょうか。未だに抜け道を作るのに必死なようにしか見えません。そして、このまま『改革してる風』で何も変わらないのは理不尽です》

《ザル、抜け道。腐敗自民のいつもの手口。国民には1円単位まで申告させインボイスまで課しておきながら、自分達だけ特別扱い。国民舐め腐ってる》

 共同通信が5月11~13日に実施した世論調査では、パーティー券購入者の公開基準額引き下げの詳細を詰めないまま自民、公明が合意した与党案でさえ、79.7%が「評価しない」と回答した。

 岸田文雄首相は、6月23日に会期末を迎える今国会で規正法の改正案を成立させると明言している。だが、自民単独で提出する改正案に国民が納得すると思っているのだろうか。