そこで「つい最近も(中国新聞の)報道があった。これは自民の改正案などぶっ飛ぶ話じゃないのか」と攻めたのだ。
そこで自民党の政調副会長の鈴木馨祐議員が「再発防止の話と、自民党の力をそぎたいという政局的な話がごっちゃになっているのは正直ある」と発言した。
これは裏金事件に対する正当な批判をただの「政局」だと矮小化する全くの「詭弁」である。若手議員こそ今の自民党を改革しなければならないのに、情けない話だ。自民党は根っこから枝葉まで腐り切っている。
これに大石氏は「力の源泉は汚い金、裏金。そのような力をそがなくてはいけないのは当たり前」だと小気味よい反論。官房機密費に関して「まだ答えてもらってない」としっかりクギを刺す。すると鈴木氏は「機密費が選挙に使われたことはない。断言する」と言った。
おいおい。使途を明確にしないから機密費なんだろ。断言しちゃダメだろ。官房長官やったこともないくせに、根拠は何なんだ。案の定、翌日のBS-TBS「報道1930」で共産党の小池晃氏に根拠を問われ、しどろもどろになっていた。
私が気になったのはこの鈴木議員、裏金問題を語るのに必ず「一部の議員が起こした」と「一部」を強調するところ。これも矮小化だ。一部じゃないだろ。これは自民党の長年の体質の問題だろう。
党が集めた献金も、税金からもらった交付金も、官房機密費も、使い道が正しいのであれば全て領収書を出せ。出せないのは選挙に使っているからだろう。金をばらまいて勝ってきたんだろう。誰が考えても分かる話だ。
国の金を党のために使う。あらゆる公私混同をあれもこれもやらかしてきた安倍さんらしい話だ。そう考えると、籠池さんが昭恵夫人から「総理からです」ともらったと言った金も100万だったなあ。
(ラサール石井/タレント)
パーティー券公開基準「10万円超」に引き下げも”抜け道”たくさん…自民案報道にネット上では「セコすぎ」など怒りの声
穀田恵二さん
私たちは企業・団体献金禁止を、30年前の”政治改革国会”以来、一貫して主張し、国民的世論の多数となってきた。
いまこそ日本共産党がすでに国会に提出している企業・団体献金禁止法案を実現することが求められている。
政治資金規正法改正案を巡り、自民党が政治資金パーティー券購入者の公開基準を現行の「20万円超」から「10万円超」に引き下げる独自改正案を公明党に示す方針を固めたと15日、複数のメディアが報じた。これに絡み、X(旧ツイッター)では「パーティー券公開基準」がトレンド入り。「10万円以下で枚数増やせば公開しないだろう!馬鹿か!」などと自民党への怒りの声であふれた。
報道によると、公明党は「5万円超」を基準とするよう主張している。公明党との溝が埋まらない場合は自民党単独で法案を提出することも検討しているという。これにはXで「いや、1円単位から公開すべき!結局は2万円、5万円とか小口で買えばわからないじゃん!」「セコすぎで笑う。自民党10万円、公明党5万円ですって。恥ずかしい。1円から公開しなさいよ」と非難が相次いだ。
自民党「役職停止処分」の萩生田光一氏が「都連会長」に再任へ その理由は「党本部と支部は違う」
まったく反省などしていない。
とことん主権者をばかにしている。
法により厳正に処断されるべき裏金脱税議員を
自民党「都連会長」に再任。
検察と税務当局はこれを野放し。
裏金政党の内輪の処分「役職停止」すら
党本部と支部は違う…と言いのける。
国民を欺く行為だ。
自民党のモラルはこんな程度ということですね
自民党東京都連は15日、役員選考委員会を党本部で開き、会長の萩生田光一衆院議員、総務会長の井上信治衆院議員ら執行部のメンバーを再任する方針を決めた。昨年12月に2年の任期を迎えていたが、裏金事件を巡る混乱を受けて改選を先送りにしていた。
萩生田氏は政治資金収支報告書への不記載計2728万円が判明しており、1年間の党役職停止処分を受けた。ただ、党総裁の岸田文雄首相は、都連会長職は処分対象に含まれないとの認識を示していた。
萩生田氏の再任について、選考委員長の深谷隆司・都連最高顧問は記者団に「行動力、判断力があり、適任だ。異論は一切無かった」と説明。萩生田氏が役職停止処分を受けたことには「党本部の決定と支部の決定は違う。何の問題もない」と強調した。都連大会に代わる総務会で正式決定するが、日程は未定という。
6月20日告示の都知事選を巡る対応は議題にならなかったという。都連として候補者を擁立するかについて、深谷氏は「目下の状況は手を挙げる人はいないが、出さないと決めたわけでもない。萩生田会長を中心に相談をして決める」と述べた。(三宅千智)
自民・萩生田光一氏 裏金事件で党役職停止でも…都連会長「続投に異論なし」だったア然
派閥裏金事件で萩生田氏は党役職停止1年の処分を受けている。会合後、都連の深谷隆司最高顧問は「裏金事件は一時大騒ぎしたが、今は落ち着いている。処分は党本部であり、支部は関係ない」などとふざけ切った説明をした。出席者から続投に異論は出なかったという。
岸田首相も4月、「党規約に定める『役職停止』は、党本部における役職」と国会で発言。萩生田氏の続投にゴーサインを出していた。
ケジメのなさに唖然とする決定を平気で行うのは、7月の都知事選の都合だ。自民は独自候補を立てずに3選を目指すとみられる小池都知事を支援する方向。その際、小池とパイプがある萩生田氏の続投が欠かせないと党執行部は判断しているという。
こんな判断がどれほど都民の感情と乖離しているか。それを思い知らせるためにも都知事選では小池氏と裏金自民に鉄槌を下すべきだ。