仁尾淳史さんが輪島市千枚田で撮った馳石川県知事らの様子だが、馳知事の偉そうな態度が目に付く。ここの農家が被災して金沢に避難してるのに、なぜここに住まないのか、なぜ避難所で「何もしてない」のかわからない様子。江戸時代の殿様が庶民から話を聴いてるかのよう。

 

 
修復を終えた一部の「白米千枚田」で田植えをするオーナー会員たち(11日、石川県輪島市で)=細野登撮影

 

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の国名勝の棚田「 白米しろよね 千枚田」で11日、田植えが始まった。1004枚の田んぼのうち、被害が小さいものや修復を終えた120枚に、今月下旬をめどに苗を植えていく。

この日は、千枚田を支援する全国のオーナー会員ら55人が手作業で苗を植えた。大津市のパート従業員女性(33)は「今年は田植えができないと思っていたので、よかった」と話した。

 

 田んぼを管理する「白米千枚田愛耕会」によると、全ての修復には1年以上かかる見通し。白尾友一代表(60)は「先は長いが、来年はもっと元気な田んぼにしていきたい」と意気込んだ。

 

 

「ここまで来られるとは…」輪島・千枚田で田植え 復興への思い乗せ

 

 

 

 

 石川県輪島市の白米(しろよね)千枚田で11日、田植えが始まった。元日の能登半島地震で1004枚の棚田の多くが傷ついてから4カ月余り。陽光の下、復興への思いを乗せて、被災した住民と県内外から訪れた「オーナー」たちがともに汗を流した。

 この日の最高気温は27度。鳥のさえずりやカエルの鳴き声が聞こえるなか、地元住民でつくる「白米千枚田愛耕会」の代表、白尾友一(しらおともかず)さん(60)がマイクを握った。「震災当初は……」と話し始めたが、沈黙が続く。約30秒後、「ここまで来られるとは思っていなかった」と声を振り絞った。

 

 

 田んぼにはいくつも亀裂が入り、あぜや水路は壊れた。4段の棚田が崩れて1枚になったところもあった。

 愛耕会の会員約30人のほとんどが、避難生活を送りながら田んぼの修復作業を進めてきた。