大阪万博の公式キャラクター『ミャクミャク』をデザインした山下浩平が公式Xアカウントを削除していたことが判明 『人民日報』の催しでキャラクターデザインを担当していた過去も発覚

 
 
阪万博の公式キャラクター・ミャクミャクをデザインした「山下浩平」が、公式Xのアカウントを削除していたことが判明し、物議を醸しています。
 
 
山下浩平はデザイングループ「マウンテンマウンテン」の代表を務め、デザイナーとしてだけでなく、絵本作家としても活動しています。

山下浩平によると、彼の母親と妻の3人でアイデアを出し合ってミャクミャクをデザインしたとのことで、公式キャラクターに選ばれた際には「選ばれてとても光栄と素直に思う。(コロナで)好きに外出できなかった日々でも楽しみながらデザインしたし、家族と少しでも明るく過ごせた」と話していました。

しかし、その一方で「人前に出るのは得意ではない。だから、記者発表の場でも必要以上に疲れた。一気に自分の名前が出たことにも困惑する」と複雑な心境を語っていました。

公式サイトを見る限り、山下浩平はこれまで、子供向けの親しみやすいイラストやデザインを得意としていたようですが、なぜかミャクミャクに限っては過去の作品とかけ離れた仕上がりとなっており、ネット上ではその不気味さから「コロシテくん」などと呼ばれるようになりました。
 
 
大阪万博の主催である維新の会は、実質的な中国共産党の別働部隊であることが分かっていますが、山下浩平も過去に中国共産党の機関紙「人民日報」が共催する催しで、キャラクターデザインを行なっていたことがあります。

 
現在、大阪万博の開催をめぐっては、かつてないほどに反対の声が高まっている上、工事は遅々として進まず、PR船も座礁、夢洲では爆発事故が発生し、公式アンバサダー・松本人志もスキャンダル報道されるといったトラブルに見舞われ、もはや「呪われている」と言っても過言ではない状況となっています。

◯【呪いか?】大阪万博のPR船が座礁 世界一周と世界各国でのPR活動休止、代替船で日本国内でのPRに切り替え

◯大阪万博会の会場『夢洲』の地下に溜まっていたメタンガスに引火する爆発事故が発生、トイレ床100平米が破損「来場者の生命を脅かす万博」「こんな危険な場所に子供を無料招待したらあきません」と非難殺到

そういったこともあって、万博に関わる人々にも次々と火の粉が降りかかっており、山下浩平も国民からの批判に耐えかねてアカウントを削除した可能性はなきにしもあらずです。

莫大な税金を湯水のように浪費し、人々を不幸にする政治家たちが全て厳正に裁かれますことを心から祈ります。

◯【大赤字】政府、大阪万博の経済波及効果は2.9兆円と発表、大阪万博の費用総額13.4兆円

◯【利権まみれの大阪万博】『JTBコミュニケーションデザイン』にボランティア運営業務を約11億円で委託、ボランティアは無給労働 パソナの『空飛ぶ車』にも38億円の予算を計上

◯【大阪万博】前売り入場券の販売開始から3ヶ月、販売枚数は約65万枚 目標1400万枚のわずか4.6%という悲劇 前売り券の購入には指紋や顔写真、位置情報などの提供が必須

 

『報ステ』大越の“万博礼賛”はテレ朝上層部の維新忖度か 『モーニングショー』でも吉村の“出禁”発言以降、万博批判が消える

 
報道内容に対して言論弾圧をちらつかせる権力者に対して、報道機関は言論で徹底抗戦すべきだ。しかし、沈黙を貫いた挙げ句、局の看板報道番組で礼賛報道をおこなうとは、テレ朝は報道機関として終わっているとしか言いようがない。
今回の『報ステ』による大阪万博の報道を見れば、テレ朝は政権や与党のみならず、あらゆる権力に屈服したへっぴり腰の状態だということがはっきりしたと言える。この体質を市民の力で変えることができるのか。株主総会の行方にも注目だろう。
 
 
 開催まで1年を切った大阪・関西万博だが、問題が山積するなかで万博を特集した『報道ステーション』(テレビ朝日)に、ネット上で批判が集まっている。

 というのも、番組では大越健介キャスターが直々に万博会場を現地取材し、さらには吉村洋文・大阪府知事への単独インタビューまで実施したというのに、万博に持ち上がっている問題点をほとんどぶつけることなく、露骨に万博への期待感を高めるような報道に終始したからだ。

 たとえば、万博会場で工事が進められている大屋根リングに登った大越キャスターは「工期の遅れや資材費の高騰による予算の膨張に対する批判、万博のテーマが見えにくいといった声もあがっているのも事実」と問題点に軽く言及。だが、大阪の街の声を伝える場面では、「(万博への関心は)半々かな」と答えた女性に対し、大越キャスター自ら「大屋根とか登ったら結構いいですよ」などと宣伝をしてみせた。

 さらに、吉村知事への単独インタビューでは、大越キャスターが万博費用が増加しつづけている点について触れたものの、その追及は「資機材高騰しているので理由はわかるけど、ちょっと計画が甘かったんじゃないかという声はあります」という生ぬるいもの。しかも、建築資材や人件費の高騰は開催決定の頃から指摘されていたにもかかわらず、吉村知事の「(資材費高騰は)万博に限らず起きている現象」などという言い訳を、何のツッコミもなく垂れ流した。

 さらに、万博に対する批判は費用の増加だけではないのに、大越キャスターがぶつけた万博の問題点はこれだけ。パビリオン建設の遅れやチケット販売の低迷、ガス爆発事故への懸念、「カジノありきではないのか」という批判など、問いただすべき問題は山ほどあるというのに、何ひとつ追及することなく、吉村知事へのインタビューは終了してしまったのだ。

 だが、もっとも酷かったのは、番組キャスターたちのスタジオでのコメントだ。
 
 
「世紀の無駄遣い」と猛批判される大屋根リングを「万博のシンボルになる」と太鼓判を押した報ステ・大越キャスター

 まず、安藤萌々アナが「大屋根リング、映像で見ても迫力がすごいなと思いましたが、実際に上に立ってみてどうでしたか?」と話題を振ると、大越キャスターは「本当に大きいですよね」と口にし、こうつづけた。

「上に立ってみると『あ、そうか』と。1970年の大阪万博の太陽の塔がそうであったように、このリングがきっと、2026年の万博のシンボルになるのかなというふうにちょっと思いましたよね」
 
「世紀の無駄遣い」とも猛批判されている大屋根リングについて、吉村知事の主張そのままに「万博のシンボルになる」と太鼓判を押す──。しかも、この大越キャスターの発言を受けて、小木逸平アナも「(太陽の塔のような)あの度肝を抜くような存在になると」と畳み掛ける始末だった。

 さらに、大越キャスターは費用増加について「これまでのところ、主催者側の説明というのはやっぱりうまくいっていないと思うんですよね」とコメント。物価高騰で多くの国民が家計や資金繰りに苦しむなかで、巨額を期間限定イベントに投じることの是非が問われているというのに、「万博協会の説明がうまくいっていない」などと説明の問題に矮小化してしまった。

 そして極め付きは、大越キャスターの締めのコメントだ。

「私たち伝える側についても思ったんですけれども、費用などの課題というのはその都度その都度指摘しながらではありますけれども、やはりこの大阪・関西万博が将来、私たちの子や孫の世代の心の中に残る、そしてあるいは夢を与えるような、そんなレガシーになることを期待しながら、ひとつひとつのニュースを伝えていきたいというふうに感じました」

 課題の指摘などロクにしなかったというのに、「夢を与える、レガシーになることを期待しながら万博のニュースを伝えたい」と報道番組のキャスターが宣言する──。もはや呆れ果てるほかないだろう。

 無論、この『報ステ』の万博礼賛報道には批判が殺到。たとえば、ラサール石井は旧Twitterに〈万博をどう扱うのかと思ったら在阪局と同じ完全なヨイショ宣伝番組〉と投稿し、〈知事に問題をぶつけるふりして、予算倍増は価格高騰のみの理由。街中インタビューでは賛成意見のみ。大越アナが『大屋根リングけっこういいですよ』と勧誘。なんだよ。ガッカリだ。この人局のいいなりなんだ〉と批判したが、まさに言う通りだ。
 
 
吉村知事の言論弾圧発言「玉川徹は万博出禁」を『モーニングショー』は沈黙スルー

 だが、この万博礼賛報道は、大越キャスターだけの問題ではないだろう。というのも、今回の『報ステ』の万博特集自体、「テレ朝の局としての意向ではないのか」という見方があるからだ。

 実際、テレ朝と万博をめぐっては、玉川徹氏が『羽鳥慎一モーニングショー』で大阪万博の問題点を指摘してきたことを受けて、吉村知事が「玉川徹は万博出禁」と発言。その後、吉村知事は出禁発言を謝罪したが、問題は『モーニングショー』の対応だ。

 批判的な報道に対して為政者が名指しで「出禁」などと取材拒否を口にすることは、権力の濫用、言論弾圧にほかならず、当然、刃を向けられた『モーニングショー』と玉川氏は、放送を通じて反論をおこなうのだろうと思われた。ところが、スポーツ紙やネットメディアのみならず大手紙や他局のニュース番組でもこの吉村発言が伝えられるなかでも、なぜか『モーニングショー』は沈黙。さらに、吉村知事が「言い過ぎた」と謝罪をおこなったあとも、番組ではスルー。それどころか、万博の話題そのものを番組で掘り下げて取り上げなくなってしまった。こうした不自然な流れのなかでおこなわれたのが、今回『報ステ』の万博礼賛報道と吉村知事の単独インタビューだったのだ。

 しかも、『報ステ』の単独インタビューでは、当然触れるべき出禁発言に言及することもなかったばかりか、吉村知事が出禁発言をめぐって主張していた“万博のプラスのことも報じてほしい”という要望に応えるかのように、パビリオンのブースに参加するという大阪の中小企業を取材した模様まで放送。また、先述したように『報ステ』内で大越キャスターは過剰なまでに大屋根リングを褒めちぎっていたが、吉村知事が玉川氏の発言でとくに問題視していたのが大屋根リング批判だったことを考えると、まるで玉川氏の批判を大越キャスターが穴埋めしたかのようだった。

 こうしたことから、「裏でテレ朝側と吉村知事側が手打ちをしたのでは」「テレ朝の上層部が『報ステ』での特集と引き換えに吉村知事側と取引したのだろう」という見方が広がっているのだ。

 そもそも、報道内容に対して言論弾圧をちらつかせる権力者に対して、報道機関は言論で徹底抗戦すべきだ。しかし、沈黙を貫いた挙げ句、局の看板報道番組で礼賛報道をおこなうとは、テレ朝は報道機関として終わっているとしか言いようがない。
 
 
テレビ朝日の報道番組を崩壊させた早河洋会長と見城徹・幻冬舎社長と安倍晋三

 実際、テレ朝は、第二次安倍政権以降、放送番組審議会委員長で安倍応援団だった幻冬舎の見城徹社長を通じて早河洋会長と安倍晋三首相の距離が近づいたことにより、政権批判が封じ込められ、政権に批判的なコメンテーターやスタッフが現場から追いやられてしまった。そうした結果、現状のような報道番組の凋落を生んだのだ。

 テレ朝をめぐっては、「10年前のように権力を監視、チェックする機関に戻ってほしい」として、前川喜平・元文部科学次官や法政大学前総長の田中優子氏らが共同代表となり、市民グループ「テレビ輝け!市民ネットワーク」を結成。4月8日の会見によると、賛同者48人でテレ朝ホールディングスの株を計約4万株購入しており、同日にテレ朝HDに対して株主提案を実行。株主提案では「権力に対する忖度や迎合をしない」「過去10年の間にあからさまな圧力があれば第三者委員会にかけて調査する」「放送番組審議会の委員らの任期に上限を設ける」「前川氏を社外取締役に就ける」という4点を求めており、テレ朝HDは6月の株主総会で回答する予定だという(東京新聞4月8日付)。

 今回の『報ステ』による大阪万博の報道を見れば、テレ朝は政権や与党のみならず、あらゆる権力に屈服したへっぴり腰の状態だということがはっきりしたと言える。この体質を市民の力で変えることができるのか。株主総会の行方にも注目だろう。