野党共闘について荻上氏が、安保条約での立場の違いについて質問。田村氏は、「国民の緊急の要求で一致することはできる」と指摘しました。17日に志位和夫議長が、東アジアの平和構築のための外交提言で講演したことを紹介。「20カ国を超えて外交官が参加した。日米安保条約のもとでもできる日本の平和外交を具体的に提案したもの。日本の平和、アジアの平和のためにいま必要なことであり、立場の違いを超えて保守の人とも対話をしていきたい」と述べました。

 

 

イケメン山下芳生さん

 

 

 

 日本共産党の田村智子委員長は19日、TBSラジオの「荻上チキ・Session」で、ジェンダー問題や共産党の平和の外交提言について語りました。

 司会の荻上チキ氏に「田村委員長は国会の質問で、必ずジェンダー問題に触れますね」と問われた田村氏は、「ジェンダー平等の分野は、もう黙っていられないといううねりのようなムーブメントが今、起きている。ジェンダー平等が最も立ち遅れているのが国会。そのことが政治に色濃く反映していますから、ここから変えるという意識も持って、必ず取り上げるようにしています」と語りました。

 視聴者からジェンダー平等、同性婚の実現、性的マイノリティーの権利保障などを進めるための取り組みについて質問された田村氏は、選択的夫婦別姓に向けて「市民社会は変わっている。変わっていないのは自民党の中の一部勢力だと突きつけていく。なにより、選択的夫婦別姓は自民党を下野させれば実現できる。同性婚も自民党を下野させてこそ、その実現に向けた議論が国会の中で始まると思います。そこが焦点です」と強調しました。

 野党共闘について荻上氏が、安保条約での立場の違いについて質問。田村氏は、「国民の緊急の要求で一致することはできる」と指摘しました。17日に志位和夫議長が、東アジアの平和構築のための外交提言で講演したことを紹介。「20カ国を超えて外交官が参加した。日米安保条約のもとでもできる日本の平和外交を具体的に提案したもの。日本の平和、アジアの平和のためにいま必要なことであり、立場の違いを超えて保守の人とも対話をしていきたい」と述べました。

 同時に、在日米軍は日本を守るものではなく、アジアや中東地域への出撃拠点だと指摘し、この危険性を国民に知らせていく日本共産党独自の役割を語りました。

 

 

安心して生きられる社会に

東京レインボープライド 田村委員長のスピーチ

 
 

 日本共産党の田村智子委員長が21日、「東京レインボープライド2024」で行ったスピーチは次の通りです。

 

 みなさん、こんにちは。日本共産党の委員長になってやってまいりました。田村智子です。(歓声、大きな拍手)

 昨年、この場所でみなさんにあいさつしたその直後に「LGBT理解増進法」をめぐって、まさかトランスジェンダーのみなさんに、偏見、差別の言葉のやいばが、政治の場で、国会の場で向けられるような事態になるとは思いもよりませんでした。みなさんのなかに怒りがいっぱい渦巻いていると思います。(「そうだ」の声)

 しかし、みなさんはあきらめてはいない。いっぱい傷を負った法律であっても、この法律を土台として、理解を進める教育、研修、そして自治体などの取り組みなども大きくすすめようとがんばっておられます。そこに私たち超党派の議員連盟は連帯してがんばっていきたいと思っています。(拍手)

 同性婚をめぐる札幌高裁の判決は、市民社会の変化を大きく表しています。婚姻の自由、法の下の平等、基本的人権の根っこの部分で同性婚を認めないのは違憲であると言った。これに政治がどう応えるのかが問われているのではないでしょうか。(「そうだ」の声)

 ところが、ここでもすぐ、「伝統的家族のあり方」とか言う人たちがいます。その伝統とはなんですか、家父長制度ですか、家制度ですか。そんなものにいつまで縛られているのでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 そして選択的夫婦別姓についても、「さまざまな考え方がある」と言う。多様性があるから多様な家族をすべて法律のもとで平等に認めるということではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 私が私として生きていく、安心して生きられる社会のために、みなさんと連帯して全力でがんばり抜きます。ご一緒にがんばりましょう。ありがとうございました。(大きな拍手、歓声)