表には出ていないが小池都知事のブレーンを務めていた元ジャーナリストのA氏存在。そして、彼は元小池百合子の側近だった小島氏に打ち明けた。

「実は駐日エジプト大使館のフェイスブックに上げられたカイロ大学声明は、文案を小池さんに頼まれ、私が書いたんです」

「カイロ大学声明」は、カイロ大学が作成したものではなく、小池氏がA氏に依頼して作ったものだったのだ――。さらに、エジプト大使館のサイトに声明文を掲載することをアドバイスしたのもA氏だった。

 

 

 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が12日夜、ユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。〝かつての盟友〟である小池百合子東京都知事のカイロ大卒業をめぐる学歴詐称騒動について言及した。

 今月10日発売の月刊「文藝春秋」が、小池氏の最側近だった元都民ファーストの会事務総長・小島敏郎氏による告発記事を掲載。4年前の都知事選前に起きた小池氏のカイロ大卒業を巡る学歴詐称騒動で、小池氏周辺は駐日エジプト大使館のフェイスブックに卒業を証明する声明文掲載の裏工作を行った、などと報じた。

 若狭氏は、2016年に小池氏が初めて都知事選に出馬した際、自民党推薦の候補がいるにもかかわらず小池氏を応援した。いわば〝かつての盟友〟だ。

 若狭氏はこの都知事選の時に小島氏とも会っており、当時の印象は「非常に誠実な方」。そのため今回の記事については「かなり信用性が高いというふうに思っています」と話した。

 そのうえで今回の記事について「小池さんが実際にカイロ大学を卒業しているか否かにかかわらず、犯罪が認められる可能性がある」と指摘。カイロ大を卒業していない場合は、「学歴経歴詐称として公職選挙法違反にはなる」としたが、この罪はすでに時効になっているという。

 一方で問題になりそうなのは、4年前の都知事選前に駐日エジプト大使館のフェイスブックに出たカイロ大の声明文の〝裏工作疑惑〟だ。若狭氏は、文藝春秋の記事が真実だとすると「私文書偽造罪が考えられる」と指摘した。

 この声明文は「カイロ大学の学長の名前を使っている」ため、「カイロ大学側の承諾もなく勝手に作成したということになると、これは私文書偽造罪が成立することになる」と若狭氏は説明。こちらは来年6月まで時効にならないという。

 こうした疑惑が浮上しているため、若狭氏は「小池さんが今回の記事の件で何も説明しないまま、3期目を狙って都知事選挙に立候補するというのは困難な状況になっていくように私は思います」と指摘した。

 

 

国民民主党が乙武洋匡氏の推薦決定 玉木代表は小池都知事と〝合体〟し応援演説へ

 
連合の芳野友子は都民ファーストと深い繋がりがある。小池百合子とも通じているのは察しがつく。その芳野友子からの「恫喝・恐喝・威嚇」があったことは否定できない。国民民主党は完全に崩壊したのである。「野党」とは呼べない失態だ。恥ずかしくないのか??
 
玉木雄一郎(国民民主党代表)
私たちは憲法改正には賛成です。でも、自民党などが主張するいわゆる「自衛隊明記論」には反対です。改正しても何も変わらない「労多くして益なし」の改憲案だからです。特に、違憲論が解消されないことが最大の問題です。

 

 

 
 
 国民民主党は12日、衆院東京15区補欠選挙(16日告示、28日投開票)で乙武洋匡氏の推薦を正式に決めた。同党は乙武氏の同補選対応で自民党が推薦した場合は支援しない方針を示していた。

 一方、自民党の小渕優子選対委員長はこの日「当初推薦方針で協議を進めていた乙武洋匡候補について、本日までに本人から要請がないこと、また選挙区である江東総支部長から党としての推薦を出さないでほしいとの要請があがっていること等を勘案し、党本部として推薦を見送ることにいたしました」とコメントを発表した。永田町関係者によると、国民民主が自民党の対応を受け「乙武氏に推薦を出すのは時間の問題だろう」とみられていた。

 一方、同補選に元江東区議の酒井菜摘氏を擁立した立憲民主党の岡田克也幹事長は9日に開いた会見で、乙武氏への態度を決めていなかった国民民主に「一緒に酒井さんを応援してもらいたい」とエールを送っていた。

「同補選は国民民主が乙武氏を推薦、立憲が擁立した酒井氏は共産党からの支援を受けています。自公は自主投票になるかもしれません。無所属からは江東区出身で元格闘家の須藤元気氏が立候補します。選挙戦の行方は不透明です」と永田町関係者は指摘した。

 そんな中、国民民主の玉木雄一郎代表は13日、小池百合子都知事と乙武氏が同補選内で開く予定の街頭演説会に参加する。

 立憲の女性議員は「現時点で、我々が応援する酒井さんが優勢だとみられています。小池さんが選挙戦に登場し、玉木さんと一緒に応援することで空気感が一変するかもしれません」と不安を口にしている。

 

衆院東京15区補選出馬の乙武洋匡氏に強力援軍 小池百合子知事が応援演説「学歴詐称」凸撃にも動じず

 
 
地域政党・都民ファーストの会特別顧問の小池百合子東京都知事(71)が13日、都内で衆院東京15区補選(江東区、16日告示・28日投開票)に無所属で立候補する意向を示している作家の乙武洋匡氏(48)の応援演説に駆けつけた。

小池氏は「街づくりと人づくり。乙武さんには、これから期待するしかありません。これから本番に臨んでまいります。ご本人は五体不満足ではありますが、国民に満足できる人材なんです。輪を広げていただきたい」と訴えた。

演説会には、乙武氏に推薦を出した国民民主党の玉木雄一郎代表(54)と、江東区の大久保朋果区長(52)も姿を見せた。玉木氏は「早く国会に来てくれ、ということを申し上げてきた。今回、こうして本当に一緒に戦えることにワクワクしている」と共闘を宣言した。
 
会場となった江東区の商業施設前には、政治団体・つばさの党から補選に立候補を表明している根本良輔氏(29)が現れ、月刊誌「文芸春秋」が報道した小池氏の学歴詐称疑惑を追及。根本氏は「学歴詐称疑惑を説明しろ。国民の関心事はそこにあるんだよ」「乙武、それでいいのか」とスピーカーを使い〝凸撃〟した。

乙武氏は「おまえ、5股不倫しただろと言ったけど、してないよ。批判の前提条件が違うんだよ」と声を荒らげ応戦したが、小池氏はヤジに動じなかった。

自身の出馬を主導した小池氏の援軍に、乙武氏は「本戦に入っていない中で、これだけ多くの人に集まっていただけたのは知事が来てくださった影響が大きい。すごく感謝していますし、弾みをいただけた」と笑顔。玉木氏の応援にも「本当に長らく友人関係で、ずっと一緒にやろうよって言い続けていただいた中での今日だったので、スピーチにジーンと来た」と振り返った。

小池氏の学歴詐称疑惑報道については「毎回ああいう報道が出た中で都知事選圧勝されているんで、そんなに影響がないのかなと思っている。僕はもともと、どれだけ自分のメッセージを伝えられるかっていうところだと思っているので、全然気にしていないです」と、自身の選挙戦への影響を否定した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)