大甘の内輪処分

アベ派事務総長経験者の松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長の処分について党員資格停止6カ月とする案。萩生田光一前政調会長は役職停止1年の案が有力だという。政治資金規正法違反の上、脱税している。第3者委員会の調査に基づいて議員辞職を。

 

 

なんで2728万円もの裏金の萩生田氏が軽い処分の役職停止??
萩生田氏は自ら「一兵卒に戻る」とか言ってたんだから処分にもなってない。
そもそも全員処分軽すぎ!!
処分になってない!

 

 

自民党執行部は、政治資金収支報告書の不記載が5年間で500万円以上あった議員ら39人を、4月4日、党紀委員会で処分する予定だ。

「塩谷立元文科省と世耕弘成前党参院幹事長の2人には2番めに重い『離党勧告』処分が、下村博文元政調会長、西村康稔前経産相の2人は、3番めに重い『党員資格停止』または4番めの『選挙での非公認』になるのではないかとみられています。

塩谷氏は、前回選挙で比例復活当選ですので、党の公認がもらえないと、次回選挙はかなり厳しくなります。

そのほかの議員は、『戒告』という軽い処分で済みそうな感じです。岸田総裁は、この処分をもって、問題にけりをつけたい考えです」(政治部記者)

 

東京地検特捜部は、これまで4800万円の過少記載容疑で池田佳隆衆院議員と政策秘書を逮捕、大野泰正参院議員と秘書を在宅起訴、谷川弥一衆院議員と秘書を略式起訴した(肩書はいずれも当時)。

また、安倍派の会計責任者、二階派の会計責任者を在宅起訴、岸田派の会計責任者を略式起訴している。

記者が続ける。

「議員個人と秘書、そして会計責任者は立件されましたが、安倍派幹部7人、塩谷氏、世耕氏、下村氏、西村氏、松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、萩生田光一前政調会長については、会計責任者との共謀を認めるのは難しいとして、立件を見送りました。

しかし、この立件見送りが世論の反発を招き、岸田政権の支持率は下がり続けた。岸田総裁は、安倍派幹部の処分で、なんとしても支持率回復を図りたいと願っています」

4日の処分がはたしてどうなるのか見ものなのだが、一連の政治資金規正法違反問題の発端となった記事をスクープした、しんぶん赤旗日曜版の山本豊彦編集長は、「党紀委員会の処分ですべてが終わるわけではないと思います」とし、次のように続ける。

「安倍派幹部の7人の立件は見送られましたが、3月11日までに90人の国会議員が政治資金収支報告を訂正しました。訂正したということは、罪を告白したのと同じことです。訂正すればいいというわけでありません」

自民党国会議員を刑事告発してきた神戸学院大の上脇博之教授は、安倍派幹部の立件が見送られた後に「今後訂正される収支報告書を見て、追加告発していく。これで終わったとは思わない」と語っている。

上脇氏は、3月15日、世耕氏を政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)で東京地検特捜部に告発。3月22日には、萩生田氏や萩生田氏の関連政治団体の会計責任者らを、パー券ノルマ超過分2728万円を記載しなかったとして政治資金規正法違容疑で東京地検に告発した。

さらに29日には、丸川珠代元五輪相を、派閥からの還流金は政治家個人への寄付だとして、東京地検に告発状を送付した。

山本編集長が言う。

「これらが受理された場合、検察は捜査せざるを得ません。仮に不起訴となっても、検察審査会が待ち受けており、起訴すべきという議決が2度出れば強制起訴となります。

 

 

裏金疑惑と衆院補選で追い込まれた自民党・萩生田光一都連会長

 
4月28日に行われる、衆議院3つの選挙区での補欠選挙。既報の通り、自民党は、長崎3区で一時ごうまなみ県議の名前が浮上したものの、「勝てない候補を出しても意味がない。ごう氏は松川るい参院議員らとエッフェル塔記念写真のキズがありとても一枚岩で支援できる候補じゃない」(自民党・長崎県連幹部)などと異論が出、不戦敗が濃厚となっている。

島根1区は、立憲民主党の亀井亜紀子氏が情勢調査で、中国財務局長などの経験がある財務官僚、錦織功政氏を大きくリード。残されたのは、公職選挙法違反で有罪が確定した柿沢未途被告の東京15区だけである。

◆   ◆   ◆

自民党は当初、東京15区に独自候補を擁立しようとしていた。しかし、柿沢被告の前は秋元司被告が贈収賄事件で逮捕・起訴され、3月の控訴審でも実刑判決が維持された(現在上告中)。

「東京15区の江東区では、あまりにイメージが悪い。さすがに候補者擁立は無理だ」(自民党幹部)。そこで、東京都の小池百合子知事率いる都民ファーストが擁立する候補に相乗りし、支持なり推薦で3戦全敗を回避する方向性を打ち出した。

これまで小池氏との調整を担ってきたのは、自民党の東京都連会長でもある萩生田光一氏。今年1月、萩生田氏の地元、八王子市長選でも小池氏から支援を得て、辛くも勝利している。補選まであと1か月ほど。小池氏自身の出馬も噂される中、自民党の東京都連幹部がこう話す。
「八王子市長選で、萩生田は小池知事に“借り”を作った格好。しかし現在、知事は萩生田の電話になかなか応答しないらしい。萩生田は動かないというより、裏金疑惑で動けない状態。小池知事にすれば、なぜ萩生田のいうことばかり聞かなきゃいけないのかということです。小池さんが知事の座を捨てて補選に出馬するなら、岸田首相にとっては大ごと。早く決めろとせっついているが、萩生田は小池知事に強く出れない、電話もダメということならどうにもならない。2月に萩生田の都連会長再任を決めたが、やめさせるべきだったとの声しきりです」

岸田首相は、安倍派の西村康稔氏、世耕弘成氏、塩谷立氏、下村博文氏の4人に対し、次の選挙では非公認などのかなり重い処分をくだす見込み。裏金ランキング第3位の2,700万円超を受け取っておきなが出席せずに逃げ回っている萩生田氏。安倍派の衆議院議員も呆れ顔で突き放す。
「裏では解散した安倍派を束ねて新しい派閥を作ろうと、夜ごと会合を欠かさない。私も萩生田さんの腰ぎんちゃくから誘われましたが『忙しい』と断った。すると萩生田さん本人から『どうして来ないんだ』と上から目線の連絡がきましたよ」

たとえ萩生田氏が西村氏ら4人と同じ非公認となれば、無所属か新党で戦うしかない。八王子市長選で小池知事の支援を得て辛くも勝てたことはすでに書いた。衆議院選挙なら小池知事の都民ファーストも、維新も立憲民主党も候補者を立てる。派閥をなんとかと言っている以前に萩生田氏自身のバッジが危ない状況なのだ。

「萩生田さんは、東京15区の候補者調整より、小池知事のご機嫌取りと党の処分のことで頭がいっぱいです。普段から強がっていますが、政倫審にも出席できないほど臆病なことがよくわかりました。それに旧統一教会との関係で、自身の選挙では公明党からも見放されている。こんなことで東京15区の方針が決まるわけありません」(前出・安倍派の衆議院議員)

萩生田氏の情けない態度で決まらない東京15区の対応。自民党が処分を下せば、都連会長の座からも転げ落ちる可能性がある萩生田氏――。岸田首相はの決断の時期に注目が集まっている。

 

下村・西村・高木氏の党員資格停止へ、自民が方針固める…萩生田氏は役職停止

 

なんで2728万円もの裏金の萩生田氏が軽い処分の役職停止??
萩生田氏は自ら「一兵卒に戻る」とか言ってたんだから処分にもなってない。
そもそも全員処分軽すぎ!!
処分になってない!

 

 

 自民党は派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、安倍派元幹部の下村博文・元文部科学相と西村康稔・前経済産業相、高木毅・前国会対策委員長の3氏について、「党員資格停止」の処分とする方針を固めた。萩生田光一・前政調会長への処分は「党の役職停止」とする方向だ。

 

 複数の自民幹部が明らかにした。党員資格停止は党規律規約の規定で3番目に重く、3か月以上、2年以下の期間で行われる。選挙で党の公認を得られなくなるほか、党総裁選への立候補や投票の資格などを失う。


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自民党本部
 自民執行部は下村、西村両氏について、安倍元首相から不正還流の取りやめを指示された2022年4月の会合と、安倍氏死去後の対応を協議した同年8月の会合に出席しており、政治責任は大きいと判断した。高木氏は直近で派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めていたことを重くみた。

 自民の党紀委員会は2日、処分の審査対象である39人に対し、希望する場合は弁明書を提出するよう求めた。4日に処分を最終決定する。

 自民執行部は、22年の両会合に参加した塩谷立・元文科相、世耕弘成・前参院幹事長の責任を最も問題視している。塩谷氏は安倍派座長、世耕氏は参院安倍派会長だったためで、処分の中で2番目に重い「離党勧告」とする考えだ。

 下村、西村両氏については、8月の会合後、派閥の実務から離れたため、1段階軽い「党員資格停止」とすべきだと判断した。両氏の停止期間は1年とし、高木氏は半年とする方向だ。

 安倍派の事務総長経験者である松野博一・前官房長官と二階派の事務総長だった武田良太・元総務相への処分は「党員資格停止」か、「党の役職停止」とする案が出ている。

 処分対象の39人は、安倍、二階両派の元幹部に加え、政治資金収支報告書への不記載金額が2018~22年の5年間で500万円以上だった両派の議員ら。不記載額が1000万円以上の議員には「党の役職停止」、1000万円未満の議員らには「戒告」の処分を科す。

 処分は離党勧告、党員資格停止を含めて4段階となり、不記載額が500万円未満の議員らは幹事長注意などにとどめる見通しだ。

 岸田首相(党総裁)は2日、首相官邸で処分に関し、「手続きを経て厳しく判断していきたい」と記者団に述べた。