控えると言う事は「同じ立ち位置」「了承」と同じ答弁だ。人権蹂躙、差別・分断という大問題の姿勢だ。国際社会から非難囂々覚悟しているのか?!

 

 

岸田文雄首相は25日の参院予算委員会で、アイヌや在日コリアンへの差別的言動が問題化している自民党の杉田水脈衆院議員に対する批判を改めて避けた。杉田氏への対応を問われた際に「政府としてコメントすることは控える」と答弁した。政治家は自らの発言を自覚すべきだなどとする一般論を説明した。

特定民族やLGBTを含む性的少数者の人権問題を巡り、首相は2月5日のビデオメッセージで「不当な差別や偏見に、内閣総理大臣として、断固立ち向かう」と決意を示している。杉田氏問題を巡る首相の姿勢は、反差別への決意表明と矛盾しないのかどうか議論を呼びそうだ。

予算委で首相は、杉田氏への論評を回避する一方、発言を問題視された政治家が取るべき対応に言及し「説明責任を果たすことが重要だ」と語った。質問した立憲民主党の牧山弘恵氏は「杉田氏は差別的言動を何度も繰り返している。今後も放置し続けるのか」と批判した。(共同)