風化させてはいけない歴史に高校生が挑んだ。👏この歴史をお隣の韓国と共有してこそ真の友好が築かれる。

 

 

 韓国で1919年に起きた「3・1独立運動」を題材にした創作朗読劇が24日午後1時半から、埼玉県皆野町の「森のホール」で秩父ユネスコ協会が開く「春の平和祭」で披露される。

 朗読劇の創作を通じた平和教育に取り組む秩父ユネスコ事務局の江田伸男さん(69)が企画した。

 日本の植民地支配に抵抗しようと始まった運動で、デモ行進を先導した「韓国のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる柳寛順(ユグァンスン)と、後に大逆罪で有罪判決を受けた無政府主義者で当時韓国にいた金子文子が出会い、親交を深めるとの架空の物語。物語の設定を基に、秩父農工科学高(秩父市)の生徒ら8人が脚本作りや背景画の作成、朗読を担った。

 

 柳、金子はともに当時16歳で、祖国の独立などそれぞれの信念を貫き通し、若くして獄死した。脚本を担当する阿佐美朱里さん(16)は「自分と同じ16歳という年齢で、命を危険にさらしてまで強い信念を守り抜いた部分を表現したい」と語った。

 平和祭は入場料千円。在日コリアン2世の李明花(イミョンハ)さんの歌と講演もある。問い合わせは、江田さん=電090(5328)5786=へ。(福田真悟)

 

 

「朝鮮人虐殺問題こだわった」 「福田村事件」上映で森監督

 
 
 関東大震災で起きた虐殺事件を描いた映画「福田村事件」の上映会が16日、大阪市内で開かれた。上映後の座談会で森達也監督は、事件の背景にある朝鮮人虐殺問題にこだわったと振り返り、「朝鮮人だったら殺されてもええんか」というせりふが「一番肝心」と話した。

 映画は千葉県福田村で薬行商団が殺害された事件を題材とした。「朝鮮人が放火した」などのデマを受け、住民が虐殺行為に至るまでを描いた。

 森監督は「メディアの反響の大きさに驚いた」と語った。小池百合子都知事が朝鮮人追悼式典への追悼文送付を取りやめていることに触れ「映画が、知事のこうした対応がひどいと代弁してくれたと思ったのではないか」と推測した。