参院政倫審で世耕氏が弁明。参院選の年に全額キックバックする安倍派のルールについて「どこからか始まって運用されていた」「いつからあったか、誰が決めたか分からない」と繰り返す。参院自民党として調査が必要ではないかと尋ねても向き合わず。説明せず、調査せず、その意思すら示さない無責任さ。

 

世耕弘成・前自民党参院幹事長は、なんであんなに偉そうに答弁してるんだろ。
反省の色がまったくみえないのだけど。

 

山下:裏金はいつから?
世耕氏:知らない
山:始まったと推察される頃、派閥会長だった森元首相に経緯を聞いたか?
世:聞いてない。決めつけはいかがか
山:参院議員の改選年に全額キックバックいつから?
世:わからない
山:秘書に聞いたか?
世:5年前までしか聞いてない

 

 

 

 

真相究明はできないとしても、こいつどうしようもないと国民に見せつけることは、政倫審の効果。公明党の微妙な間合いは今後の政治を見るうえでのカギ。

 

いい年こいて被害者面の自民党議員
西田昌司氏
「我々も教えてほしい、何でこういう事態(裏金問題)に巻き込まれることになったのか」

 

おぞましい。被害者ヅラ。森友問題の時もそう。こんなクズを担いでいた奴、いかれている。

 

 

 14日の参院政治倫理審査会(政倫審)で、世耕弘成・前自民党参院幹事長はパーティー券収入のキックバック(還流)について「秘書に任せていたので知らなかった」などと、あいまいな説明に終始した。これに対し、公明党議員は過去のX(ツイッター)での投稿を取り上げて矛盾を追及。連立政権を組む与党から「ブーメラン」が飛んできた形だ。

 世耕氏は自民党が野党だった2010年1月、当時民主党の幹事長だった小沢一郎氏の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件に関連し、Xで「私の事務所は初当選以来、1円単位できちんと記帳しています」とアピール。2月には「収支報告時には、貴重な限られた時間を犠牲にして、担当秘書にひとつひとつ質問しながらじっくりと確認した上で書類を提出している」と投稿した。

 

 この日の政倫審で、公明党の竹谷とし子氏はこれらの投稿を引用。「(収支報告時の確認を)途中でやめたということか」と問い詰めた。

 これに対し、世耕氏は「それは今も続けている。(還流されたパーティー券収入が)帳簿に出てこなかったということだ。私の管理監督不行き届きに尽きる」と答えるしかなかった。

 

 

西田昌司氏、裏金問題巡り「安倍派幹部は責任取って」 参院政倫審

 

 

 

 自民党の清和政策研究会(安倍派)の西田昌司氏は14日、参院政治倫理審査会に出席し、安倍派の政治資金パーティー裏金事件に関し、同派幹部が責任を取るよう要求した。パーティー券収入のキックバック(還流)に関し「積極的に続けていた幹部は責任重大だ。政治家として責任を取ってもらわなければならない」と述べた。


 西田氏は安倍派議員がノルマを超えてパーティー券を売った場合の同派の対応について「ノルマを超える分を、正式の政治資金の収支報告をせず、議員に現金で渡していたことが裏金問題になってくる」と指摘。パーティー収入の還流について「誰が続けることを決めたのかが問題だ。誰がやめないでくれと言ったのか。ここを明らかにすることが国民への説明責任だ」と主張した。

 さらに裏金について「私たちのように何も知らない、受動的な立場の人間と、指導的に還付金(還流)をやってくれと言った人、還付金の継続をさせた人との間では全く立場が違う。責任のあり方も当然違う」と強調した。
 
 

自民裏金・脱税に怒

重税反対 全国500カ所行動

財務省前で宣伝 小池氏らが訴え

 
 
 消費税のインボイス(適格請求書)制度の開始後初の確定申告が行われる中、重税反対全国統一行動が13日、全国500カ所で取り組まれました。自民党の裏金事件に国民の怒りが沸き起こるもと、財務省前では「国税庁は裏金議員を調査し、課税せよ!」と疑惑解明を求めて宣伝しました。東京都新宿区では「市民は増税 自民は脱税」と書かれたプラカードを持つ中小業者らが集会・デモ行進。「消費税は5%に戻せ」「税金を私物化するな」と声をあげました。
 
 主催は3・13重税反対全国統一行動実行委員会です。財務省前で「脱税は、犯罪。」とする国税庁のポスターを模した「自民党議員の脱税は、犯罪。」のプラカードでアピールしました。

 全国商工団体連合会の岩瀬晃司副会長は「業者は1円単位で帳簿をつけ、営業や暮らしが苦しいなか納税しているが、国会議員は脱税が許されていいのか」と批判しました。

 全労連の石川敏明副議長は「裏金事件で分かったのは、自民党が国民の声を聞かないことだ。国民が望んでいないインボイスや大軍拡を進めていることだ」と指摘し、農民運動全国連合会の長谷川敏郎会長は「脱税する犯罪集団に国民の食料、命に関わる重要法案を提出・審議する権利があるのか」と告発しました。

 日本共産党の小池晃書記局長は「企業が自民党にカネを渡した結果、大企業や富裕層ばかりに恩恵がいく減税を繰り返してきた」と強調。国会で疑惑の徹底解明、企業・団体献金の全面禁止を求めていくとし「中小業者支援に消費税率5%、インボイス中止こそ、ゆがんだ税制を正す改革だ」と訴えました。

 

 

【参院政倫審】橋本聖子氏「議員を辞めるべきだと…」裏金問題に胸中語る 世耕氏は“過激ダンスショー”参加秘書を自宅謹慎に

 
自民党の“裏金事件”をめぐり、14日、参議院で史上初の政治倫理審査会の審査が行われた。

出席した“安倍派5人衆”の1人、世耕前参院幹事長には“過激ダンスショー”にも追及が及んだ。

女性に“口移し”した秘書「自宅謹慎」に
出席した世耕氏は、自民党青年局の懇親会で女性ダンサーに“口移し”でチップを渡した男性が、自分の秘書だったことについて釈明に追われた。
日本維新の会 音喜多政調会長:

世耕議員の秘書が(懇親会に)参加し、金銭を渡していたことが報じられています。こうした際のお金に、まさに還付金・裏金が使われていたんじゃないかと。

世耕前参院幹事長:

うちの秘書も参加をしていて、これはもう厳重注意をして、自宅謹慎を申し付けているところでありますけれども。還付金(裏金)を原資とするものは、地元を対象にして何か使ったということは1円もありません。

キックバック復活については「私も知りたい」
世耕氏は参院安倍派のトップを務め、2022年までの5年間の“裏金”総額が1542万円にのぼる。安倍元首相が一度中止を決めたキックバックを誰がいつ復活させたのか、野党が厳しく追及した。

立憲民主党 蓮舫議員:

誰が方向を決めたんですか?事務方の責任ですか?

世耕前参院幹事長:

私もはっきり言ってわかりません。なんでこれが突然、安倍さんが「やめよう」と言っていた現金による給付になったのか。これは私も残念ながらわからない。

立憲民主党 蓮舫議員:

あなたの知らないところで誰が決められるんですか?

世耕前参院幹事長:

誰がこんなことを決めたのかというのは、本当に私自身、はっきり言って知りたいという思いであります。
 
キックバック復活の経緯については、2月の衆議院の政倫審と同様、分からずじまいとなった。

続いて、政倫審に出席した“裏金”411万円の西田昌司参院議員。うやむやな答弁を繰り返した世耕氏を批判する異例の展開となった。

西田議員:

先ほどの世耕さんの答弁、聞いてましたけれども私も全く納得できなくて。そのとき知らなくてもどうであったのかを調べて、報告する義務があるのは当然だと思っています。

橋本元五輪相「議員を辞めるべきだと…」胸中を吐露
そして、少し緊張した面持ちで政倫審に出席したのは、“裏金”の総額が参議院で2番目に多い2057万円の橋本聖子元五輪相だ。

橋本元五輪相は「清和研(安倍派)の政治資金パーティーに関しましては、私も還付金(キックバック)の存在自体は知っておりました」と述べ、キックバックの存在を認めた一方、“裏金”との認識はなかったと釈明。

そして、問題発覚当時の胸中を明らかにした。

橋本聖子元五輪相:

一度は国会議員を辞めるべきだということも、心に決めたこともありましたけれども、国会議員としての責任・役割を果たしていくべきだという思いになりまして、今こうして、この場に立たさせていただいているところであります。

野党は森元首相の説明を要求
野党は、安倍派に強い影響力を持つ森元首相についても追及。

共産党 井上議員:

ぜひですね。今のこういう問題の解明のためにも、森元首相がきちっと説明をするということ、橋本さんから言われてはどうでしょうか?

橋本聖子元五輪相:

私自身が政治の道に進めていただいたのも、森喜朗先生でありまして、大変大きな存在であり、指導者であります。今後どのような形でこういう問題が解明されていくのかというような状況の中で、私自身、あらゆるところでお話をすることができればというふうに思います。

このように述べ、具体的な言及を避けた。

(「イット!」3月14日放送より)