麻生太郎副総裁などVIPが続々と…日大「超高級ホテルでの豪華パーティ開催」にOBから怒りの声

 
関係者の元に今回の祝宴の招待状が届いたのは昨年12月のことだった。その間、自民党の裏金問題は大きな社会問題となり、能登では大地震も起きた。会の開催自体を踏みとどまるタイミングはいくらでもあったはずだが、そうした判断を下さなかったことが、変わらない日大の体質をよく表している。
 
5年間で43兆円どころではない軍事費増の議論が始まった。
防衛省の有識者会議。43兆円にとらわれずというのは、榊原座長(経団連会長)の勝手な発信ではなく、防衛省の意向を踏まえたもの。
長射程ミサイル受注企業の会長がメンバーというのも大問題。
本日の会見↓
 
東京・虎ノ門にあるホテル「オークラ東京」。帝国ホテルやホテルニューオータニと並んで「御三家」と称される、言わずと知れた高級ホテルだが、中でも「平安の間」は国宝「古今和歌集序」をモチーフとした壁面装飾が施された、豪華絢爛な大宴会場である。
 
そんな「平安の間」で去る2月6日に、とある祝宴が開かれていた。

「日本大学ゴルフ部の祝賀会です。昨年の全国大学ゴルフ対抗戦男子団体の部の優勝などを祝して、開催されました。昨年11月のダンロップ・フェニックスで史上7人目のアマチュアVを果たした主将の杉浦悠太やOBのプロゴルファーなどが出席しました」(日大関係者)

会費は2万円。約40テーブルが用意され、370人ほどが出席した。出席者は日大関係者やОBプロゴルファーだけではなく、静岡の名門コースの会長など錚々たる面々だった。だが、一番の「VIP」は、ステージ正面の「上座」に座っていた渦中の大物政治家だった。

「自民党副総裁・麻生太郎氏が出席していました。前参院議長・山東昭子氏ら他の政治家も参加していました。麻生氏はゴルフ部監督の和田光司氏と仲が良く、ゴルフ仲間なのです」(同前)

会では岩﨑亜久竜プロのビデオメッセージや、日大吹奏楽研究会の楽隊による生演奏も行われた。最後は日大出身のプロゴルファー10数人が壇上に上がり、校歌斉唱で終了した。

昨年から日大がずっと騒動続きなのはご存じの通りだ。昨年8月に日大アメフト部員が大麻所持などの容疑で逮捕。’22年末に部員から「大麻と思われるものを使用した」などの自己申告や外部からの情報提供があったにもかかわらず、すぐに警察に通報するといった適切な対応を取らなかったことが発覚し、大学当局が批判を浴びた。

その後、昨年10月、11月にも別の部員が逮捕されている。昨年12月にはアメフト部の廃部を決定したが、批判を封じ込めようとばかりに事件に関与していない部員まで「連座制」で処分するやり方は再び波紋を呼んだ。

ある日大元理事はこう語る。

「アメフト部の大麻事件等で、日大自身が経営のあり方を問われ、大きな社会問題になっています。その中で、このような豪華な祝賀会を開催することは、常識的にいかがなものかと思います。和田監督はかつて田中英寿理事長(今年1月に他界)と近い関係にありました。田中理事長の失脚後、和田監督の学内における影響力も低下しました。しかし、昨年主将の杉浦君が優勝したことで、この機会を逃さずに盛大な祝賀会を行ったのでしょう。自分の存在をアピールする場にしたかったのではないでしょうか」

関係者の元に今回の祝宴の招待状が届いたのは昨年12月のことだった。その間、自民党の裏金問題は大きな社会問題となり、能登では大地震も起きた。会の開催自体を踏みとどまるタイミングはいくらでもあったはずだが、そうした判断を下さなかったことが、変わらない日大の体質をよく表している。

FRIDAYデジタル
 
 

庶民に増税 自分たちは“脱税”か

岸田自民に怒

街頭シールアンケート 「不支持」が圧倒

 

 「岸田政権を支持する?」「しない?」―本紙が20日、東京・新宿駅周辺でシールアンケートを実施しました。アンケートの回答は不支持が圧倒的多数で、理由を問うと、裏金づくりや税金の使い道に自民党政治への厳しい声が聞かれました。

 

 東京都内で1人暮らしをする大学院生(25)は自民党の裏金問題について「憤りを感じる。国民が苦労しているときに何をしているのか。今度は白黒はっきりつけてほしい」と話します。塾講師のアルバイトを週4~5日こなしても生活は「やっていけず」、親に援助してもらっています。「これ以上、税金を増やすな。消費税を下げてほしい」と切実に話します。

 埼玉県志木市から来た女性(61)は、裏金についてしっかりと国民に説明するべきだと語りました。共働きで、物価高騰もあり生活は楽ではないといいます。「税金の使い道をもっと能登半島地震のような災害支援に使うべきだ。子どもたちの将来を考えた政策をしないと、若い人たちの生活が不安になる」

 岸田首相を「支持しません」といい切った東京都渋谷区の男性(75)。「いうことに誠実さが伴っていない」と強く批判します。「裏金がこれほど問題になっていながらよく『シラ』を切れると思う。庶民には増税を押し付ける一方で、自分たちは『脱税』。国民が甘く見られている」と手厳しく、「このままいけば、内閣支持率は歴代過去最低を記録するのでは」と話しました。