共産党の田村智子委員長は、17日までに時事通信のインタビューに応じた。自民党派閥の裏金事件の真相解明に向け、「(関与した議員の)証人喚問を絶対に実現しなければならない」と強調。企業・団体献金が「金権政治」の温床になっていると指摘し、全面禁止するための政治資金規正法改正について、今国会での成立に意欲を示した。

 次期衆院選に関しては、野党共闘の必要性を重ねて訴えた。同時に「共産党が議席を伸ばすことが、共闘を前に進める上でも絶対に不可欠だ」と述べ、党勢回復に全力を挙げる決意を表明した。

 同党は綱領で、日米安全保障条約の「廃棄」を掲げている。田村氏は「安保廃棄の旗は絶対に降ろさない」と明言。ただ、野党共闘の実現を優先するため、共通政策への反映は求めないと述べた。

 同党を巡っては、共産主義への根強い反感が支持拡大の障害になっているとして、党名変更を求める声もある。田村氏は「言論の自由がないのではないかと、多くの方が旧ソ連などの社会主義、共産主義国家を見て感じているのは理解している」としつつも、「私たちが継承したものは全く違う」と否定した。

 田村氏の前任で23年にわたり党を率いた志位和夫議長との関係については「何でも相談し、アドバイスをもらえる体制ができた」と説明。二人三脚で党運営を進める考えを示した。 

 

 

旧統一教会問題で炎上中…盛山正仁・文科相に「剛腕妻」が喝「毅然とした態度で闘えばいい!」

 

「記憶にない。覚えていない」と答えた翌日には「うすうす思い出してきた」と言い、翌日にはまた「記憶にございません」と後退……。毎日内容が変わる「あいまい答弁」が火に油を注いでいる。

そんな大臣を冒頭のように憤るのは、盛山氏の妻、路子(みちこ)氏。衆院議長を務めた故・田村元(はじめ)氏の長女であり、父の政治活動を間近に見て育った。盛山事務所の剛腕夫人として知られる女傑だ。

 

 

「こんなに叩かれたら、次の選挙は危ないに決まっています。『バカヤロー!』とか言って、机ひっくり返すぐらい怒ればいいのに……」

旧統一教会と事実上の政策協定を結び、選挙支援を受けていたとして、野党から集中砲火を浴びる盛山正仁文科相(70)。

「記憶にない。覚えていない」と答えた翌日には「うすうす思い出してきた」と言い、翌日にはまた「記憶にございません」と後退……。毎日内容が変わる「あいまい答弁」が火に油を注いでいる。

そんな大臣を冒頭のように憤るのは、盛山氏の妻、路子(みちこ)氏。衆院議長を務めた故・田村元(はじめ)氏の長女であり、父の政治活動を間近に見て育った。盛山事務所の剛腕夫人として知られる女傑だ。

――教団との接点はあった?

「一切お付き合いはありません。教団は選挙の電話を手伝ったと言いますが、’21年の選挙期間中、私は毎日、(地元の)事務所にいたから、知らない人がいたらすぐ気づきますよ。それに、本当に協力を頼んでいたらお礼に行くのが筋ですが、行っていませんから」

――夫の答弁についてはどう思う?

「ごめんね、私ね、気分悪いから(答弁の映像は)一切見てないんです。新聞で見る分に関して、『もうちょっと毅然とした態度で闘えばいいのに』と思うくらいです」

自らを盛山事務所の「ケンカ担当」だと称する路子氏だが、猛妻の闘魂注入でも、夫のピンチ脱出は難しいだろう……。