この毅然とした姿勢。過去の犯罪行為であった歴史を国民は忘れていない。新自由主義のドンズマリの中で鬱積がたまり、そのはけ口を極右思想や差別主義思想、人権蹂躙発言に求める浅はかな行動起が世界中で起きている。歪んだ行動を許し続けている日本は今何が起きているか、見つめる必要がある。人権蹂躙発言を度々起して嘲笑うかのように、裏金作りに励みその説明を一切しない杉田水脈を放置する自民党。国会で平気で反共演説をしでかす組織、国民が甘すぎる、戦前の風潮を認める危険性を日々感じている。

ドイツは侵略戦争を全世界に謝罪し再び過ちを起さないという固い決意をした国である。だから戦前に結びつく行いには機敏に反応する。羨ましいと心から思う。日本ももっと凜としなくちゃ!

 

 

ドイツでは経済や移民の問題をはらみ、ドイツのEU離脱・デグジットが取りざたされている。その離脱を主張している極右政党に対して抗議する激しいデモが5週連続で起こっている。

■支持拡大する極右政党「AfD」

 11日、ドイツのミュンヘンで10万人の市民が参加するデモがあった。その怒りの矛先は?

デモに参加した人
「民主主義を捨ててはいけません。『AfD』は民主的ではない」

 このデモは、ドイツの極右政党「AfD」に抗議するものだ。デモはドイツ各地で行われ、これで5週間連続となっている。

極右政党「AfD」への抗議デモに参加した人
「AfDは私たちを不安に陥らせています。民主主義の中で右翼主義は認められない。私たちは、二度と過ちが起こらないように、戦わなければいけないんです」

 「AfD」は2013年、ギリシャ経済危機のなかでドイツが多額の支援をすることに反発し、「反EU」を掲げて設立された。

 2017年に、ドイツ連邦議会選挙で初めて議席を獲得し、国政に進出した。

 その後、コロナ禍を経て、物価高や難民の急増で、2023年に支持率を大きく伸ばした。

■AfDの共同党首 ドイツの脱EUを主張

 こうしたなか、「AfD」のメンバーが右翼活動家らと秘密の会合を行い、移民・難民の追放計画を議論していたことが報道により明らかになった。

 これを受け、ドイツではAfDに対しての大規模デモが起きているのだ。

 さらに、AfDの共同代表を務めるアリス・ワイデル氏の発言も、今、物議を醸している。

ワイデル氏
「もしEUの改革が不可能であれば、イギリスがしたように、国民に決断を委ねるべき。ドイツが『デグジット』、EUから出ていくことを…」

 イギリスのEU離脱、「ブレグジット」に掛けて「デグジット」と呼ばれる、ドイツのEU離脱の必要性を主張したのだ。今、ドイツで何が起きているのか…。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年2月14日放送分より)

テレビ朝日