盛山正仁文科相を切れないわな。岸田本人にも火の粉が飛んでくる。

 

岸田と旧統一教会ズブズブやん。
嘘つきだなあー💢多分また記憶失うだろうけど…説明しろ‼️💢

 

【決定的写真】笑顔で「教祖夫妻が写った冊子」を手にする岸田首相

 

英字冊子「ILC2016」

「週刊新潮」は2月8日発売号で、林芳正官房長官(63)および盛山正仁文科相(70)と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連団体との関係性を示す証拠写真を入手し、〈「岸田内閣」と「旧統一教会」の“闇”〉と題して報じた。だが、写真はそれだけではなかった。他の閣僚にも「教団との関係写真」が存在したのだ。今回、「週刊新潮」が新た入手した写真に写っていた閣僚、それは岸田文雄首相(66)その人だった。
 

 ***

 2016年12月、東京都内で催されたある政治集会で撮影された一枚の写真――。当時、外務大臣だった岸田氏が、米連邦議会議事堂の写真が表紙に使われた「ILC2016」という英字の冊子を手に掲げて、にこやかな笑みを浮かべている。

 ILCとは「International Leadership Conference(国際指導者会議)」の略称で、旧統一教会の関連イベントである。22年10月、山際大志郎経済再生担当大臣(当時)が教団との関係を追及されて事実上更迭されたが、その一因となったのがこのILCへの参加だった。

 これまで、岸田首相は自身に関して「教団との関係はない」と説明していた。その岸田首相が、なぜ「教団とズブズブ」の証しとされたILCの冊子を手にして笑っているのか。

 岸田首相にILCの冊子を渡したのは、教団関連団体幹部のX氏。関係者によれば、X氏と岸田首相が初めて会ったのは15年7月のある政治集会。当時、外務大臣の岸田氏はX氏と名刺交換をした上で、外交や国際情勢に関して意見交換を行い、握手を交わして記念撮影もした。

教祖夫妻の写真と「お言葉」
 それから1年5カ月後、都内の政治集会で岸田氏と再会を果たしたX氏はILCの冊子を手渡して、この国際イベントの意義について熱弁を振るった。二人のやりとりを近くで見ていた人物は言う。

「XさんがILCの概要を説明している間、岸田さんも冊子をめくって目を通していました。ひと通り話が終わるとXさんは、“日本でもこのような国際的なイベントが開催できるように外務大臣としてお力添えをお願いします”と頭を下げた。すると、岸田さんも“そうですね”とうなずいて、一緒に冊子を手に写真撮影をしていました」

 写真撮影の前、岸田氏が手に取り目を通した冊子には、「ILC SPONSORS」の筆頭として教団関連団体「UPF(天宙平和連合)」が挙げられていて、さらには「UPF  Founders」として旧統一教会の教祖・文鮮明氏と、その妻である “マザームーン”こと韓鶴子総裁のツーショット写真が大きく掲載され、ふたりの「お言葉」も紹介されている。

 

なぜ手厚い対応をした? 
「旧統一教会系」であることが一目瞭然の冊子に目を通し“力添え”の要請に応諾。さらにILCの広報活動にも利用されるであろう写真撮影にまで応じる。なぜ、岸田首相はここまで手厚い対応をしたのか。岸田事務所に取材を申し込むと、こう回答した。

「9年前の日程を確認することはできませんでした。名刺交換や写真撮影などし、会話をしたとしても、旧統一教会と関係があったとは言えないと考えます」

 として、ILCの冊子を手に取った上で教団関係者と気付かなかったのかという問いには答えなかった。
 
2月15日発売の「週刊新潮」では、岸田首相と旧統一教会の“接点”、そしてそこから浮かび上がってくる岸田文雄という政治家の“本質”を4ページにわたって詳しく報じる。

「週刊新潮」2024年2月22日号 掲載

 

 

岸田文雄首相が旧統一教会と接点の盛山正仁文科相を切れないわけ “裏金”解散の安倍派議員は反発

 
 
 岸田文雄首相はいま、四面楚歌(そか)に陥っている。自民党派閥のパーティー券による“裏金”問題をめぐって党内に政治刷新本部をつくり、その本部長に就任したものの、1月下旬に中間とりまとめを発表する前に前月まで会長を務めていた宏池会の解散を宣言。それが茂木敏充幹事長とともに「トロイカ体制」を組んできた麻生太郎副総裁の逆鱗(げきりん)に触れたのだ。
 
 すでに麻生氏は「ポスト岸田」として、上川陽子外相に着目した。1月28日の講演では上川氏を「カミムラ」と間違えた上、「このおばさん、やるねえ」や「そんなに美しい方とは言わない」などの発言が問題になったが、「堂々と話をして、英語もきちっと話をして、自分でどんどん会うべき人たちの予約を取る。あんなふうにできた外相は今までいない」と述べ、最大の賛辞を送っている。

 さらに以前から上川氏に注目していたのが、亀井静香元自民党政調会長だ。昨年12月のテレビ番組で「見てなさい、俺の予測は当たるから」と、将来の自民党総裁に、高市早苗経済安全保障担当相と並んで上川氏の名前を挙げている。

■自民党政治に飽き飽きした有権者

 2月4日に投開票が行われた群馬・前橋市長選で、4期目を狙った自公系の現職を新人の女性候補が1万4099票差で倒したことも、その流れに勢いをつけるだろう。当選した小川晶氏は41歳の弁護士で、群馬県議を4期目途中まで務めた。昨年12月の情勢調査では、現職の山本龍市長より劣勢だった。

 もっとも4年前の同市市長選が自民党の分裂選挙だったことも、今回の市長選の結果に少なからず影響していたのかもしれない。しかし既存の自民党政治に飽き飽きした有権者の思いが、その底流にあることは間違いない。

 それに大きく影響したのが派閥のパーティー券による“裏金”問題だが、岸田首相はそれを「安倍派の問題」にしようと、問題発覚時に安倍派に所属した官房長官および閣僚を更迭した。安倍派と同じく“裏金”問題で解散した二階派の小泉龍司法相と自見英子万博担当相は、派閥を離脱したことで留任させた。
 
 しかし2月6日付の朝日新聞が、盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の団体から推薦状を受け取っていたことを報じたとたん、風向きが変わった。

 これは、昨年10月に盛山氏が、文科相として旧統一教会に対する命令を東京地裁に申請したことへの“報復”だろう。盛山氏は22年9月に行われた自民党の調査には「関係団体とは認識せず、1度だけ参加してあいさつした」と申告していたが、選挙協力に関しては隠蔽(いんぺい)していた疑いが強まった。野党からは大臣不信任決議案を提出する動きもあるが、任命責任を問われかねない岸田首相は、盛山氏を更迭することはできない。

 しかも盛山氏は、岸田首相が会長を務めた宏池会に所属していた。これに「ダブルスタンダードだ」と反発したのは、冷遇された元安倍派の議員たちだ。もし大臣不信任案が提出されれば、賛成票を投じなくても、欠席することで反対票を減らし、可決させることは可能になる。

■国民民主の玉木代表も離脱を決定

 そして国民民主党も岸田首相を見放した。2月7日にはトリガー条項凍結解除をめぐる自公との協議からの離脱を正式決定した。

 ガソリンにかかる揮発油税を一時的に引き下げるトリガー条項凍結解除は、国民民主党にとって2021年の衆院選に公約として取り入れて以降の「目玉政策」となっている。その実現は悲願であり、そのために野党でありながら政府予算案に賛成を投じてきた。2022年の衆院予算委員会では、岸田首相の「あらゆる選択肢を排除しない」という“トリガー条項”について言及のない発言にすらすがりつき、“から喜び”してきた。

 2月6日の衆院予算委員会で、国民民主党の玉木雄一郎代表は「事務手続きはクリアできる。必要なのは総理の政治判断」と迫ったが、岸田首相は玉木氏が提示した事務手続きを「新しいご提案」として「検討する」とだけ回答。これまでの国民民主党が説明してきたことを“リセット”してしまった。
 
 それを冷たい目で見ていたのは、昨年11月に国民民主党を離党し、教育無償化を実現する会を立ちあげた前原誠司氏だった。前原氏は2022年度本予算を決議した衆院本会議を、体調不良を理由に欠席したが、後に「ガソリンを下げることは大変重要だが、それだけではない」と述べ、この時の路線の相違が離党の原因になったことを明かした。

 離党という仲間割れを招いてもいとわなかったトリガー条項凍結解除だが、それから3カ月も経ずして国民民主党は岸田政権から離れ、今度は立憲民主党に近づこうとしている。4月28日に行われる衆院東京15区補選で、国民民主党は高橋茉莉氏を擁立。同じく補選が行われる衆院島根1区と衆院長崎3区に候補を擁立している立憲民主党にも協力を呼びかけた。「島根と長崎では立憲の候補、東京では国民の候補を一緒に応援しよう」というわけだ。

“党外与党”のはずの国民民主が……

 これは衆院で7人、参院で10人を擁する国民民主党の“野党化”で、岸田政権の“戦力低下”であることは間違いない。玉木氏は、宏池会の中興の祖である故・大平正芳元首相の後継を自任し、国民民主党が2022年度予算に賛成した時には岸田首相と連絡を取っていることを強調するなど、自民党との近似性を示していた。すなわち「党外に置いた与党」というのがこれまでの国民民主党の位置付けだったのだ。

 昨年の自民党の調査では、次期衆院選の自民党の予想議席は最悪で220議席となり、この傾向は今年に入っても変わっていない。これに公明党を加えても、かろうじて過半数を維持できる程度だ。

 にもかかわらず、岸田首相があえてトリガー条項凍結解除に真剣に向き合わないのは、これに消極的な財務省と、財務省の思惑通りに動く党内の税制調査会(税調)の勢力に制されているためだ。

 その財務省に影響力を有する麻生氏は、次の衆院選では不出馬説がささやかれている。とはいえ、その権力は衰えるとは限らない。同じくわずか1年で首相の座を退いた森喜朗氏も、キングメーカーとして長らく君臨した。

 だがその威光もまた、安倍派の凋落とともになくなろうとしている。そこで次のキングメーカーにとってかわろうと、それまで岸田政権を支えてきた麻生氏が上川氏を担いで台頭。これに対して岸田首相は衆院解散権の行使で対抗しようとしているというのが現在の永田町の情景だ。

 四面楚歌となった項羽は愛する虞美人と別れ、壮絶な死を遂げている。岸田首相は果たして……。

(政治ジャーナリスト・安積明子)
 
 

再燃する旧統一教会問題

 
盛山正仁文科相に続き、林芳正官房長官も旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)と密接な関係にあったことが明らかになった。林氏は、安倍派の裏金事件で東京地検特捜部から取り調べを受け「更迭」された松野博一氏の後任として官房長官に就任。岸田文雄「次」の総理・総裁を狙う有力者だが、思わぬところで躓いた形だ。

 裏金問題で揺れる自民党に、旧統一教会の問題まで再浮上。岸田政権の足もとが、大きく揺さぶられる状況となっている。

■狙われた林官房長官
 今月8日、朝日新聞は《林芳正官房長官が2021年9月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体の関係者と面会していたことに関し、団体側が当時、同年10月の衆院選に向けた事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書を林氏側に提示して選挙支援を申し出ていた》と報じ、林氏と旧統一教会関係者が並んでいる写真も掲載した。

 林氏は、自民党のアンケート調査に対し旧統一教会との関係は「ない」としていたが、記事によると旧統一教会側は「推薦確認書」を示して応援を約束していたという。岸田派幹部だった衆議院議員がこう話す。
「林さんは岸田派座長を務めており、岸田首相にとっては切り札的な存在。それが旧統一教会との写真まであったというのだから、相当やばい。盛山氏も岸田派で、国会での追及に『推薦確認書にサイン』まで認めている。ここにきて、旧統一教会側が次々に岸田派絡みのリークをしている感じがする。中枢が揺さぶられており、政権基盤が益々危うくなっている」

 解散を決めた岸田派の中には、「旧統一教会と仲がいいのは安倍派。総理によって派閥解散にまで追い込まれ、恨みたっぷりだ。旧安部派の連中が裏で動いて岸田おろしを画策しているのではないか。確かに、裏金議員の中には旧統一教会と親しい連中がかなりいる」と訝る声もある。

 旧統一教会とどっぷりな関係とされてきたのは、下村博文元文科相と萩生田光一前政調会長の両衆院議員、参院議員は江島潔、北村経夫、井上義行の各氏で、いずれも裏金事件で名前が浮上していた。

■山谷元国家公安委員長にも旧統一教会疑惑
 裏金事件で萩生田氏とともに注目を集めているのが、派閥から2,403万円ものカネを受け取っていた山谷えり子元国家公安委員長。山谷氏は自民党のアンケート調査で、林氏と同様に旧統一教会の支援は「ない」と回答していたが、それが「嘘」だと思われる資料をハンターが入手した。

 2000年代半ばに旧統一教会の信者が書いた《山谷えり子 選挙応援の記憶》という文書が、いまも旧統一教会と戦ってきた関係者のファイルに残っているのだ。そこには、2003年の衆議院選挙で山谷氏が「保守新党」から出馬した際、旧統一教会の信者が応援に関与していたことが記されている。

 文書によれば応援は旧統一教会の信者4人の女性が行ったそうで《出発前アベル(上司)から「教会の名前は明かさないで」と言われた》とあり、表に出せない応援であったことが伺える。

 山谷氏の事務所では、お茶出しやポスター貼りなどに従事したそうで次のような記載がある。

・《ピンポーンとインターホンを押し「山谷さんを応援している者です」といった自己紹介をし、「お家の外壁に選挙が終わるまでこのポスターを貼らせていただけませんかと?」とお願いをする》

・《ポスター貼り、断られてもそこをなんとかという風に粘る。小泉首相と握手した写真を見せる。とうとう根負けして許可をくれる。三回否定されるまでという気でやった》

 ウグイス嬢をやったことも書かれている。

・《渡されたのは「山谷えり子は〇〇します」といった、10項目のアナウンスマニュアル。ざっと目を通し、なるほど「み旨を進める人だ」と感激したのを覚えている》

・《(マニュアルの)文章はお父様(旧統一教会の創始者、文鮮明氏)のみ旨と似ているねと4人で小声で話した》

・《み旨に関わっていないと一生涯ウグイス嬢なんでさせてもらえなかったと思うと、ほんとにわたしはこの道(旧統一教会の信仰)にきてよかった》

 つまり、旧統一教会の「教え」である「み旨」を山谷氏が主張、実践するような候補者であり、だからこそ選支援をしていたということだ。さらに文書には、具体的な様子まで書かれている。

・《一人ずつマイクを持って全文を交代で読んだ。残り3人は窓の外にいる人々に手を振って明るく「山谷えり子をよろしくお願いいたします」と大声を出した》

そして、旧統一教会と山谷氏の関係が気になったのか、こんな記述もある。

・《山谷さんが祝福(旧統一教会の合同結婚式などの参加)を受けているか気になった。まぁ、最初は堕落圏で結婚しているので、祝福を受けたとしても既成祝福で、そんな急ぐこともないと思った》

・《お父様(文鮮明氏)日本入国のために山谷さんに頑張ってほしいと思った。山谷さんは神様に相当期待されている人物》

 これまで山谷氏は、旧統一教会との関係を疑問視されながら、記者会見も開かず沈黙してきた。政治資金パーティー事件では、2,000万円を超える裏金をもらっていたにもかかわらず、X(旧ツイッター)上に、“平成30年分から令和4年分の5年間における収支報告書への未記載金額は、2,403万円でございました。本来は清和政策研究会からの寄附として収支報告書に記載すべきものであったとのことであり、深く反省しております”と投稿しただけ。“ノルマ超過分については、近日中に清和政策研究会に全額を寄附として返還したい”とあるが、安倍派は解散し清算作業に入るとしており、簡単に返還できるとは思えない。返す政治団体がなくなってしまうのに、どう返還するのか?
 
 
 「山谷さんは閣僚経験もあるのに、旧統一教会との問題や裏金事件では、ずっとだんまり。みっともない酷い対応」と自民党の若手議員が怒りを露わにする。自民党は、旧統一教会との関係も再調査すべきだろう。